ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

第二の故郷で・・

2009-12-15 14:56:13 | 【コンサート情報】
12月17日今週木曜日、お昼の2時~

私にとって第二の故郷・大阪府大東市で

ピアノと映像と共に震災を伝える講演コンサートをさせていただきます。



今日北条人権文化センターの方から

ご連絡をいただき、ピアノのことなどもを考えて

予定していた場所より広い

大東市立北条保育園のホールに変更になりました。




■中谷幸代講演コンサート『ピアノと映像で綴る大震災』■

     
日時:2009年12月17日(木) 午後2時~4時

会場:大東市立北条保育所のホール
 
   【所在地】大阪府大東市北条3丁目9-18
(大東市立北条人権文化センターすぐ)

入場無料(定員60名程度)


お問い合わせ先  :大東市立北条文化センター072-877-6066





大東市との出会いは14年前。



高校1年生の1月17日、神戸で阪神淡路大震災にあい、

家が全壊した私は、小学校での避難所生活の後、

友達のお宅にお世話になりながら3月まで神戸の学校に通いました。



そして高校2年からの1年間は

父の社宅のある大東市に引っ越し、大東高校へ転校



生まれて初めての転校でドキドキしていたけど

みんな優しい笑顔で迎えてくれました。

自然の溢れる風景とみんなのあったかい心に

少しずつ心は癒されていきました




大東高校の吹奏楽部にも入部し、素敵な仲間たちに恵まれて

美しい自然にも囲まれて幸せな半面、

自分だけが被災地から離れて暮らしている・・複雑な想いもありました。



大東高校の練習のない土・日は

神戸の高校の部活に片道2時間かけて通ったり・・

今考えるととてもハードな毎日でしたが

いつかまた生まれ育った神戸に帰れるように

自分の居場所をなくしたくない一心だったのかもしれません。





大東では大切な友達との出会いに加えて

もうひとつ特別な出会いがありました。





それはピアノとの出会い





神戸の地震で宝物のピアノが跡形もなく破片になってしまってからは

ラジオなどから流れるピアノの音色を聴くだけで

涙が出て苦しく、

大阪に移動してからは、毎朝

大東高校の音楽室の鍵をかりて

一人で思い切りピアノを弾くことで

少しずつ心を取り戻していきました。




ある日、音楽の先生がピアノを譲って下さるかたを探してくださり

ついにまた我が家にかわいいピアノがやってきました




いつも日記のように想いのままに即興していたけど

それからは恩返しの気持ちも込めて

少しでも音楽で人の心に希望や勇気を感じてもらえるような

耳にしただけで優しくなる魔法のような音楽を作りたいと思い始めました。




私の心を取り戻させてくれたあったかい場所


初心を思い出させてくれる大切な場所




今回の講演コンサートは

たまたま大東市の方が神戸でのコンサートの新聞記事を見てご連絡を下さり

実現することとなりました。




当時、大東市の皆さんの優しさで

私は震災後の心を癒してもらったので

ありがとうの気持ちも込めて心を込めて演奏させていただきます



皆さんの心に届きますように