日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

殿堂『王妃の館』衣装

2017年08月29日 | Memories of ZUKA
記事の数が増えてきたので
そろそろ殿堂だけでも別にしないとと
思いつつ…

宝塚歌劇の殿堂では
『神々の土地/クラシカルビジュー』の
公演期間中に
『王妃の館 〜Château de la Reine〜』
『VIVA!FESTA!』の衣装などが
展示されてる

3階の入口を入ると
『王妃の館』のあのカラフルな衣装群が
目に飛び込んでくる







朝夏まなと as 北白川右京
実咲凜音 as 桜井玲子

究極のリンクコーデ(?)











足長お兄さんの後ろ姿



真風涼帆 as ルイ14世
伶美うらら as ディアナ

金さん銀さん!
いや違う
太陽王と月の女神









見た目の重厚感もさることながら
実際に重たそう



『All for One』の
軽やかなルイ14世と対照的



でもキンキラキン感は
いい勝負



愛月ひかる as 金沢貫一
星風まどか as ミチル







金沢さんのマネキンには
カツラかぶっといて欲しかったけど

植田紳爾の対談本によると
オーケストラから衣装から
何から何まで
演劇に関するあらゆる分野を
自前で持ってる宝塚歌劇団が
カツラだけは自前ではなくて
この前使ったアレちょっと出してきて
というわけにはいかないらしい

目にしみるほどの紫×ヒョウ柄



桜木みなと as 戸川光男

戸川君だけカップルじゃないと思ったら
こうして見ると
衣装はちゃんと玲子さんとリンクしてた





思いきり寝ぐせ跳ねさせて
オロオロする姿がかわいかったけど



ツアー客を一晩中連れまわせなんて
無茶過ぎるよねえ



澄輝さやと as 近藤誠
蒼羽りく as クレヨン(黒岩源太郎)

最後は
マネキンの寄り添い具合が違う
このカップルで







後ろからフードも
撮ってみた



本当は
クレヨンさんのような人を
オカマと呼んで笑いのネタにするのは
抵抗があるけど

ハッピーエンドだったから
いいかな


レヴューロマン クラシカルビジュー

2017年08月28日 | Memories of ZUKA
『神々の土地』を観た後
1本物だったかと思うほどの
充実感があったから
『クラシカル ビジュー』は
この上まだ観せてくれるのと
贅沢な気分で観た

しかも今回どちらも
開演前のチラ見せあり















BIJOUは
フランス語で宝石のこと

プロローグのシルバーの衣装は
どこか宇宙服のようで
宇宙を感じながら
きらびやかな宝石を見ているような
そんなショーだった



同じく稲葉太一作『Greatest HITS!』の
早霧せいな×望海風斗の場面を
思わせる場面があった





その時は
2人の衣装の紺×緑の組み合わせが
今ひとつしっくりこない印象だった



朝夏まなと×真風涼帆は
微妙に色合いの違う青の衣装で
そうそうこの感じと思ったら
それもそのはず
2人はサファイヤの化身の青い炎だった



ショー終盤
木漏れ日のような金色の光が
幾筋も降り注ぐ中に
1人立つ朝夏まなとの姿が印象的だった

朝夏まなとが黒燕尾姿で現れ
群舞へと至る場面で
ホルストの「惑星(木星)」が使われていた

勇壮なメロディーに乗せての
黒燕尾の群舞は
朝夏まなとの最後のダンスに
ふさわしいものだった


(これは『VIVA!FESTA!』の舞台写真)

ついでに言うと
ベートーヴェンの「運命」を使った
『Greatest HITS!』の
「This is the World」を思わせた



高橋恵作曲の主題歌
「クラシカル ビジュー」も
ちょっぴり「Greatest HITS!」に
似てるところがあった



大好きな『Greatest HITS!』も
感じられて



朝夏まなと&宙組の魅力満載の
『クラシカル ビジュー』







朝夏まなと



あなたは



宙の太陽



・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。...

ところで
開演前のチラ見せって
写真撮ってもいいよーの
サービスタイムだって
勝手に思い込んでたけど
始まるから早く席に着いてねーって
意味なのかなと
ふと思った

神々の土地 〜ロマノフたちの黄昏〜

2017年08月27日 | Memories of ZUKA



フトコロの寒さは
厳寒のロシアに迫る勢いだけど
18きっぷ握りしめて宝塚へ



B席も考えはするけど
1階席は譲れないと
引き続きA席



宙組トップスター
朝夏まなとの退団公演

開演のアナウンスを聞いて
まずその声に惚れ直した
心地よく響く声
抜群の滑舌のよさ



前回の宙組公演『王妃の館』とも
早霧せいなの退団公演
『幕末太陽傳』とも打って変わった
重々しい雰囲気に
身構えたけど



開演すると
退団公演だってことも忘れるくらい
物語に引き込まれた



またまた予習なしで観劇に臨み
それでもそれほど困らなかったけど
配役と相関図をある程度
頭に入れておくと
なおよかったなと思う







1本物なら幕間に確認できるけど
そうじゃないから
はまり役としか言いようがない
ニコライ二世を演じてるが誰なのか
わからないまま最後まで観て
後でなるほどと思った



