「僕がもしブタだったら。」の巻。

　

僕がもしブタだったら
養豚所で

「ブーブー」ないて
暮らしているのかな...

　☆＊＊＊＊☆

万が一、
可愛い女の子に

ペットで飼われていたら
ラッキー..でも

宝くじに当たるような
もの

はかない夢..
なのでしょうね

　

　☆＊＊＊＊☆

食べて寝て
太って、

突然 食べられちゃうなんて
悲しすぎるな

ロッキーは後ろから見ると
ブタに似ていた...

僕が「ブーブー」って言うと
怒っていた

からかわれているって
分かったのかな?

、

「僕がもし鳥だったら。」の巻。

　

僕がもし鳥だったら
大空を飛んでいるのかな..

高所恐怖症の鳥って
いるのかな..?

だけど
カゴに入れられて

生きるのは
耐えられない..

　☆＊＊＊☆

毎日食べ物を探すのって
大変かな...

雨の日も風の日も
雪の日も...

体調の悪い日だって
あるだろうし

医者にも行けないし
お金も保険もない..

飛べなくなったら
死ぬしかないのかな...

　☆＊＊＊＊☆

　

僕がもし鳥だったら
ニワトリかも..

高所恐怖症で
高いところがダメだし

ロッキーはいつも散歩道にいた
セグロセキレイかな..

人なつっこくて
車が来てもすぐよけないから..

　　

「僕がもし魚だったら。」の巻。

　

広い海や川には
危険がいっぱい

でも 僕は
狭い水槽の中は嫌だな..

たとえ 大きな魚に
「パクッ」とやられても

広い海や川で
暮らしたい

　

　☆＊＊＊＊☆

だいたい僕は
閉所恐怖症、

狭い場所に入れられると
パニックになる

子供の頃
押入れで遊んでいて

外から戸を閉められて
パニックになった

　☆＊＊＊＊☆

　

僕が魚だったら
泳げるのかな..

いつも岩穴に隠れていそう
僕は小エビかな..?

でもロッキーは
素早いからサバかもしれない...

やばい
食べられそう

　

あの日のロッキー<雪の散歩道>

雪の中を
ラッセル車みたいに走るロッキー

ロッキーは雪が
きらいでは無かったみたい



顔まで雪だらけにして
走っていました

ただ 前足が雪だるま化して
「うまく走れないよ。」

　☆＊＊＊＊☆

家に帰ると寝たりおきたり
まるでナマケモノ、

「えっ、・・。」
今の僕みたい...



　☆＊＊＊＊☆

ロッキーも僕も
日暮れの散歩が大好きで

誰もいない道を
いつもいっしょに歩いていました...


　　「また 散歩にいこう　ワン。」

「ケチと呼ばないで」の巻。

　

昨日 アメドラのクジで
幸運の左手でひいたら

なんと
二等の洗剤が当たった

　☆＊＊＊＊☆

15～17日の三日間は
シルバー会員5パーセント引き

まとめて買ったら
このクジをもらった..

その時のクジの担当だった人が
今日はレジをやっていて

僕が半額パンを
三つだけ買ってレジに行くと

なんとなく、嫌な空気
「155円です。」

更に
ポイント7倍のクーポン券つき

病院へ払うお金は
年間 何十万円

クジもポイント7倍の券もでない
ただのケチと

思われるのはつらい..?

　

　☆＊＊＊＊☆

小学校の頃
父が 人がよすぎて

商売に失敗、
僕は修学旅行に持っていく

500円の小遣いが無くて
友達から350円借りて持っていると

多く持っていないかの
所持金検査、

僕が350円を机の上に出すと
教師が「かくしているだろう、全部 出しなさい。」

　　☆＊＊＊＊☆

厳しい家計の中、
父はよく人を家に連れてきて

酒を飲ませたり
「おい、飯をもってこい。」

母は米が無くて困っていたから
僕が隣の家に借りに行った

このとき僕は
自分勝手な父を殴ってやりたいと思った

　

「契約トラブル」の巻。

　

最近 目が悪くなったことを
気にしていると

「今すぐに、
定期コースでお申し込みいただきますと

1760円の商品が送料無料、
初回限定 1000円です。」

「安い!」
すぐに僕は飛びついた

更に
このチャンスを逃すまいと

家族の名前でもう一口
申し込んでしまった

　☆＊＊＊＊☆

数日後
商品が二個届き

僕は得した気分で
「ニヤニヤ..」していると

翌月なって、
また商品が二個届いた....

