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先回の続きです。⇒ 9月の花のアルバム ② 2023-10-12
今回も、先回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今井美樹 - 「ひとひら」Music Video
本種の花を実際に見たことがある人は少ないでしょう。花の形はアサガオを小さくしたような形で薄いピンク色をしているものがほとんどです。
熱帯、亜熱帯ではよく開花して結実しますが、我が国では沖縄県を除いて通常の条件では開花しません。けれども、条件によっては開花することもあります。
沖縄をはじめとする亜熱帯気候の地域は、気温が高く日照時間も短いことから、本種の花が咲く条件がそろっています。この条件さえ満たせば開花することが可能なようです。
<サツマイモ(薩摩芋) ヒルガオ科サツマイモ属>
9/24 アンデルセン公園
中国南部原産の、ミソハギ科の落葉中高木。漢字での名称「百日紅」の名のとおり、初夏から秋までの長い間鮮やかな紅色やピンク、白などの花を咲かせる花木です。
花の後にできる果実は直径7ミリほどの球形です。秋(11月頃)に熟すと6つに裂け、長さ4ミリほどの種子が現れます。
樹皮が白くなめらかな手触りをしていることが特徴です。猿も滑って落ちてしまうほどツルツルという様子から名付けられました。
<サルスベリ(百日紅) ミソハギ科・サルスベリ属>
9/27 アンデルセン公園
南アメリカに分布するシソ科アキギリ属の多年草です。非常に強健で、暑い夏の盛りから秋まで花を咲かせてくれます。
最大の特徴は非常に濃い花色と、大きく口を開いた様な個性的な花の形(唇形)にあり個々の小花は長さが5cmと大きい所も魅力です。
日本ではメドーセージという名前で流通していますが、本来はサルビア・プラテンシスの英名であり、名前が間違ったまま国内に出回ってしまい定着したものと思われます。
<サルビア・ガラニチカ(メドーセージ) シソ科アキギリ属>
9/13 北柏ふるさと公園
原産地の北アメリカでは宿根草ですが、耐寒性がないため、日本では一年草として分類されています。
ラベンダーに少し似ている美しい青紫の花を長期間咲かせることからブルーサルビアとも呼ばれます。
花の美しさに加え、株がそんなに大きくならないこともあって人気があります。
<サルビア・ファリナセア(ブルーサルビア) シソ科サルビア属>
9/13 あけぼの山農業公園
関東地方南部以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するレンプクソウ科の常緑広葉樹。自生は沿海地域の砂地に多く、丈夫な性質を持つため各地で庭木としても盛んに使われます。
開花は6月頃。枝先に伸びた長さ5~15センチの花序に、盃型をした直径5~7ミリの小花が集まって咲きます。
花の後には果実ができ、8~10月にかけて赤黒く熟します。これを海のサンゴに見立てたのが名前の由来です。
<サンゴジュ(珊瑚樹) ガマズミ科ガマズミ属>
9/27 アンデルセン公園
サントリーフラワーズの「マンデビラ」の改良品種がひとり立ちし、品種名として定着するようになりました。
大輪でカラフルな花色が揃い、名前の通りに夏気分いっぱいにしてくれる花です。原種のマンデビラより直射日光に強いのが特長です。
<サンパラソル キョウチクトウ科マンデビラ属>
9/27 アンデルセン公園
もっともなじみ深いトンボのひとつです。本種は、成熟して水色になったオスにつけられた名前で、茶色いメスは俗にムギワラトンボと呼ばれます。
山地から住宅地に至るまでの、池、湿地、水田、溝、水たまりなど、あらゆる環境で発生し、各地に普通に見られます。
<シオカラトンボ(塩辛蜻蛉) トンボ目トンボ科シオカラトンボ属>
9/13 北柏ふるさと公園
ブラジル原産の常緑低木です。花は朝咲いて翌日には散る1日花で、鮮やかな紫色の花が次から次へと開花します。
まるでクモが歩いているように見える雄しべの形から「ブラジリアン・スパイダー・フラワー」の別名もあります。
和名の由来は「紫紺色の野牡丹」で、アジアを中心に分布する別属のノボタンより、花色が濃い紫色であることを意味します。
<シコンノボタン(紫紺野牡丹) ノボタン科シコンノボタン属>
