先回の続きです。7月の花のアルバム ⑤ 2022-08-29
先回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
葉は光沢のある長い楕円で濃緑色で葉脈がはっきりとしています。花は6月~7月に白色の花を咲かせます。花弁はフェルトのような優しい風合いをしています。香りが特徴的で甘い香りを周囲に漂わせます。

庭木としてよく栽培されているクチナシは、大型の花で八重咲きのヤエクチナシ(別名オオヤエクチナシ)が多く、こちらは花は豪華ですが実はつけません。
<ヤエクチナシ(八重梔子) アカネ科クチナシ属> 7/19 柏の葉公園
梅雨のころから咲き始め、夏の間中、ハイビスカスを小ぶりにしたような、大輪で華やかな花を咲かせる日本の夏の花です。韓国の国花として有名です。原産地は中国ともいわれていますが、実ははっきりわからないようです。

非常に花の種類が多く、花色は桃色、藤色、白色など白~紫まで多彩で、八重咲品種も多くあります。

<ヤエザキムクゲ(八重咲木槿)7/19 柏の葉公園
元々雑草でしたが品種改良されてポピュラーな草花の一つになっています。花は乾燥させればドライフラワーにもなるので、生花としてもドライフラワーとしても、楽しむことができる植物です。

花びらの形は矢車に似ていて放射状に広がっています。花色は白、青、ピンク、紫などがあります。

<ヤグルマギク(矢車菊) キク科ヤグルマギク属> 7/20 あけぼの山農業公園
初夏から秋まで長い期間たくさんの花を咲かせるクマツヅラ科の多年草。名前は、葉がヤナギのように細長いことに由来しています。

三尺バーベナの名前の通り、背丈がとても高く、高さ0.6~1.8mくらいに生長するため、庭や花壇に植えると見栄えがする草花です。

非常に丈夫で繁殖力が強いため、特定外来生物には指定されていませんが、「将来の生態系に被害を及ぼす恐れがある外来種」の中に入っている植物です。
<ヤナギハナガサ(柳花笠) クマツヅラ科クマツヅラ属> 7/1 アンデルセン公園
林や藪のまわり、庭のまわりや道ばたなどに普通に生育します。茎は急速に伸び、長いつるになり他の木やフェンスなどにおおいかぶさります。和名は藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示しています。

「ビンボウカズラ(貧乏葛)」とも呼ばれます。「庭の手入れができないほど、貧乏な人の屋敷に繁殖する」「この植物があると土地が荒れて家が貧乏になる」など、名前の由来は諸説あるようです。
<ヤブガラシ(藪枯らし) ブドウ科ヤブガラシ属> 7/19 柏の葉公園
本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄の深山の林内に生える山野の林内に生える高さ0.5~1mの多年草です。葉はミョウガに似ていますが、白い小さな花はツユクサの花によく似ていて夏に涼しさを感じさせてくれます。

<ヤブミョウガ(薮茗荷) ツユクサ科ヤブミョウガ属> 7/20 あけぼの山農業公園
低山の林地や草原に自生するが、初夏を代表する花木で、花びらのように白く見える総苞片をつけて花を咲かせます。清楚な花や、晩夏に熟す赤い果実を観賞あるいは実用するため、公園、街路、一般家庭の庭にも植栽されています。

原産は日本、中国及び朝鮮半島です、1875年には日本からヨーロッパへ渡り、現在では多くの国で親しまれています。庭木として人気の高いハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ)は本種の近縁種にあたります。

<ヤマボウシ(山法師) ミズキ科ミズキ属> 7/1 アンデルセン公園
山地に生える日本特産のユリで、夏に咲く花はユリの中でも最大級の大きさで白く、山中でもよく目立ち、強い芳香を放ちます。

