中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

なんとも不思議な岩蜜

2014年04月01日 | 少数民族の食べ物

ネット等で調べると、おおよそ三種類程の岩蜜の画像があります。何れも共通するのは岩蜜の上には、もっともらしくコケが生えている事です。また、気泡が見られる等の点も共通する点です。

岩蜜は、四川省、貴州省、雲南省等で見られるとの事ですが、私が現在までに手に入れた岩蜜は、貴州産、雲南産の二種類で、まだ四川産は、手に入れておりません。

 

こちらは貴州省凱里市のある村で、手に入れた岩蜜で、やや黄色身を帯びています。

 

貴州産の岩蜜は、カップに入れてお湯で溶かすと、このように成ります。


こちらは、今回雲南省麗江で手に入れた岩蜜。どのようにしたらこのような紅い色になるのか摩訶不思議です。紅い岩蜜。

 

こちらは、お湯で溶かした雲南産の岩蜜。

 

こちらは白い色の岩蜜。岩蜜が、野生の蜂蜜の結晶化したとの説を信じるとすれば、これが一番本物に近い?

 

街頭など売られている岩蜜は、大体この赤、白、黄色の三種類に分けられるようです。何れも、コケが生えている事、岩の如く硬い、蜂の巣が岩蜜の中にある、気泡がある等の共通点が見られます。どの岩蜜も、同じようにほんのりと、甘いとてもよい香りがする等の共通点が見られます。

こうしてみると今回麗江で手に入れた岩蜜が一番偽物の様に思えます。岩蜜が、野生の蜂蜜から出来たとすれば、何故この様に紅い色になるかは、やはり理解に苦しむところです。

ネット等では、このようなコケが生えている事、気泡がある事、物により岩蜜の中に蜂の巣がある事等は偽物の特色との指摘もあります。岩蜜と称して売っている人達も本物の岩蜜は見た事が無いのかもしれません。中国では岩蜜はネットショップでも販売されて、健康に良いと結構評判もいいようです。

今回もそうですが、岩蜜は興味本位で買ったので、少し飲んだだけです。知り合いの中国人等が、この様な摩訶不思議な岩蜜を果たして知っているかどうか、あまり見る事ができない岩蜜を見せて、「これは、なんだ?」と中国人に聞くのも、私の密かな楽しみでもあります。私の周辺の中では、岩蜜を知っている中国人は殆ど居ませんで、大変な興味を持って眺める中国人が多いです。

 

雲南省の不思議な岩蜜



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