
牛丼の「吉野家」から優待券と配当金支払の通知が届きました。
優待券は系列各店舗で使える300円券10枚で、配当金は期末で1,000円です。
同封されていた決算ハイライトによると、吉野家は経営的に大分苦戦しているようです。営業利益が大幅に落ち込んでいます。率にして前期は2.89%だったのに対して今期は1.09%です。このまま消費税が増税されるとなると大変でしょうねぇ。というか一般の外食産業の営業利益率が4%ほどですから、存続自体がかなりヤバそうな気もしなくもない。同業他社との競争で価格に転嫁出来ないとなると、最終的には5%UPとなるわけですからこれをそのまま経費としてみることになり、完全に赤字です。損益計算によると既に赤字のようですけど・・・(詳しくは見ていませんが、利益余剰金や資本余剰金等もよく見ないと、配当金もどうなるか分かりません。)。
そうなると
①人件費の引き下げ
②優待の廃止(営業利益率1.09%の会社が3,000円の負債を償還するのに必要 な売上高は約275,230円!実際は原価があるのでやや少ない。)
等が考えられますが、どちらもだめじゃ~っ!
ここは一つ同業他社とお話し合いでもして、価格に上乗せでいくしかないでしょう。