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自衛隊⇒国防軍、大日本帝国憲法に逆戻り!?天皇元首化 自民党が新改憲案 桜井よし子も

2012-05-03 | 原発利益共同体 ・ 軍事体制
 自民党が新改憲案

国防軍・天皇元首・非常大権



 自民党は27日、2005年にまとめた改憲案・「新憲法草案」の改訂版として、「日本国憲法改正草案」を発表しました。

 改定案は、平和主義、人権、統治機構、改憲要件にいたる現行憲法の全面改定を目指すものとなっています。

 現行憲法前文から侵略戦争への反省や平和的生存権を削除し9条2項を削除する「新憲法草案」の内容を維持したうえで、さらに9条の全面的な改定に踏み込んでいます。

 「新憲法草案」で「自衛軍」としたのを「国防軍」と書き換え、国防軍規定(9条の2)には、秘密保全法の根拠規定を置くとともに、軍法会議の設置を盛り込みました。「9条の3」として国の領土保全、資源確保の義務を盛り込んでいます。

 第9章に「緊急事態」という口実で有事法制規定を導入
外部からの武力攻撃、内乱、大規模自然災害などの緊急事態において、「内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができる」 「何人も…国その他の機関の指示に従わなければならない」 とされ、政令による権利制限を可能としています。 旧「大日本帝国憲法」の天皇による「非常大権」と同様の権限を政府に与えるものです。

 また、天皇の元首化、日の丸(日章旗)・君が代の国旗・国歌化、皇位継承と元号の制定、家族の尊重など、「新憲法草案」にはなかった保守性を前面に出しています。

 改憲のための国会発議の要件を、衆参両院の全議員の3分の2以上の賛成から「過半数」へと緩和する点は変わっていません。

 同日発行した自民ニュースでは、「自民党は『憲法改正原案』の国会提出を目指しています」などと述べています。
(赤旗日刊紙2012・4・28)



  
戦時教育「悪くない」

 改憲派集会
    民主・自民・たち日・みんなが出席

桜井よしこ 人類の血の犠牲を「あほらしい」と罵倒



 改憲派の「21世紀の日本と憲法」有識者懇談会(民間憲法臨調)が主催する集会が3日、東京都内の砂防会館で開かれ、与党・民主党と、先ごろ改憲草案を発表した自民、たちあがれ日本、みんなの党の代表が参加しました。

 討論で民主党の中野寛成憲法調査会長は、自民など3党が発表した改憲草案を念頭に「民主党は改憲案を先に発表しており、サボっているわけではない。各党の案をすり合わせ、まとめる時期を迎えているのではないか」と提案。

自民党の保利耕輔憲法改正推進本部長は
「天皇元首化」「国防軍」などの同党改憲草案を説明。 「戦争放棄の『放棄』が気にいらない」「戦争中に受けた教育は悪かったと思っていない」と暴言を述べつつ、「各議院の総議員の三分の二以上の賛成」という「96条の壁がある」「今度は国会の中で改憲を作っていかなければならない」と主張しました。

 たちあがれ日本の平沼赳夫代表、みんなの党の柿沢未途政調副会長もそれぞれの改憲案の内容を説明しました。
討論に先立ち、民間憲法臨調の桜井よしこ代表が、現行憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」との一節を読み上げ、「こんなあほらしい憲法がどこにあるでしょうか」と罵倒。「96条改正へあと1、2年でメドをつけたい」とあいさつしました。
(赤旗日刊紙2012・5・4)


    
 5月3日の原爆ドームと平和公園の折鶴広場  


    
 折り紙研究会の練習模様。↑おしゃれな紙で大きく作れば食器、小さく作れば犬型箸置き、うさぎ型箸置き等。
 封筒や財布、ブックマーカー、ウォールボケット、ティッシュ入れ等、かわいい実用折り紙があるんですにゃぁ。
 新婦人の皆さま、サークルとかいかがです?



