☆第三十六章
「天底三年」
相場の流れとしては天井値段が出るまでは三年、底値段が出るのも三年は
かかる。このように大きな流れとしては三年周期であるが、常の年、つまり
一年一年の相場においても、このような周期というものがある。
よく気をつけるべきである。
☆第三十七章
「下げを待ち買い入るべし」
天井を想定する時は底から百俵以上の上げ相場を考えて、この辺を目標に
して進んだ方が良い。逆に底を想定する時は高値から百俵下げを目標に
すればよいのだが、その時の様子で迷う事が往々にしてある。下げ相場の
ときは十日~十三日間も連続して下げることがよくあるから、その時々の
模様を見て、突っ込み、突っ込みと狙っていく事が肝心だ。
とりわけ、下げ相場の過程で、買いで利を収めるには底を、底を・・と
狙っていかなければ難しく、中途半端なところで買うと大勢が下げ過程
だけに利を収めることは困難だし、仮に利が乗っても極めて少ない。
☆第三十八章
「心定まらず動く」
この相場の先は高いと考えていても、それまでには、ひと下げあるかも
しれないと思って見送っているとき、少し上がり始めると「ああ、やはり
相場は高い」と思う。逆に少し下がり始めると「やはり買わなくて良かった
、この相場はまだ下だ」と思うようになる。このように思うことは心が
一つに定まっておらず、目先の人気に一喜一憂するから起こるのであって
これではナカナカ成功はおぼつかない。
あとから振り返ってみると、あの高値で売って、この下げ場面で買えば
上げ下げ両方取れたと簡単に考えるが、実際にやってみると上げ下げ
両方取れる事は極めて稀である。やはり欲張らず、上げで取るか、下げで
取るか、どちらか一方に決めて対処すべきである。
上下、両方取ろうとすると年がら年中、休まる暇もなく、場味につられて
上だ、下だと心が動き結局は損になるものだ。
「天底三年」
相場の流れとしては天井値段が出るまでは三年、底値段が出るのも三年は
かかる。このように大きな流れとしては三年周期であるが、常の年、つまり
一年一年の相場においても、このような周期というものがある。
よく気をつけるべきである。
☆第三十七章
「下げを待ち買い入るべし」
天井を想定する時は底から百俵以上の上げ相場を考えて、この辺を目標に
して進んだ方が良い。逆に底を想定する時は高値から百俵下げを目標に
すればよいのだが、その時の様子で迷う事が往々にしてある。下げ相場の
ときは十日~十三日間も連続して下げることがよくあるから、その時々の
模様を見て、突っ込み、突っ込みと狙っていく事が肝心だ。
とりわけ、下げ相場の過程で、買いで利を収めるには底を、底を・・と
狙っていかなければ難しく、中途半端なところで買うと大勢が下げ過程
だけに利を収めることは困難だし、仮に利が乗っても極めて少ない。
☆第三十八章
「心定まらず動く」
この相場の先は高いと考えていても、それまでには、ひと下げあるかも
しれないと思って見送っているとき、少し上がり始めると「ああ、やはり
相場は高い」と思う。逆に少し下がり始めると「やはり買わなくて良かった
、この相場はまだ下だ」と思うようになる。このように思うことは心が
一つに定まっておらず、目先の人気に一喜一憂するから起こるのであって
これではナカナカ成功はおぼつかない。
あとから振り返ってみると、あの高値で売って、この下げ場面で買えば
上げ下げ両方取れたと簡単に考えるが、実際にやってみると上げ下げ
両方取れる事は極めて稀である。やはり欲張らず、上げで取るか、下げで
取るか、どちらか一方に決めて対処すべきである。
上下、両方取ろうとすると年がら年中、休まる暇もなく、場味につられて
上だ、下だと心が動き結局は損になるものだ。