9/27 アンデルセン公園
メキシコを中心に南北アメリカに15種類が分布する植物です。初夏~晩秋にかけての長い期間花を咲かせ続けるところから「百日草」とも呼ばれ、今では5月~11月と百日どころではない長期間咲く花です。
たくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々。咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き等とても多様です。
日本には江戸時代末期に入ってきましたが。栽培や品種改良が盛んになったのは戦後になってからで、それまでは仏花として栽培される程度だったそうです。
学名はドイツの植物学者、ヨハン・ゴットフリート・ツィン(J. G. Zinn)の名前にちなみます。
<ジニア(百日草) キク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)>
9/13 北柏ふるさと公園
美しい小葉が規則的に並ぶ奇数羽状複葉から降り注ぐ木もれ日が、涼しげでさわやかな印象を与え、シンボルツリーとして人気がある庭木です。
5月下旬から7月にかけて、枝先に小さな白花が房のように咲き、やがて結実して白色の翼を持ったタネが見られます。
名前の由来は「沖縄などの島に自生するトネリコ」ということです。「トネリコ」は、「戸に塗る木」が語源です。
<シマトネリコ(島十練子) モクセイ科トネリコ属>
9/27 アンデルセン公園
東アジア沿岸地方が原産の双子葉、常緑、低木樹の植物です。温暖な海岸地方に自生しています。
初夏に咲く花はバラ科特有の5弁の花で、白色の梅に似た花はとても美しく、秋から冬に稔る黒紫色の実は食べられませんが、奄美大島の「大島紬」は本種を使って染めているそうです。
名前の由来は花がウメ(梅)に似ているので梅に似た花をつけ、葉が車輪状に集まることから。
<シャリンバイ(車輪梅) バラ科シャリンバイ属>
9/13 あけぼの山農業公園
中国が原産となる帰化植物で野山に多く自生しています。秋に白やピンクの花が開花するキンポウゲ科の宿根草です。名前に菊とありますが、学名からもわかるように菊ではありません。
花弁に見える部分はがくが花弁化したもので実際には花弁はありません。華道の素材としてや秋の茶花としても親しまれ、切り花として流通しています。
濃いピンク色の花は別名で京都の貴船地方に多いことから「貴船菊(きぶねぎく)」とも呼ばれます。
<シュウメイギク(秋明菊) キンポウゲ科イチリンソウ属>
9/13 あけぼの山農業公園
日本、朝鮮半島原産のマメ科ハギ属落葉低木。主に本州中部の日本海側の多雪地帯に分布し、純白の清楚な花をたくさん咲かせます。ミヤギノハギの変種になります。
しなやかに枝垂れる樹形はもちろん、秋の紅葉も美しく、四季を通じて楽しめます。別名シロバナハギ、ミヤギノハギとも呼ばれます。
<シロハギ(白萩) マメ科ハギ属>
9/26 あけぼの山農業公園
その名前からも分かる通り白花を咲かせるシモツケの園芸品種です。白色の美しい花色は汚れのない清潔な印象を与えたり、輝いている様な明るい印象を与えたりします。
白花を咲かせるということで命名されました。樹形は株立ち状、高さ約50~100cm、幅約50~100cmに成長します。
<シロバナシモツケ(白花白花下野) バラ科シモツケ属>
9/13 あけぼの山農業公園
春にヤマブキ(山吹)の花に似た白い花を咲かせるバラ科の落葉低木。花が同じ季節に咲くヤマブキ(山吹)の花に似ていることから名づけられました。
果実は、果皮に黒い光沢があります。果実は痩果(そうか)で、4個が集まってつき、9~10月に熟します。痩果(そうか)とは、薄くて硬い果皮の中に一つの種子が包まれている果実のことだそうです。
<シロヤマブキ(白山吹) バラ科シロヤマブキ属>
9/26 柏の葉公園
夏の代表的な花木の一つであるフヨウ(芙蓉)の変種の一つで、朝は白花として咲き、徐々にピンクの色へ変化しながら夕方には紅色へと花色が変わります。
花は一重咲きから八重咲まであり、フヨウと同じく暑さに負けず夏から秋にかけて咲き、花色が紅色へ変化することから名付けられています。
花色以外の性質はフヨウと同じで、開花は朝に花が開いて夜には萎む「一日花」ですが、新しい蕾を作りながら秋まで咲き続くので長く楽しめます。
