相場三昧 マーケットウォーカー

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ー相場道の極意ー(全八十九章)

2011-10-27 15:15:59 | 相場三昧伝
☆第五十七章
 「豊年に米売るな」

豊年だ、豊年だという空気が広まるとだんだん相場は先を見越して安くなって
行く。実際に「今年は豊作だ」と判ったときには既に相場は安値をつけている。
この安値で米を売ったのでは馬鹿を見るだけ。豊作、豊作といっても何処もが
豊作ということはない筈で、何処かが不作となれば先に安値をつけているだけ
に急激に上げてくる。上げてくると色々な所から買いが入ってくるのである。
例えば株式市場でも、「決算が悪そうだ・・・」となると株価は一足先にこれ
を織り込み始め、実際に決算悪が発表された時には、、株価は既に底をつけ、
逆に上げに転ずるが、これは米の場合と全く同じである。


☆第五十八章
 「凶作に米買うな」

前章とは逆の事である。
不作、不作となると先高を見越して、相場は高値追いになる。その上、地方や
他の商人なども思惑買いに走るし、無用の米まで買い漁るようになる。このよ
うに、人気が輪に輪をかけ先走り実際の作柄、収穫高以上に相場が高くなり、
十月頃に高値を形成することになる。ここで下がるかと思えば下がらず、不作
人気が翌年の夏頃まで続き、結局この間、高値保ち合い相場を形成する事にな
る。しかし、所詮は下がるべく運命にあるのだから、警戒し売り場を探ること
が大切で、このことは、とくと心得ておきたい。


Boney James Just Between Us
コメント
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