「えっ、何だこりゃ、」
あわてて

契約した会社に
電話をすると

「お客様は定期コースで
お申し込みになっておられますよね。」

「えっ、」
「定期コースって、

これずっと来るの?」
しかも 1760円で..

　☆＊＊＊＊☆

「教訓・・。」
「気をつけよう、うまい話には 何かある。」

　

病院にて。12月8日

　

今日は15回目の
抗がん剤投与の日、

天気予報は雪、
降りだす前に帰れたらいいけど...

　☆＊＊＊＊☆

今日の採血の担当者は
若い女の人、

「蚊は痛くないですよね。」
と僕が言うと

・・笑った

　

　☆＊＊＊＊☆

最近ピーナッツチョコにはまっていて
一日に二袋食べていたら

検査に出てしまって
先生から注意された

腎臓の水分は夜にオシッコが面倒なので
寝る前にあまり水を飲んでいないと言うと

「昼間飲んでください。」と言われた
そうか昼間飲めばいいんだ

なぜそんな簡単なことが
分からなかったんだろう

　☆＊＊＊＊☆

内科には八つ診察室があって
その三つが女医さん

どの医師もみんな若い
時代はかわったのか...

僕が老いたのか...

　☆＊＊＊＊☆

診察が終わると
医者が

「一年間ご苦労様でした。」と言った
「お世話になりました。」

　☆＊＊＊＊☆

「このままだと 進行の早いガンなら
一年は生きられませんよ。」

医師からそういわれて
「もう 一年生きたんだ」

　☆＊＊＊＊☆

病院を出ると
雪が舞い始めた

山はかなり降っているみたい
雪が降れば先生も

通勤が大変だろうな...
ふと 心配になった



　☆＊＊＊＊☆

ところで 犬も点滴をするのかな?
ロッキーは注射はいっぱいしたけど

点滴は一度もしなかった
点滴をしているときに

逃げ出したら大変だろうな..
色々考えると眠れなくなりそう...

　

そんな時代がありました。<月光仮面の絵>

　

小学校のとき、
図画の時間に

絵の具をはじめて見て
僕はちょっと感動した

父や母から教わったり
兄や姉もいないし

明治生まれの
祖父母とのんびり暮らしていたから

要領が悪いと言うのか
多少ずれていた

　☆＊＊＊☆

「何か質問あるか?」
教師が聞くので僕は

「先生、これっ、水に溶かして
描くんですか?」

クラスのみんながどっとが笑った
「あったりまえだよ。」

　☆＊＊＊＊☆

笑われたことが悔しくて
僕は執念で絵を描いた

するとさっき笑った友達が
「うまいっ、」

ほかの友達も見に来て
みんなが褒めてくれた

それが嬉しくて
僕は絵を描くことが好きになった

　☆＊＊＊＊☆

あるとき僕の絵が選ばれて
展示された

授業参観にきた母が
たまたまその絵を見て

その時は何も言わなかったけど
少しして テレビが我が家に届いた

　☆＊＊＊＊☆

　

やりくりアパート、月光仮面
「テレビ、見せてくださーい。」

家にテレビがなかったので
テレビのある家に何人かで

見せてもらいに行っていたあの頃
そのテレビを観ている様子を描いた

僕の絵を見て
離れて暮らしていた母は

不憫に思って
買ってくれたのかな、...

　

そんな時代がありました。<寒い寒い冬の夜>

最高 最低気温を調べてみると
どうやら 一月が底らしい

雪も降るし、水は凍る
まるで冷凍庫の中、

ストーブも無くて
よく生きていたと思う...

　☆＊＊＊☆

　

祖母と暮らしていた
少年時代

部屋の暖房はコタツだけ
僕は首までもぐって

隣にはいつも
ネコがいました

　☆＊＊＊☆

正月休みに母が帰ってくると
僕のぐうたら生活は一変、

「寒いよ。」と言うと
「寒い寒いって言っているんじゃない。」

「乃木大将は子供の頃、
寒いと言って母親に

裸にされて
雪の中へ放り出されたんだよ...」

そして乃木大将は
まだまだ寒いことがあることを知って

それから二度と寒いとは
言わなかったそうだ

　☆＊＊＊＊☆

こんなに寒いのに
裸にされて

雪の中へ放り出されたら
死んじゃう...

