先日中国中央TVの10チャンネルを看ていたら四川省阿バ蔵族・羌族自治州小金鎮の松茸狩を話題にしていました。当然の様に、ここで採れる松茸も、地元の人が食べるのではなく、国内外向けに出荷されるようです。
この小金鎮は「四古娘」への登山口としても有名な所で、日本人や韓国人の登山家が、ここ小金鎮の松茸を云わば初めて見つけ、賞味したそうです。その後松茸が中国国内でも珍重されるようになり、ここの松茸は主に国内の大都市に向けて出荷されるそうです。
ここでは、年間100トン近く松茸が採れるそうですが、地元の多くの人は松茸のシーズンには松茸採りに精を出すとの事ですが、四古娘の登山や観光に訪れる人達にも地元のレストラン等では、高級料理として出されるとの事です。TV番組の中で看た限りでは、地元の松茸の料理方法としては、主に焼いて食べるようです。
このTV番組に中でも、やはり「松茸と原爆に関する噂」が取り上げられていました。このブログでも触れた事があるのですが、その噂とは「日本で松茸が特に珍重されるようになったのは、日本の広島に原爆が落とされ、その原爆により広島は焼け野原になったが、その後唯一生えたのが松茸である」「松茸は、生命力も強く、松茸には大変な抗がん作用や放射能に対する免疫がある」、「それで松茸が日本では珍重されている」と云う様な類の話です。
このTV番組の中では、ある学者がその噂の真偽を確かめ様とイロイロ調べたそうですが、当然の事とは思いますが、「その様な話は確認出来なかった」「原爆と松茸との関係は確認できなかった」とその学者は、結論付けたとの事です。
中国では原爆と松茸が関係付けられて語られる事が多いようですが、そもそも一体何処からその様な話が出てきたのか、改めて不思議に思った次第です。