
この日は
田んぼで農作業..
ロッキーを連れて行って
近くの木の下へつないでおいた
どこか不満そう
時々様子を見ながら仕事をしていたら..
突然、ロッキーが
消えた..
近くを探しても
どこにも見当たらない..
「ひょっとして家に帰ったのかな..。」
僕は急いで自転車に飛び乗った
居ればいいけど、
家に戻って恐る恐る二階の部屋へ
「居た。」
いつもの布団に寝ている

「ロッキー、」
僕が呼ぶと
尻尾を振って
「もう終わったの...?」
「あら、」
妙に落ち着いている
でも家まで よく帰れたな..
初めて行った場所だったし..
車だっていっぱい
走っているし
だいたい
ロッキーは車をよけない..
とにかく 無事でよかった
「ロッキー、」
思わず抱きしめようとする僕に
「分かった、分かった..、から。」
「ワン。」
