キャッシュフロークワドラント(収入を得るための4つのモデル)
まず始めに認識しておきたいのは労働は収入を得る為の一手段にすぎないということです。働かずに収入を得たところで、人に迷惑をかけたり違法行為を行わない限り問題はありません。ちなみに労働とは労して働く事で、知的であることも肉体的であることも問いません。
E(employee)従業員
血の涙を流しながら歯を食いしばって仕事をしても、所得が伸びていかないのがこのクラスです。それなのにリスクは結構高めです。自分の責任でなくても会社の業績が悪化すれば、所得を減少させられることも多々あります。嫌な上司の下に配属させられることもあれば、気の合わない同僚と仕事をさせられることもあります。行きたくない地方への転勤もあるでしょう。半面、会社の業績が上がれば適当にしか仕事をしてない人でも給料は上がりますし、有給休暇などという自営業の人からは泣いて羨ましがられる特権もあります。社会保険料も半額会社持ちなどの制度も自営業などの人には羨ましい制度だと思います。最高税率所得税45%(住民税を含むと55%)
S(self employee)自営業者
こちらは才覚があって働けば働くほど収入が増えていきます。税金も電気・ガス・水道・他など支出した部分を経費とすれば、残りの部分での納付となるので節税効果はかなり高いことになります。
ここまでは労働による収入です。しかも高税率。
ここからは労働に依らない収入です。しかも低税率。
B(business owner)ビジネスオーナー
ビジネスオーナーは自社での所得を2,000万円位(所得税率33%)にしておいて、あとは自社株の配当金(所得税15,315%)で貰えばかなりの節税になります。
I(investor)投資家
全くと言っていいほど労働はありません。寝ていようが、お酒を飲んでいようが、風呂に入っていようが、旅行に行っていようが、お金は入ってきます。それですから小原庄助さんみたいに「身上を潰す」(持っている財産の全てを使い果たすこと。)なんてこともありません。しかも税率が最も優遇されているのも投資に依る収入です。いくら収入があっても20.315%(住民税を含む)以上取られません、今のところですけど・・・。さらにE(employee)従業員としても働いてそこで社会保険料(半額の)を払っていれば、こちらの収入からはそれが不要ということも有難いことです。