花径20cm強の大きな花を1~10輪ほど咲かせます。花弁には白地に黄色い帯状の筋が入り、えんじ色か紫褐色の細かい斑点が散ります。

<ヤマユリ(山百合) ユリ科ユリ属> 7/20 あけぼの山農業公園
レース状の羽を連想させるようなシダに似た葉が特徴的で、開花期には細かな花を咲かせて楽しませてくれます。「兵士の傷薬」という呼び名を持ち、古くから傷の手当てに用いられていた植物でもあります。

<ヤロウ(西洋鋸草) キク科・ノコギリソウ属> 7/1 アンデルセン公園
名前のとおり、深い黄昏を思わせる花です。径2mmくらいの細かい花が無数といえるほど密に集まって、傘状の大きな花房になり、ソフトな雰囲気とどっしりとした厚みを感じさせます。

<ユウギリソウ(夕霧草) キキョウ科ユウギリソウ属(トラケリウム属)>
7/1 アンデルセン公園
南アフリカを中心に、95種ほどが分布しています。秋から春にかけて、マーガレットに似た黄色い可愛らしい花を咲かせます。一重咲きの他、八重咲き種も流通しています。

日本へは昭和40年代に渡来し、鉢花として普及しました。属名のユリオプスはギリシア語で「大きな目をもつ」の意で、花姿に由来します。

<ユリオプスデージー キク科ユリオプス属> 7/19 柏の葉公園
伝統的にハーブとして古代エジプト、ギリシャ、ローマ、アラビア、ヨーロッパなどで薬や調理に利用され、芳香植物としてその香りが活用されてきました。

その香りは、鎮静作用や高揚作用、睡眠誘発作用など様々な効果があると言われ、石けん、入浴剤や芳香剤、化粧品などに利用され、とても馴染のあるハーブの1つになっています。

<ラベンダー シソ科ラヴァンドラ属> 7/19 柏の葉公園
トルコからイランににかけて分布する多年草で、近年香りの良いハーブとして人気の植物です。葉の中心部から茎が直立に伸び、茎の中心部から先端に掛けて花が付きます。花色は紫、ピンクの淡い色。

人気の秘密は特徴的な葉。表面はつるつるしておらず、厚みがありふわふわとした柔らかな乳白色の毛で覆われています。この白い毛が羊の毛に似ていることから「ラムズイヤー」の名前がつけられました。
<ラムズイヤー シソ科イヌゴマ属> 7/1 アンデルセン公園
北アメリカを中心に約37種が分布するキク科ユリアザミ属の多年草です。美しい花を咲かせることから、いくつかの種が観賞用として栽培されています。

花期は6月~9月。花期になると、真っすぐに伸びた茎の頂部に花序を出し、花を咲かせます。花序は15~50㎝の長さで、頭花(とうか)が穂状に付きます。

<リアトリス(麒麟菊) キク科ユリアザミ属> 7/1 アンデルセン公園
銅葉がシックな印象の常緑の宿根草(耐寒性多年草)です。半日陰でも十分に育ち、暑さ・寒さにも強いのでとても育てやすいカラーリーフです。星型の黄花も一面に咲き、葉との対比も美しいです。

<リシマキア・ミッドナイトサン サクラソウ科オカトラノオ(リシマキア)属>
7/19 柏の葉公園
葉は枝先に集まって互い違いに生じ、長さは5~15センチ、幅は4~10センチほどになります。楕円形で先端は短く尖り、縁には鋭く尖ったギザギザがあります。

開花は6月から8月で、白い小花が長さ10~20センチの穂状になって咲きます。一つ一つの花はよく見ればウメに似ており、おびただしい数の蝶や蜂が蜜を求めて集まります。

北海道南部から九州までの山間に見られる落葉樹。若葉が食用となるため、飢饉に備えて貯蔵と採取を「令法(りょうぼう)」によって命じたことからリョウブと名付けられました。
<リョウブ リョウブ科 リョウブ属> 7/1 アンデルセン公園
開花期は5月~10月で春から秋まで爽やかなブルーの花を繰り返し楽しめるイソマツ科の半耐寒性常緑低木です。別名プルンバゴとも呼ばれます。花色は、青紫と白があります。

