僕の旅と彼方の友と

旅が好きアマチュア無線が好き、そんな僕の呑気な日々を綴ります。

幸手市にある将門の首塚

2015年04月26日 18時56分26秒 | 小さな町の小さな旅

将門の首塚といえば東京の大手町にあるものが有名ですが、ここ埼玉の幸手市内にも将門の首塚だと伝えられているものがあります。大字神明内のここ浄誓寺の本堂裏手には、高さ3mほどの塚が築かれていて、それが将門の首塚であるとされています。どちらが本物であるかはどうでもよいことです。どちらにも将門公の首は埋まってないかもしれません。そもそも京都からもの凄い形相をした将門の首が飛んできて大手町の地に落ちたとか、戦死した将門の首を愛馬がくわえてここ(幸手市大字神明)に運び、村人か家来が埋めたものとか、どちらもちょっと信憑性に乏しいものがあります。当時の朝廷にしてみれば平将門は反乱軍の長ですから、討取られた後に首実検の為に京まで運ばれたのは本当でしょう。その後の首の行方については京都の神田明神にあるとの説が最も信頼でそうです。ただし、掘り起こせば判るなんて罰当たりな事は考えないようにしましょう。


立派な看板(正しくは「扁額(へんがく)」と言うんだそうな)です。
 

 山門をくぐると右手に鐘突き堂があります。


 そして左手には薬師堂が。



立派な本堂です。首塚はこの本堂の裏手にあります。


ありました。これが『将門の首塚』です。とても良く整備されていました。

「・・・・将門の首塚」よく読めません。


塚の上にはかなり古そうな五輪塔がありました。ここはお寺さんですので、少額ですがお布施をしました。さらに消えていたロウソクにも火をつけておきました。すぐに消えたと思うけど、気持ちです気持ち!大手町にある塚にはいわゆる『祟り』なる噂がありますが、こちらにはありません。まあ将門公ほどの人物が無辜の民に祟りを成すなんて噂話は、不遜ではないかと思うんですけど・・・。



塚の裏手には広大な農地がありました。まだ田植え前ですね。

追記:実は普段から出来るだけアマチュア無線のハンディ機を持ち歩くようにしているのですが、小型のアンテナを装着している為かなかなか入感しません。と・こ・ろ・が塚にお参りをしたところいきなりCQ局が入感!交信はしなかったのですが、将門様のお慈悲だったかもしれません。


通光山浄誓寺(つうこうざんじょうせいじ)
幸手市神明内1469
無料駐車場有り





     
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