夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

これも、カミングアウトなのか・・・?

2010-03-08 22:02:07 | つれづれ
「やぁ、タケシですよ!・・・うそぴょん!」
1日中雨が降り、真冬の寒さだった日曜日、らーすけ、久しぶりのトリミングでした。
あ~さっぱりしたね~!
でも、迎えに行ったのは夕方暗くなってからだったし、雨が降ってたし、こんな写真しか撮れませんでしたけど。
オトコップリが上がりました!
気温が低くて、ブルブル震えてるオトコですけどね(笑)
さて、本日は、一度やったらやみつきカミングアウトシリーズ第2弾です。
私の青春のお話です。
えっ、そんなの知りたくないって・・・?
いいんです、いいんです、勝手にお話しちゃうんです!
始まりは、まだ私が中学生の頃でした。
戸籍上は30年以上前ですが、帳簿上は10年ほど前の事ですね。(どんな裏帳簿じゃ!)
私ミスターKの追っかけしておりました・・・!
ミスターK・・・何を隠そう、鹿賀丈史氏でございます。(びっくりした!?)
鹿賀さんはね、劇団四季の若手のスターで、当時まだ20代でした。(今年還暦だって・・・ひゃ~!)
それはそれはカッコよかった~(筆者注* 私にはカッコ良く見えました)
まだ四季も今程のどでかい劇団じゃなかったし、私は暇さえあれば楽屋待ちをしていました。
とはいえ、舞台俳優なんて超ローカルスターだったから、一緒に四季にはまってた友達以外、学校の一般の友人達はまったく彼を知りません。
写真を見せても『何、この猿!』的扱いでした・・・
世間はたのきん全盛期だったし・・・仕方のないことでございます。
その後四季を退団、映画やテレビに出るようになってもたいして知名度は上がらず。
そんな彼の名が一躍全国区になったのが「料理の鉄人」でした。
有名になったとはいえ・・・あれですから・・・
友人達の間で、私の趣味の悪さを際立たせる結果になり・・・後は言うまい・・・
まぁ、私もそれなりに大人になり、いつまでも芸能人にキャーキャー言ってるわけにもいかず、鹿賀氏への思いはココロにしまったままとなって今に至るわけです。
ファンだけど・・・テレビも舞台もそんなにちゃんと見てないんだけど・・・
でも、やっぱ、鹿賀ファンであることはやめられないのです。
生涯1ファンを貫く決意なのであります!(大げさ)
それでね、この日曜日、らーすけを1日中トリミングサロンに預けて行ってまいりました!
当時同じく四季の人気スターだった市村さんと、それぞれの代表ミュージカルナンバーを歌うという企画でした。
十数年程前に単独コンサートがあった時には(もちろん行った)ミュージカルナンバーは歌わなかったので、今回の舞台を知って、隠れファンとはいえこれは絶対行かねばならぬ!と意気込んで、相方のカードでチケット購入、むりやり相方を引き連れて出かけて行ったのです。
この日は鹿賀さんメインの日だけど、ゲストに市村さんも出てましたよ。
果たして客は集まるのかしら・・・と危惧していた私ですが、ありがたいことにほぼ満員でした。
驚きました!
開演前に、グッズ売り場に長蛇の列も(大げさ)できていました。
私も何か記念に買うぞ!と並んだけど、買う気になるものはなく・・・プログラムのみ購入しました。
クリアホルダーを大量に購入していたおばさんとか・・・何に使うのかしらね・・・?
プログラムはDVDのオマケ付きです。
双方の曲目を見ると・・・市村さんのほうは、ダンスシーンも多いみたい。
もともとイチは踊りのヒトだしね。
この日もヘロデ王の歌で軽やかに踊ってました。
鹿賀さんも踊れたら、もっと違ったミュージカル人生があったでしょうけど・・・
多くは望むまい、ヒトそれぞれですからね。
四季の頃のは、多分やらないんだろうなぁ~と勝手に思い込んでいましたが、どうしてどうして、最初の曲が、『ウエスト・サイド・ストーリー』から『Something's coming』だったし、『tonight』もあったし・・・懐かしくて泣けてきましたよ。
鹿賀さんのデビュー作『ジーザス・クライスト・スーパースター』という作品には、私的にかなりの思い入れがありまして、大好きなミュージカルです。
20年くらい前に四季の舞台を久しぶりに観に行った時には、いろんな思いがこみ上げてきて、涙が止まらなかったのだけど・・・
今回は『ジーザス・・・』から『ゲッセマネの園』がプログラミングされてました。
正直、もう2度と、私が生きてるうちに鹿賀さんの『ゲッセマネ・・・』を聴けると思ってなかったので(大げさ)感極まってしまいました。
嬉しかった! 生きててよかった~(ホント、大げさ)
これを書きながら、またウルウルしてくる・・・(涙)
一生懸命だった若き日の自分がいじらしくて、楽しかったこと、辛かったこと、いろんな想いがよみがえってきて、ただ、ただ、泣ける。
こんな気持ち、誰にもあるんじゃないかな。
どんなシチュエーションでよみがえるかはヒトそれぞれでしょうけど、思い出の曲とか、映画とか、場所とか・・・
思い出に浸るって、大人の贅沢ですよね!
以前、実家をリフォームする際に、私の部屋を整理して、たくさんの舞台のパンフレット、レコードの数々、そして、勝手に劇場で録音してきて(そんなことはしてはいけません!)テープが伸びるまで聴いた幾多のカセットテープ・・・
みんな仕方なく処分してしまったけど、がんばって取っておけばよかったと、何度思ったことか。(写真とサインは1枚くらいあるハズ・・・)
四季の舞台レコード、鹿賀さん版なんて、もう手に入りません。
30年前に発売された鹿賀さんのソロアルバムも持ってました。
♪参宮橋の春は~神宮の森の〜♫
あのアルバム、何枚くらい売れたんだかね・・・
多分所持し続けていても、ちょくちょく聴いたとは思えないけど、処分してしまってから、大切さに気づき、無性に聴きたかった・・・って感じでしょうか。
そんな懐かしの、鹿賀さんのジーザスを聴くことができ、その他多くの美しい曲の数々に大満足、幸せな一日でした。
ミュージカルを、あまり観ない方にはわかりにくいですけど、その曲の中に、お話や登場人物の気持ちとかオーバーラップして作品の世界がよみがえるので、いろんなミュージカルナンバーを聴くのって、とてもいいもんです。
満腹感を味わえます。
その舞台を知らないと、ただのきれいな曲ですけどね!
そんなわけで、途中泣きっぱなしだった私だけど、同じ日、客席で涙していたヒトは、きっと他にもいたことでしょう。
今日も丸一日、ふわふわ気分で過せました!幸せだな~
鹿賀丈史は、永遠に不滅です!(私の中ではね!)
「ずんちゃん、趣味、ワル~! あんなキツネッピー!」
いいんだもん!
らーちゃんのそのお顔こそ、かなりやばいと思うよ・・・
ちょっと・・・似てる・・・?
※ おまけ ※
以前、相方をむりやり連れて『レ・ミゼラブル』を観に行きました。
昨日、何とはなしに「モンキチが観たときは、鹿賀さんはジャン・バルジャンだったよね!?」(ジャベールと二役やってたので・・・もちろん私は両方観ましたよ)と問うてみたところ、「鹿賀が出てたことすら、覚えてない」ですって・・・!
・・・そんなもんか、・・・がっかり・・・!
ところでシリーズ第3弾は・・・ナシですよ~!
もう何も隠してないのだ、残念!