<ルリマツリ(瑠璃茉莉) イソマツ科ルリマツリ属> 7/19 柏の葉公園
最大の特徴は、カーペットの様に地面を広がる草姿と葉を覆い尽くす程に咲き誇る花姿にあり、花は青色の他にも桃色や白色等と多くの花色があります。

和名の由来は瑠璃色を連想させる美しい花が、溝を覆い隠す程に咲き誇る花姿からきています。

<ルリミゾカクシ(瑠璃溝隠) キキョウ科ミゾカクシ属>
7/1 アンデルセン公園
セントポーリアと同じイワタバコ科の多年草です。コスタリカやメキシコなど中米原産です。花弁先に切れ込みが入る特徴的な花形です。一つの花は開花して1か月弱くらいは楽しめます。

<レースフラワーバイン(アルソビア) イワタバコ科アルソビア属>
7/19 柏の葉公園
梅雨頃から夏の間、空き地や道端で見られる雑草(帰化植物)です。北アメリカ原産の多年草で、日本では昭和初期に関東地方で確認されたのが発端です(当時すでに野生化していたと思われます)。

古くから草地の雑草として知られており、近年、飼料用トウモロコシ畑などでも頻繁にみられるようになってきました。全身に鋭いトゲを有するため抜き取りにくく、効果のある除草剤も少なく、防除することがとても難しい雑草の一つです。

植物の命名者、牧野富太郎博士は以下のような、ひどい言い方をされています。(笑)
「この始末の悪い草、何にも利用のない害草に悪るナスビとは打ってつけた佳名であると思っている」〔原文ママ〕
さらに、「一度聞いたら忘れないだろう」とも。
<ワルナスビ(悪茄子) ナス科ナス属> 7/20 手賀沼湖畔
7月の花のアルバム、6回に渡ってお付き合いいただきありがとうございました。
8月のアルバムはお休みして、9月も同様にアルバム形式で、出会った花をご紹介する予定です。(10月投稿予定)
また、ご覧いただけると、とても嬉しいです。
先回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
葉は光沢のある長い楕円で濃緑色で葉脈がはっきりとしています。花は6月~7月に白色の花を咲かせます。花弁はフェルトのような優しい風合いをしています。香りが特徴的で甘い香りを周囲に漂わせます。

庭木としてよく栽培されているクチナシは、大型の花で八重咲きのヤエクチナシ(別名オオヤエクチナシ)が多く、こちらは花は豪華ですが実はつけません。
<ヤエクチナシ(八重梔子) アカネ科クチナシ属> 7/19 柏の葉公園
梅雨のころから咲き始め、夏の間中、ハイビスカスを小ぶりにしたような、大輪で華やかな花を咲かせる日本の夏の花です。韓国の国花として有名です。原産地は中国ともいわれていますが、実ははっきりわからないようです。

非常に花の種類が多く、花色は桃色、藤色、白色など白~紫まで多彩で、八重咲品種も多くあります。

<ヤエザキムクゲ(八重咲木槿)7/19 柏の葉公園
元々雑草でしたが品種改良されてポピュラーな草花の一つになっています。花は乾燥させればドライフラワーにもなるので、生花としてもドライフラワーとしても、楽しむことができる植物です。

花びらの形は矢車に似ていて放射状に広がっています。花色は白、青、ピンク、紫などがあります。

<ヤグルマギク(矢車菊) キク科ヤグルマギク属> 7/20 あけぼの山農業公園
初夏から秋まで長い期間たくさんの花を咲かせるクマツヅラ科の多年草。名前は、葉がヤナギのように細長いことに由来しています。

三尺バーベナの名前の通り、背丈がとても高く、高さ0.6~1.8mくらいに生長するため、庭や花壇に植えると見栄えがする草花です。

非常に丈夫で繁殖力が強いため、特定外来生物には指定されていませんが、「将来の生態系に被害を及ぼす恐れがある外来種」の中に入っている植物です。
<ヤナギハナガサ(柳花笠) クマツヅラ科クマツヅラ属> 7/1 アンデルセン公園
林や藪のまわり、庭のまわりや道ばたなどに普通に生育します。茎は急速に伸び、長いつるになり他の木やフェンスなどにおおいかぶさります。和名は藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示しています。