<スイフヨウ(酔芙蓉) アオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)>
9/13 あけぼの山農業公園
南アフリカの熱帯植物で多年草です。寒さに弱いと言われているのですが、霜が降りないような暖地だと外でも冬を越せると言われているので、極端に寒い地域でなければ問題なく育てることができます。
開花時期は5月から10月ごろで、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。和名でゴクラクチョウカ(極楽鳥花)と呼ばれています。鮮やかな花が、極楽鳥が羽ばたいているように見えるということから、この和名となりました。
<ストレチア(極楽鳥花) ゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属>
9/13 あけぼの山農業公園
メキシコ及び中央アメリカ原産のヒルガオ科サツマイモ属の春播き一年草で、ソライロアサガオとも呼ばれます。一般的なアサガオが夏の間に開花するのに対して、本種は短日性で咲き始めるのが遅いです。
9月から11月まで咲き続けますので、その分長く楽しめます。また、開花時間も少し長めで、10~11時ごろまでは咲いています。
<セイヨウアサガオ(西洋朝顔) ヒルガオ科サツマイモ属>
9/13 北柏ふるさと公園
原産地は南ヨーロッパから中央アジアです。ハーブとして用いられるほか、見た目が似ていることからコショウの代わりとしても使用されていました。
7月から、さわやかなスミレ色の花を咲かせます。花には芳香があり、葉にも香りがあり、開花期も非常に長いのが特徴です。樹高は3mほどになります。
和名は、この葉がチョウセンニンジンに似ることに由来します。
<セイヨウニンジンボク(西洋人参木) シソ科ハマゴウ属>
9/13 あけぼの山農業公園
パナマ、グアテマラ原産のヒユ科の一年草。暑さに強い丈夫な花で、切り花をはじめ、庭や花壇、鉢植えや寄せ植えとして幅広く利用されています。暑さに強く、真夏も花が休むことなく、たくさんの花が開花します。
花に見える部分は苞で、本来の花は苞の隙間に小さく存在します。苞の部分を鑑賞するため、開花期間が長いのも魅力のひとつです。乾燥させても長期間色が落ちないことが名前の由来です。
従来から紫、ピンク、白の花を咲かせる品種と、黄色や赤の花を咲かせる品種の2種が栽培されてきましたが、最近は‘ファイヤーワークス’と呼ばれるスパイシーな香りをもち、ローズ色の花を咲かせる品種も流通しています。
<センニチコウ(千日紅) ヒユ科センニチコウ属>
9/26 柏の葉公園
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
「9月の花のアルバム ③」20品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「9月の花のアルバム ④」に続きます。
沢山、初めての事を知りました。お花は好きというだけで勉強していないので、大変ためになります。もっと好きな花の事を知りたいと、改めて思いました。また楽しみにしています。なおとも
と言うわけで、全部分かりました。
シャリンバイは、普通はもっとまとまって実が付きますね。
この木は元気が無いのかな。
今回も楽しませて頂きました。
コメントありがとうございます。
なおともさんも花がお好きなようで、私のブログに関心を持っていただき、あ
りがとうございます。(^.^) 私も花が好きなのですが、見たことはあっても知
らない花がたくんあります。
毎月投稿している花のアルバムは、私自身の知識不足を補うため、毎月出会っ
た花を調べて、花のアルバムとして投稿しています。なおともさんの参考にな
るのであればとても嬉しいです。お時間があれば、次回もぜひご覧ください。
さざんかさんは満点だそうですが、私は相変わらず学名表示の名前がいくつか分からず、3問不正解でした><
なんとシャリンバイまで不正解と言うていたらく・・・
これだけヒントがあったのに、知ってるシャリンバイと写真の実が結び付きませんでした。
まだまだ修行が足りませんね。
それはともかく、スイフヨウ今になってあちこちでよく見かけます。
今日行った京都府立植物園でも大きな木に色とりどりに咲いていましたよ!
