相場三昧 マーケットウォーカー

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ー相場道の極意ー(全八十九章)

2011-10-13 12:50:29 | 相場三昧伝
☆第四十二章
 「すべてが片寄ったとき」

相場つきも弱いし、人気も十人が十人揃って弱い。自分の考えも先行き
安いと思う。こうゆう風に人気が極端に片寄ると相場というものは逆に
騰がるものである。これの裏返しで、人々の人気も強くこの相場は高い
と意見が一致した時は、必ず相場は安い。
とにかく、一点の不安もなく晴天が続くような相場は、ここから更に
上げると考えず、下げについてばかり考えるべきだ。反対に、いつ崩れ
るかも知れないような弱々しい相場は売りを考えるのではなく上げを
想定し、買い場を狙うことが大切である。


☆第四十三章
 「底値買い重ねのこと」

底値段で長い間保ち合っていた相場が、上げに転じると上げ足が急速に
早まり二~三ヶ月後に天井値段を形成する。その場合、保ち合い値段
から百俵上げの水準を目途におき、積極的に買い増して行ってよい。


☆第四十四章
 「天井・底の動きを捉える」

他の相場と比べて、この相場が高いとか安いとか、採算に乗るとか乗ら
ないとか、こんな事ばかり考えて売買していると相場に逆らい、結局
過ちを犯すことになる。相場というものは天然自然の道理で上げたり
下げたりするもので、単なる採算だけで読むことは出来ない。相場で
成功する極意は比較や採算だけで一喜一憂するのではなく、天井や底値
をしっかりと心得えて毎日毎日の相場の動きをよく見て行くことだ。

この章は、当たり前のことのように聞こえるが、大切な事である。
ともすれば、天底を忘れ、もっぱら人気に雷同して売ったり、買ったり
するが、天底をいつも留意して、今が大勢下げ過程なのか、上げ段階な
のか「潮」の流れをよく見ることが大切である。


コメント
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