coco ノート

ロッキーと行く
不思議な空の旅...♪

こぶた物語。

2016年12月08日 14時10分52秒 | Photo diary
 

昔々 ある農場に
お尻に穴の無いこぶたが生まれました

乳をたくさん飲んで
ブタは育っていましたが

エサを食べるようになると
急に元気がなくなり動かなくなってしまいました

ある日 獣医さんがやってきて
ブタの肛門をメスで切りました

「キーッ。」
ブタは大きな声を出し、

それと同時に獣医さんの顔に
ブタのウンチが飛び出しました

 ☆****☆

 

それから時々
獣医さんがやってくるようになり

そのたびに「キーッ。」と言う
ブタの悲鳴がしていました

可哀想だな..
人工肛門とかできないのかな..

ある日僕は獣医さんに
「手術で治せないんですか..」と聞きました

すると「すぐにふさがってしまうから
無理なんだ」と言いました

ブタが少し大きくなった頃
農場で収穫祭があり、

そのブタは豚汁にされてしまいました
可哀想な こぶた...

 ☆****☆

「どうぞ、ブタ汁 おいしいですよ。」
若い女の子がブタ汁を手渡してくれた

「はい。」、受け取って
何気なく空を見ると

そこには
ひどく悲しい青い空が広がっていました

 

室温 4℃の朝に。

2016年12月07日 07時06分30秒 | Photo diary
 

しばらくです。
お変わりありませんか

僕は
体調が悪くて起きられずに

いつ 救急車を呼ぼうか
携帯を握り締めて寝ていました

退院が早すぎたのか
副作用とはこういうものなのか

前回とはあまりに違っていて
よく分かりません

とにかく二回目の投与から
一週間が過ぎました

 ☆****☆

 

あんなに聴いていた音楽も
ただ耳障りなだけ

体調が悪いと言うことは
こう言うことなのでしょうか

今日は病院へ診察に行く日、
生きるってつらいことですね

少しだけ体調のいい
室温4℃の静かな朝です、

☆****☆

病院で医師に話すと
「それは副作用ではありませんね。」

「えっ、」
「副作用じゃない、ですか....。」

「それから体調が悪いので
三回目の投与は延ばせませんか..」

でも結局予定通り
また入院が決まりました

「健康ってすばらしい..」
何にも勝るもの

皆さん 健康を
お体を大切にしてください

 

そんな時代がありました。<怖い電車に乗った。>

2016年12月01日 09時20分22秒 | Photo diary
 

高校二年の夏に別所温泉の北向観音で
のど自慢大会がありました

友達二人と参加しましたが
二人はすぐに落ちてしまい

僕だけ自分で作った曲を譜面に書いて持って行き
微妙に鐘二つ、

「決勝は夜六時からです。」
まだ一時間もある

友達は「俺たち帰るけど
どうする..?}

結局 僕は甘い夢を見て残ることにしました
でもこれが大きな間違いでした

 

 ☆****☆

長い時間待たされてやっときた僕の番、
でも歌いだすとすぐに「カーン。」

粗末な記念品を渡されてなおさら
「あの時帰っていればよかった。」と後悔..

ふと芥川龍之介のトロッコを思い出しながら
駅へと薄暗い道を急ぎました

 ☆****☆

電車に乗ると中はガラガラ
誰一人乗っていない....と思ったら

居たんですね 一人、一番居て欲しくない人が
目つきのよくないオヤジ、

チラチラ僕を見ているよ
「嫌だな...。」

やがて電車が動き出すと
男は何やら取り出しました

注射器だ、腕に注射している
「うわっ、ヤバイ、」寝たふりをしていよう

僕は時々薄目を開けて
男の様子を伺いながら..

とても寝ていられる状況では無い中で
電車に揺られていたのでした