     
 4月25日撮影。高尾駅近くの町田街道。心臓弁膜の検査結果に一安心。


       
     5月4日 雨が止みかけの17:00。


 
    
 

高江ヘリパッド裁判 国に「被告」にされた沖縄の夫婦の思い

2012-05-03 | 原発利益共同体 ・ 軍事体制
 高江ヘリパッド裁判 国の弾圧に負けない 沖縄・高江 夫婦の思い


 
 米軍のヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)をめぐって、国が住民を「被告」として訴えた沖縄県の高江ヘリパッド裁判の判決が3月14日、那覇地裁でありました。「被告」2人のうち1人については国の請求を却下。もう一人の伊佐真次さん(50)の行為は「妨害」だとしました。伊佐さんは直ちに控訴しました。数少ないトートーメー(沖縄伝統の位牌)職人の真次さんと妻の育子さん(51)に思いを聞きました。(青野圭)

 伊佐真次さん

 判決を認めてしまうと、スラップ訴訟が全国に広がって、さまざまな問題で立ち上がった住民に類が及ぶと思いました。国に異を唱える者を「妨害者」と決め付ける卑劣な狙いに屈するわけにはいきません。私の行為が「妨害」というなら、手を振ったり腕を組んだり、ただ立っていることもできなくなってしまう。

 でも、他の13人の行為は「妨害じゃない」とされたのですから、全国にそのことを知らせ、今後も堂々と頑張ります。
 県内だけでなく、全国、そして海外からの支援や訪問、取材も多いです。
6月に沖縄県議選がありますが、保守系候補の「後援会報」には、「米軍基地の撤退」「国頭、東村山野を米軍演習場にするな」と明記しています。

立場の違いを超えて基地撤去を公約にせざるを得ないところまで、私たちの運動は前進したのだと実感しています。「沖縄のたたかいに、新たな歴史をつくっている」と言ってくださった方がいました。大変光栄です。

 伊佐育子さん

 国は真次個人の問題にしたかったはずです。でも判決直後、マスコミに囲まれた夫は、はっきりと「これはボク個人の問題ではない」と語り、控訴する意思を表明しました。ああっ、真次は一人じゃないんだ、弁護団や支援者のみなさんに支えられている。みなさんの思いを語っているんだと実感でき、本当にうれしかった。

 判決の日、那覇地裁には娘(23)といっしょにいきました。仮処分申請から本裁判まで、子どもたちは弱音や不満を口にしたことはありません。両親が国に訴えられたのですから、平気なわけはありません。彼らなりに悩んだのだと思うと、国のやり方は許せません。

 24時間、365日、いつ防衛局(防衛省沖縄防衛局)が来るか分からない。常に来た時に備える生活です。仕事でも何でも、パッとやめて飛び出せるようにしています。真次は木工職人ですから、余計につらいと思います。「この時間帯は絶対に来ない」。そんな時に、集中することにしています。

 毎回の裁判は片道車で2時間以上。父親(83)の世話も十分できず申し訳ない思いです。防衛局は、普通の生活を送る私たちを威圧し続けています。国民を苦しめて、そんなに楽しいのでしょうか。でも、真次は、いつも淡々としていて弱音を聞いたことはありません。


高江ヘリパッド裁判

 沖縄県東村高江での米軍ヘリパッド建設に抗議と監視を続ける住民を国が訴えた裁判。

本裁判は2010年1月。 本裁判に先立つ08年11月、8歳の少女を含む住民15人(その後国は少女を取り下げ14人)に対し、国が通行妨害禁止の仮処分を申請。

09年12月、14人中12人は国の請求を却下。2人について「妨害」と認定し、翌年1月、国はこの2人を「被告」にして本裁判を起こしました

住民は裁判所を使った住民弾圧の「スラップ訴訟」だと批判しています。
(赤旗日刊紙2012・4・28)