コメントありがとうございます。
今回も全品種正解とは流石ですね。(^.^)
サツマイモ、シャリンバイとも樹名板がなかったので、Google Lensで調べて
似ているような名前を選びました。ですから自信はありません。特にシャリン
バイはご指摘のように実のつきかたが少ないようですね。他に候補があれば教
えてください。
サツマイモも観賞用の品種もあるようで、迷いましたがサツマイモ属というこ
とで、サツマイモの名前にしました。
コメントありがとうございます。
なつみかんさんも、20品種中17品種正解の正解率85%ですから凄いです。
さざんかさんの返信にも書きましたが、シャリンバイはGoogle Lensで調べた
もので、自信がありません。実の付きかたが少ないようです。サツマイモは以
前になつみかんさんのブログに投稿されていたので、正しいでしょうか?
スイフヨウも写真を撮る時間帯で花の色が変わり、面白いですね。私は当日午
前中に行きましたが、それでも白からピンク、紅くなっている花も見られまし
た。(^.^)
さつまいもの花
見ました。
薄紫の花芯。とても可憐できれいですね。
細身の朝顔のようで、そして葉っぱも紫色で美しい
これは、一目ぼれしてしまいますね。
メド―セージ
我が家でも今も咲いててくれます。
これからは、サルビア・プラテンシス
サルビア・プラテンシス
って憶えて呼んでいきますね。
コメントありがとうございます。
サツマイモの花、りりんさんも初めてなのですね。野菜の花はオクラを始めと
して、どれも美しいですね。ただ、私のような消費者は花が咲く前に収穫され、
出荷されるので、野菜の花を見る機会が少ないのが残念です。
サルビア・プラテンシスの英名がメドーセージで、サルビア・ガラニチカとは
別品種になります。ですから、メドーセージでなくサルビア・ガラニチカと呼
ぶのが正しいようです。ますます訳がわからなくなるので、あまり気にしない
でください。(笑)
ここの所何かと忙しく、少々ご無沙汰致しておりました・・・
今回は9月の花のアルバム3回目との事、元々ninbuさんのお写真は分かり易く綺麗だったのですが、
この9月の花のアルバム、益々磨きが掛かって、私が気に入ったお写真が続出、
どれを取り上げるか困ってしまいました(^_^;)
今回ではサツマイモの花と葉そしてシロハギのアップ。
また第2回11日ご投稿では、カリガネソウとコリウス、
更に6日ご投稿の第1回、アーコレードは初めて見せて頂いた花で桜の一種とか、
2季咲きだそうですが、お写真共々素敵ですね(^o^)
それから鳥では有りませんが、蝶のアカボシゴマダラ、一寸アゲハににていますが、
このお写真もイイですね!
それからスポーツと長寿のお話、テニスは確かに健康に良さそうですね。
上皇ご夫妻も80代半ば迄はテニスをされていらっしゃったとか、
これもお元気な源なのでしょう。
残念な事に私は球技が苦手で、ゴルフは10年以上前に止めましたし、
残っているスポーツと言えば年1回行っているスキーくらい、
まあジェットスキーは余りスポーツとは言えませんし、
精々花や寺社を撮りに歩く位です(^_^;)
その点今でも現役でテニスをなさっているninbuさん、さすがです(@_@;)
そして最後は10月3日ご投稿の固定電話のお話、興味深く拝読させて頂きました。
既に固定電話は光回線になり、もっぱらネット接続用に化しております。
以前アナログ回線からデジタルに移行の際、NTTから散々換える様に言われました(^_^;)
それからこの回、一緒に載せられた花々のお写真、見知っている花々ですが、
こちらのお写真も本当に素敵です(*^^)v
コメントありがとうございます。
お忙しいにも拘わらず、私のブログをまとめてご覧頂き、また、各々の回ごと
に個別にコメントまでいただき、ありがとうございます。
サツマイモの花、私にとっては初めて見るもので、記念すべき1枚です。カリ
ガネソウ、小さな花ですが、とても可憐で愛すべき花で、私も大好きです。蝶
は動きが激しくてなかなか写真を撮るのが難しいですね。たまたま、この写真
は止まっているところを撮れたラッキーな写真です。
スポーツの話題では、どうしてもテニスが中心になってしまいますが、スキー
こそ体全体を動かすとても健康に良いスポーツだと思います。私も40代半ばま
でやっていましたが、体が付いていかず止めました。
固定電話、ただの置物としてここ10年ほど使わずにいるのを気づかずにいまし
た。今回、ようやく無駄な設備だと気づいて止める事にしました。ヒゲオヤジ
さんのように仕事をしている方からみれば、ずいぶん遅れていると思われると
思います。