伶美うららのイリナ(イレーネ)が登場して
第一声を発した時
この声をもっと聞いていたかった
と思った



同じく落ち着いた雰囲気の真風涼帆と
お似合いのコンビに
なったんじゃないかと思う

でもこれも植田紳爾が
音楽学校の生徒たちへの講話で
「あんたらなんかいらないんやからね」
と言って叩き込むらしい
ショービジネスの世界の厳しさか
と思う



組長で男役の寿つかさが
皇太后マリアを演じていて
威厳が感じられてよかった
ショーでのボス役といい
この人好きだなあと改めて思った



愛月ひかるが
怪僧ラスプーチンを
気味悪く熱演していた

ちょっとルキーニを思わせる役
えくぼがかわいい笑顔との
ギャップがすごいなと思う



桜木みなとは
革命活動家で酒場のダンサー ゾバールで
怒りのこもった演技を見せた

桜木みなとを見るといつも
真飛聖を思い出す

今回の役は風貌が
『王家に捧ぐ歌』のカマンテに似ているからか
余計にそう思った



伶美うららは
娘役トップにこそならなかったけど
実質的にこの公演のヒロインだったし
それゆえとも言えるラストシーンは
いつもの宝塚と違っていて
かえって印象に残った



劇中で誰だったかが
永遠の片思いだというようなことを
言ってからかった
フェリックス(真風涼帆)の
ドミトリー(朝夏まなと)への
友情を超えた愛情

それを受け止めながらも
信念を貫くドミトリー



トップ娘役が不在な分
トップスターと2番手という
組のもうひとつのコンビが
クローズアップされて感じる公演だった



2人写りが新鮮な表紙に
これ
買いたくなった



18きっぷヅカして
電車の中で寝倒したので
帰ってから目が冴えて
真夜中の窓ぎわビアガーデン

ドミトリー・パブロヴィチ・ロマノフを偲ぶ
みたいになっちゃってる



ロマノフ王朝の人々の運命やいかに
ドキドキ ハラハラ
上田久美子マジック


遠花火

2017年08月26日 | 日記
朝6時過ぎ
大曲の花火大会が決行されると知って
本当によかったと思った

そりゃあもう
現地の人たちはもちろん
花火大会を楽しみにしていた
全国の人たちも
さぞかし喜んだことだろうと思う

でも1番に思い浮かんだのは
小さな旅行会社のことだった

どれだけ安堵したことだろう



上の写真は
昨年のテレビから



今年も生中継するようだったから
窓ぎわににじり寄って
例の水増しワインでも飲みながら
テレビ花火したい気持ちは山々だったけど



老いた人たちを連れて
大曲と比べたら
庭でする花火みたいなものって規模の
小さな花火大会に行った

しかも
会場まで行くのは大変だから
適当な場所から
遠花火しようって寸法

テレビで見る大曲のほうが
ずっと迫力があったんじゃないかと思う



大曲は録画して
後で見ようと思いながら
録るのを忘れてしまった



夏の終わりの
遠花火


自転車を踏む/ピアソラの夕べ

2017年08月25日 | 日記
車を駐車スペースから出そうとして
自分の自転車を踏んだ

アパートには
駐輪スペースがなく
自分の車に寄せるようにして
置いていた



いつも気をつけていたのに
暑さでぼーっとしていたせいか
ガシャンと音がして
自転車の存在を思い出した

あちゃーと思いながら
降りて見に行くと
車の前輪が
倒れた自転車の前輪を
見事に踏んでいた



古くてサビだらけとはいえ
買い替え時に引き取る自転車よりも
状態が悪いと
修理に持ち込んだ自転車屋で
言われたとはいえ
なくなると不便

車をさっき動かした分だけ
ゆっくり戻して
かわいそうな自転車を助け起こした



スポークの1本も曲がっておらず
幸いにも無事な様子
後で乗ってみたら
ちゃんと走った



それにしても
人の乗った自転車だったらと思うと
ゾッとする

車の運転は気をつけないと
どんなに気温が高くても



誘われて
ヴァイオリンとチェロと
アコーディオンが奏でる
ピアソラを聴きに行った



受付で
超にわか作りのプログラムを手渡された時は
どんなものを聴かされるのやらと
ちょっぴり危ぶんだけど



宣伝が足りなかったと
並べられた30脚もないくらいの椅子に
さらに空席の目立つ観客で聴くには
もったいないような演奏だった

一緒に行った人は
自分の屋敷に楽団を招いた
貴族の気分だったと言った

アンコールは
リベルタンゴ…ではなく
ピアソラのアヴェ・マリア
静かに締めくくられた

久しぶりの人と会って
いい音楽を聴いた
心楽しい夕べ



ピアソラと言えば
中山可穂の『ゼロ・アワー』かなと
思って