夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

世界名作劇場 あるシュナの少女ハイジ 後編

2009-06-11 09:21:12 | お友達
別れの時が近づいていました。
「この村は、都会派のアタシにはたいくつすぎて、いけねぇよ」
ロッテンマイヤーさん(ジュニア)は大切なボールを持って、街に帰ります。
「街に行ったら、おとなしくするんだよ」(ロ)
「そんなこと言われても・・・ボクはお山で育ったから・・・」(ヨ)
ヨーゼフ(バジル)は、自分の先行きが不安です。
「こんな山奥と違って、街には、驚くくらい、美味いものがあるんだよ」(ロ)
「えっ、そうなの!? ちょっと楽しみになってきたよー」(ヨ)
「すてーきかな、ローストビーフかな、おすしもたべてみたいなぁ~」(ヨ)
「ま、ぜんぶアタシが食べるんだけどね、お前にはやらないよ」(ロ)
ロッテンマイヤーさんは、どこまでも自分勝手なのです。
「あぁ、ボクはなんで、こんなことになってしまったんだろう・・・人助けをしただけなのに・・・なにがいけなかったんだろう・・・」
ヨーゼフは一生懸命考えましたが、結論は出ませんでした。
「かわいそうに・・・ほえただけなのに・・・」(ペ)
「これがあの子の運命なのよ」(ハ)
ハイジ(ココ)もペーター(ナナ)も、ヨーゼフが気の毒でなりません・・・
「ボクらはしあわせになろうね」(ペ)
「・・・(ま、あきらめがかんじんよね)・・・」(ハ)
ヨーゼフのことは気がかりでしたが、自分達には関係ないので、すぐに気にするのはやめて、
子ヤギのユキちゃん(友情出演クリームちゃん)が待つお山に帰ることにしました。
「キャッホー、やっぱり山はいいわね~!」
ふたりは山で末永く、仲良く暮らしました。
「みんなのしあわせが、わしのねがいじゃ」
その頃、アルムおんじ(にら)はというと・・・
「ここがアルプスのわしの家じゃよ!」(小便小僧はベルギーじゃないかい?)
幸福の絶頂にいました!何故って・・・
「わしのじんせいに、春がキタ~!」(お)
「くんくん」(ク)
アルムおんじのおかげで足が治ったと勘違いしたクララ(ジジさん)が、一緒についてきてくれたからです!
「あら、いいところじゃないの!」(ク)
「おじょうさん、自由にすごしていいんじゃよ」(お)
「それで、ここには、ジャニーズ系はいないの?」(ク)
「ふたりで仲良くくらそうね!」(お)
「おじいさんとふたりきりですって? それはちょっと、想定外だわ」(ク)
「シアワセじゃ~!」(お)
「あ~、たいくつ! このままじゃ、じぃさんくさくなっちゃう・・・ジジさんはかわいいけど、ジィさんはちょっとやばいわ!」(ク)
「やっぱりおうちに帰ろうっと・・・おじいさん、さようなら」(ク)
「Oh マイガー!」(お)
「ヒトリ、とりのこされてしまいました・・・」
おんじの幸せは長くは続きませんでした。
ひと時の夢を置き土産に、クララは街に帰りました。
「がっくし・・・!」

ー 完 ー

 「なんでオイラが、いじわるおばさんの役なんだよ~」
 「おじいさんなんて、ひどすぎる~! ボクはまだ5さいなのに~」
※ このお話はフィクションであり、一部ワンコおよび飼い主さんのクレームは一切受け付けません。