「ビンボウカズラ(貧乏葛)」とも呼ばれます。「庭の手入れができないほど、貧乏な人の屋敷に繁殖する」「この植物があると土地が荒れて家が貧乏になる」など、名前の由来は諸説あるようです。
<ヤブガラシ(藪枯らし) ブドウ科ヤブガラシ属> 7/19 柏の葉公園
本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄の深山の林内に生える山野の林内に生える高さ0.5~1mの多年草です。葉はミョウガに似ていますが、白い小さな花はツユクサの花によく似ていて夏に涼しさを感じさせてくれます。

<ヤブミョウガ(薮茗荷) ツユクサ科ヤブミョウガ属> 7/20 あけぼの山農業公園
低山の林地や草原に自生するが、初夏を代表する花木で、花びらのように白く見える総苞片をつけて花を咲かせます。清楚な花や、晩夏に熟す赤い果実を観賞あるいは実用するため、公園、街路、一般家庭の庭にも植栽されています。

原産は日本、中国及び朝鮮半島です、1875年には日本からヨーロッパへ渡り、現在では多くの国で親しまれています。庭木として人気の高いハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ)は本種の近縁種にあたります。

<ヤマボウシ(山法師) ミズキ科ミズキ属> 7/1 アンデルセン公園
山地に生える日本特産のユリで、夏に咲く花はユリの中でも最大級の大きさで白く、山中でもよく目立ち、強い芳香を放ちます。

花径20cm強の大きな花を1~10輪ほど咲かせます。花弁には白地に黄色い帯状の筋が入り、えんじ色か紫褐色の細かい斑点が散ります。

<ヤマユリ(山百合) ユリ科ユリ属> 7/20 あけぼの山農業公園
レース状の羽を連想させるようなシダに似た葉が特徴的で、開花期には細かな花を咲かせて楽しませてくれます。「兵士の傷薬」という呼び名を持ち、古くから傷の手当てに用いられていた植物でもあります。

<ヤロウ(西洋鋸草) キク科・ノコギリソウ属> 7/1 アンデルセン公園
名前のとおり、深い黄昏を思わせる花です。径2mmくらいの細かい花が無数といえるほど密に集まって、傘状の大きな花房になり、ソフトな雰囲気とどっしりとした厚みを感じさせます。

<ユウギリソウ(夕霧草) キキョウ科ユウギリソウ属(トラケリウム属)>
7/1 アンデルセン公園
南アフリカを中心に、95種ほどが分布しています。秋から春にかけて、マーガレットに似た黄色い可愛らしい花を咲かせます。一重咲きの他、八重咲き種も流通しています。

日本へは昭和40年代に渡来し、鉢花として普及しました。属名のユリオプスはギリシア語で「大きな目をもつ」の意で、花姿に由来します。

<ユリオプスデージー キク科ユリオプス属> 7/19 柏の葉公園
伝統的にハーブとして古代エジプト、ギリシャ、ローマ、アラビア、ヨーロッパなどで薬や調理に利用され、芳香植物としてその香りが活用されてきました。

その香りは、鎮静作用や高揚作用、睡眠誘発作用など様々な効果があると言われ、石けん、入浴剤や芳香剤、化粧品などに利用され、とても馴染のあるハーブの1つになっています。

<ラベンダー シソ科ラヴァンドラ属> 7/19 柏の葉公園
トルコからイランににかけて分布する多年草で、近年香りの良いハーブとして人気の植物です。葉の中心部から茎が直立に伸び、茎の中心部から先端に掛けて花が付きます。花色は紫、ピンクの淡い色。