僕も二度と「寒い」とは
言いませんでした

　☆＊＊＊＊☆

でも また母がいなくなると
「寒い 寒い」と言いながら

ネコをどかして
コタツにもぐりこむのでした

　

初雪の朝に。

　
昨夜の
すごい地震、

テレビを慌ててつけると
ほぼ 震源地、

ロッキーがいたら
大騒ぎしていただろうな..

思い出す
あの頃...

　☆＊＊＊＊☆

朝、
七時半、

外へ出ると
初雪、

駆け回っているのかな..
家にすぐ戻っているのか?

気まぐれな
ロッキーくん..?

　

　☆＊＊＊☆

もうすぐ来る
クリスマス

思い出の日には、
ショートケーキぐらい食べようかな

　

悲しいときは....。

　

人は悲しいな
運命の

いつ切れるか分からない
細い糸に

ぶら下がって
生きている

人って寂しいな
たくさんの

人と出会ったのに
一人で死んでいくなんて

　☆＊＊＊☆

どうしようもないことと
分かっていても

この道を
進むしかない

つらいときは
空を見て

涙が出そうなときは
笑ってみよう

ちょっとだけでも
「ホッ」とできたら

心の中の
何かか変わるかもしれないし

　

そんな時代がありました。<シャボン玉の歌>

　

いつもよるお店の
従業員さんとの会話

　☆＊＊＊＊☆

その人はお酒が好きだと言うので
僕も好きだけど

出かけるのがきらいだから
いつも家で飲んでいると言うと

「私も同じ、、
もし私たち 二人でのんでいたら..」

「一日中のんでいるかもね...」
と笑っていた

でも 本当にそうなったら
楽しいかも、

　　☆＊＊＊＊☆

ある暑い夏の日、、
そのお店にいくと

チャイムが鳴っても
誰も出てこない

「変だな...。」
ちょっと中に入って

奥をのぞいてみると
「・・・・ !」
　

男が大の字になって
寝ていて

開いた足の太ももを枕に
彼女が寝ていた

　☆＊＊＊＊☆、

シャボン玉みたいに
二人で

お酒を飲む日が
はじけた
　

そんな時代がありました。<バンド時代⑤>

　

バンドはメンバーの
出入りが激しい

誰かがやめるとすぐに
新しい人がやってくる

そんな中、
意外と多かったのが逃げていく人

借金取りから逃げたり
ショーダンサーの女と逃げたり

しまいには
バンドマスターに保証人になってもらい
　

買った高級車で
逃げちゃった人、

怒っていました
あの夜のバンドマスターは

「明日からしばらく俺は休むから..」
そう言うと

松本まで行って
三日間で男を見つけて

捕まえてきちゃうから..
・・怖い

　

「七転び八起き」

　

歩いている人が転んで起きたら
一転び一起き、

なのになぜこの人は
七回転んで八回も起きたのかな?

普通、七回転んだら七回起きるのに
不思議だな、

　☆＊＊＊＊☆

　

また クリスマスがやってくる
クリスマスプレゼント..って

もらったら嬉しいでしょうね
あげたこと ないけど...

色々とあるんでしょう
下心とか..予算の問題とか..

　

Hello, Goodbye.

突然、携帯が
いつもの場所に無いことに気づいた

「知らぬが仏..」
知ったら地獄、

「わーっ、やっちゃったかな...」
でも 今日は

スーパーにしか行っていない...
スーパーかな?

もしや、車・・、　
「あっ、あった、」

　　☆＊＊＊＊☆
　　

出張の帰りの新幹線
高崎駅で

携帯を肩とクビにはさんで
ずっと話しながら

黄色い服の女の子が
乗り込んできた

僕の前で「すみません。」
という感じで

手をちょっとだけ上げて
前を通り窓際の隣の隣の席へ腰を下ろした

　　☆＊＊＊＊☆

長い話が終わると
携帯を三人掛けの真ん中の席へ

「ポイッ」と投げるように置いて
今度は化粧を始めた

僕は寝たふり
新幹線が軽井沢駅へ着くと

女の子は降りていった
「あれ、」携帯を忘れてる

少したって気づいた僕は
急いで携帯を持ってドアのところまで走った

でも 女の子はもうどこにもいない
そこでホームの 一番近くにいる女性に

「すみません。黄色い服の人にこれ、
渡してください。」

渡された人もびっくり
思わず受け取ってくれたけど

ドアはすぐにしまって
新幹線は動き出した

どうしたかな..あの後、
携帯、あの人に戻ったかな...?