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飛躍的に学力が伸びる子は2段ロケットを持っている!「テストのふり返り」

2019年07月08日 | お知らせ
勉強のやり方専門塾の伊藤です。

今回は、飛躍的に成績がアップする子は「2段ロケット」を持っているというお話です。

1.テスト前に集中して勉強したことで成績が上がるロケット
2.テスト後に自分が間違えた問題をふり返ることで成績が上がるロケット

1段目のロケットはたいていどの塾でも装着させてくれます。だって、単純に勉強する時間が増えれば成績は上がりますから。

問題は2段目のロケットです。こればかりは、勉強をやらせているうちは身につきません。

例えば、中2の数学の等式の変形。

基本は、まず、分母をはらい、整数の方程式にします。

次に、()をはずします。

ここまでやって移項をしないとほぼ確実にまちがえます。

両辺にかける、()をはずす、移項という複数の作業を1度にやれば、そりゃまちがえます

早く答えを出したいだけだから、多少雑になろうと、すぐに答えを求めるという姿勢がミスの元です。

実際、ほとんどの子がまちがえています。

テストでは、正しい答えを出すことよりも、早く間違った答えを出すことの方が大事なはずがありません。

目先の問題にとらわれるあまり、正解を出すということがおろそかになっている証拠です。

テスト前にそういう心構えで、宿題をやったり勉強をしたりしたでしょうか。

次に、英語です。

相変わらず、

I was buy Alex a bag.

とか書いてます。

基本的に、be動詞と一般動詞が同時にくることはありません。

買う→buy

買った→bought

買っています→am/are/is + buying

買っていました→was/were + buying

これらの違いをテスト前におさらいしたでしょうか。

三単現のsのつけ忘れ、How many ~s という表現など、テストに出る問題を予測して、対策をしたでしょうか。

国語では、三大随筆の一つ、枕草子が書かれた時期を答える問題が出題されました。

出るわ出るわ「室町時代」「鎌倉時代」とかいう適当すぎる答え。

「春はあけぼの~」って枕草子を習ったんだから、作られた時期まで出るだろうと予測することが大切です。

っていうか、出るよって言いましたよ(笑)。作者と書かれた時期。

ちなみに、三大随筆は、

・枕草子:平安時代
・方丈記:鎌倉時代
・徒然草:鎌倉時代

と、枕草子だけ平安時代で、あとは鎌倉時代と覚えれば簡単です。

ところが、それすら言われないとやってない。いえ、言われてもやってない。


これらすべてを2段ロケットのつもりで身につけようとしない限り、2段目の成績アップは望めません。

これは塾で強制するかという問題ではなく、本人の意思の問題です。心構えです。つまりは成長マインドセットです。

少し説教っぽくなってしまいましたが、教科によっては成長も見られます。

理科の化学反応式です。

2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2
「双子のなほこさん、熱くてなつこさんに変身して水飲み過ぎてゲップした」

という語呂をしっかり覚えて、テストで見事、正解した子が何人かいました。

自分で語呂を作れというレベルまでは要求しませんが、テストにこれが出ると予測して、それに対して対策(=どうしたら覚えられるか考える)をすることが真の勉強する力です。

今回、それができた子がいたので少し安心です。

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