相場三昧 マーケットウォーカー

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ー相場道の極意ー(全八十九章)

2011-10-25 15:07:38 | 相場三昧伝
☆第五十二章
 「保ち合いの処し方」

まず安値保ち合い、つまり底値圏で二~三ヶ月も保ち合った場合だが、
この場合は十人中八~九人までが、先行きもう見込みがないとばかり弱気
になり売り込む。しかし、此処で売るとあとで必ず反発するものである。
格言に「底値百日」という言葉があるが、この二~三ヶ月の保ち合いの間に
売るべきは売りつくし、逆に売り込みも増え、底値鍛錬ができてくるから、
人気とは逆に、あと反発に移るのである。こういう形の保ち合いとは逆に
上げ相場であって、上値で保ち合う時は、その後下げ相場に入ると考える
べきである。


☆第五十三章
 「勝って驕らず」

ここ数ヶ月の相場見通しが当たって、利が乗った時は決して勝ちにおごらず
ただ無難に目標値で利食いを入れるべきである。何ヶ月も続けて相場が当た
ると、図に乗って「相場で売り買いするのは簡単なものだ」と考えるように
なり、目先の高値、安値も全て取ろうと思惑をしたがるようになる。これは
真に慎むべきことである。慢心して相場をいったん踏み外すと、今度はこと
ごとく裏目に出てくるものである。相場に取り組む時は、いい加減な気持ち
考え方ではダメで、よくよく慎重に取り組み侮ってはいけない。
相場とは土台、天性自然の法則に基づいて動くものであるから、三位の伝に
従って対処して行かなければ利はない。


☆第五十四章
 「我強気の節は人も強気」

相場が安値圏でモタモタすると、どうも先行きが弱く見え、やたらと売り
たくなることがあるが、こんな時は三日間待ち、気を転じて逆に買って出る
べきだ。必ず利が乗ってくる。また、逆に高値圏の場合、どう見ても先行き
は、なお高い今買わなきゃ乗り遅れると勇み立つ時があるが、こんな時は
気を変え売って出るべきだ。これは相場の極意というものである。
この心を忘れてはいけない。
自分が強気の時は他人も強気だし、自分が弱気の時は他人も弱気だ。
人と一緒に行動していたのでは成功できない。




CIMBA / Tears In Blue feat.HI-D
コメント
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