ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

人間力大賞・番外編~ジュニア版&出会い~

2010-09-25 16:18:04 | 【活動】人間力大賞2010
先日のブログでは人間力大賞の授賞式典のことを書きましたが、

実はその日、人間力大賞ジュニア版(18歳以下)の授賞式もありました。


高校生とは思えない本当に素晴らしいスピーチで

最近の高校生はみんなこんなことを考えているのか、それとも

特別に問題意識がすごい人たちの集まりなのかしら・・。

と会場の一人ひとりがきっと感じていたと思います。


私が人の為にと本気で考えるようになったのは、きっと震災後からだと思う。

高校一年で震災にあった時、友達も家もピアノも亡くして初めていろんなことに

気付かされて、生かされたこの命ですべきことは・・と考えだしたと思うけど、

きっとここにいる高校生の皆さんはそんなことがなくても自主的に活動してる。

なにが違うのかな。環境が違うのかなぁ。出会いが違うのかなぁ・・。


そういえば私はここ数年、たくさんの小・中学校に、自殺やいじめを防ぐため

命と今の大切さが自然に伝わるから経験を語って欲しいと

講演コンサートに呼んでいただくことが多いけど

私が小さいころってそんな人の人生を疑似体験をできるような授業あったかなぁ・・

などといろんなことを考えました。


そんな素晴らしい皆さんには、古田さんから表彰状とサインボールが

手渡されていました。






いいなぁ~~☆☆☆


思わずつぶやいてしまった大人げない私


そして、人間力大賞グランプリ(青年版国民栄誉賞の方)授賞の渡辺大樹さんと一緒に

記念にパシャ



バングラデシュでストリートチルドレンの支援をされている渡辺さんは

受賞時も一言目に「早くバングラデシュにいきたいです」とおっしゃるほど、

バングラデシュの皆さんへの強い想いが伝わってきましたし、

お話にも感動しました。

きっとバングラデシュの方々も大喜びされると思います。

これからも素晴らしい活動でみんなを笑顔にしてくださいね!


私も耳にしただけで優しくなれるような曲作りやコンサートで

笑顔溢れる平和な世界を目指してこれからもがんばります☆



そして同じく会頭特別賞を授賞された石井更幸さんとも記念撮影。



アルビノという難病を抱えながら、同じ病に悩んでいる全国の

仲間や家族との交流会を企画して心のケアに取り組んでおられる千葉の石井更幸さんとは

レセプションでお話させていただきました。

外見が人と違うからと身内でさえ受け入れてくれず

いじめを受けたり大変だったようですが

色んな想いをされてきたからこその真の強さと優しさを感じて

出会えたことがとても嬉しくなりました。

アルビノの石井さんは目も青くてとても真摯な英国紳士のようで

心の大きなあたたかいかたで・・

大切なことを伝えていくために

神様に選ばれた方のような気がしてとても神々しくさえ見えました。

石井さんはアルビノを知ってもらうため、そして差別をなくすため一生懸命伝え続けています。


他にもいろいろな活動をしているかたがたくさんおられて

このような場で私も同じ舞台に立てたことがとてもありがたかったです。


正直 私は 未だに自分の活動のどのことを取り上げられたのかがわかりません。


思い返せば

2年間のコンサートで貯めた募金で新潟の被災地へ復興コンサートに行ったことも

神戸で毎年メモリアルコンサートをさせていただいることも

命や今の大切さを伝えるコンサートをしていることも

想いを伝える作曲活動も、眠っているたくさんのピアノを生き返らせたい

願いをこめてはじめたお客さまとの飛び入り即興連弾も簡単ピアノ教室も・・・。


どのことも心のままに ただその時心が感じたままに行ってきたこと。


それが結果的に音楽療法に適していたり、いじめや自殺防止に役立っていたり

勇気や希望を与えるきっかけになったり・・不思議だけどすべて

天国の私のピアノが導いてくれているようなきがして

聴いて下さる方々がきっと綺麗な心で感じてくださっているからこそなので

本当にありがたいことです。



悲しかったり 辛かったり 逃げ出したくなったり・・・

今まで私にもいろんなことがありました。


どうしようもなく苦しい時、音楽を聴こうとコンポを付けたら

震災復興の為に作曲して賞をいただいた『Twinkle memory &Bright future~きらめく想い出・輝く未来』がたまたま流れてびっくりしました。

(自分の曲を聴くことなんて今まで全くなかったのに

応募したときのまま、ダビングしたものがコンポに残っていたのです。)

その時は両手が包帯ぐるぐる巻きで体のあちこちにも原因不明の異常が出ていて

いつまで生きれるんだろうってすごく怖くて

もう一生ピアノが弾けないかもしれないと思って一晩中泣いて・・・

でもそのおかげで私にとって大切なものがなにかはっきりわかりました。

(今思えばこれも立派な音楽療法だったと思います)


いろんな経験のおかげで すべてのことに きっと意味があって

成長できるチャンスなんだって気付いたそのときから少しずつ

考えかたを変えて、人のせいにせず、自分を見つめ直して

自分が変われば周りも変わっていくのを感じはじめました。



雲の上はいつだって晴れてるけど、それに気付くタイミングは人それぞれで

自然に感じられるその日がくるまで 思い切り泣いてもいいと思う。



たとえ今立ち止っている人がいても

いつかきっと 動き出せるから 

無理しないでゆっくりでいいから

ただ生きていてほしい。



乗り越えた時には きっと人の痛みのわかる 

大きな心になっていて 誰かの生きる力になれると思うから。



私も今は主人の仕事で神戸に引っ越してきて、

故郷なのに久々すぎて分からないことも多くまさに新天地。 


たくさん応援してくれた皆さんにも会えなくてちょっと寂しいけど、

またいつか聴いていただけるように

皆さんのお役に立てるようにマイペースでがんばります。



今日は久々に自分のCDを聴いてみようかな。

初心に戻って頑張ります。