人気の秘密は特徴的な葉。表面はつるつるしておらず、厚みがありふわふわとした柔らかな乳白色の毛で覆われています。この白い毛が羊の毛に似ていることから「ラムズイヤー」の名前がつけられました。
<ラムズイヤー シソ科イヌゴマ属> 7/1 アンデルセン公園
北アメリカを中心に約37種が分布するキク科ユリアザミ属の多年草です。美しい花を咲かせることから、いくつかの種が観賞用として栽培されています。

花期は6月~9月。花期になると、真っすぐに伸びた茎の頂部に花序を出し、花を咲かせます。花序は15~50㎝の長さで、頭花(とうか)が穂状に付きます。

<リアトリス(麒麟菊) キク科ユリアザミ属> 7/1 アンデルセン公園
銅葉がシックな印象の常緑の宿根草(耐寒性多年草)です。半日陰でも十分に育ち、暑さ・寒さにも強いのでとても育てやすいカラーリーフです。星型の黄花も一面に咲き、葉との対比も美しいです。

<リシマキア・ミッドナイトサン サクラソウ科オカトラノオ(リシマキア)属>
7/19 柏の葉公園
葉は枝先に集まって互い違いに生じ、長さは5~15センチ、幅は4~10センチほどになります。楕円形で先端は短く尖り、縁には鋭く尖ったギザギザがあります。

開花は6月から8月で、白い小花が長さ10~20センチの穂状になって咲きます。一つ一つの花はよく見ればウメに似ており、おびただしい数の蝶や蜂が蜜を求めて集まります。

北海道南部から九州までの山間に見られる落葉樹。若葉が食用となるため、飢饉に備えて貯蔵と採取を「令法(りょうぼう)」によって命じたことからリョウブと名付けられました。
<リョウブ リョウブ科 リョウブ属> 7/1 アンデルセン公園
開花期は5月~10月で春から秋まで爽やかなブルーの花を繰り返し楽しめるイソマツ科の半耐寒性常緑低木です。別名プルンバゴとも呼ばれます。花色は、青紫と白があります。

<ルリマツリ(瑠璃茉莉) イソマツ科ルリマツリ属> 7/19 柏の葉公園
最大の特徴は、カーペットの様に地面を広がる草姿と葉を覆い尽くす程に咲き誇る花姿にあり、花は青色の他にも桃色や白色等と多くの花色があります。

和名の由来は瑠璃色を連想させる美しい花が、溝を覆い隠す程に咲き誇る花姿からきています。

<ルリミゾカクシ(瑠璃溝隠) キキョウ科ミゾカクシ属>
7/1 アンデルセン公園
セントポーリアと同じイワタバコ科の多年草です。コスタリカやメキシコなど中米原産です。花弁先に切れ込みが入る特徴的な花形です。一つの花は開花して1か月弱くらいは楽しめます。

<レースフラワーバイン(アルソビア) イワタバコ科アルソビア属>
7/19 柏の葉公園
梅雨頃から夏の間、空き地や道端で見られる雑草(帰化植物)です。北アメリカ原産の多年草で、日本では昭和初期に関東地方で確認されたのが発端です(当時すでに野生化していたと思われます)。

古くから草地の雑草として知られており、近年、飼料用トウモロコシ畑などでも頻繁にみられるようになってきました。全身に鋭いトゲを有するため抜き取りにくく、効果のある除草剤も少なく、防除することがとても難しい雑草の一つです。

植物の命名者、牧野富太郎博士は以下のような、ひどい言い方をされています。(笑)
「この始末の悪い草、何にも利用のない害草に悪るナスビとは打ってつけた佳名であると思っている」〔原文ママ〕
さらに、「一度聞いたら忘れないだろう」とも。
<ワルナスビ(悪茄子) ナス科ナス属> 7/20 手賀沼湖畔
7月の花のアルバム、6回に渡ってお付き合いいただきありがとうございました。
8月のアルバムはお休みして、9月も同様にアルバム形式で、出会った花をご紹介する予定です。(10月投稿予定)
また、ご覧いただけると、とても嬉しいです。