Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

秋バラの季節 ②

2022-10-29 | みんなの花図鑑
先回の続きです。秋バラの季節 ① 2022-10-26
https://blog.goo.ne.jp/ninbu/e/249e26b066bc4c55ffe49f940331c402


久しぶりに秋晴れに恵まれた10月20日、柏市にある柏の葉公園バラ園に行ってきました。ウイークデーでもあり、比較的人も少なくゆっくりと観賞と撮影ができました。

バラの花の説明は名札に記載されていますので、併せて参照頂ければと思います。(手抜きで申し訳ありません。m(__)m)












































































最後までご覧いただきありがとうございました。次回秋バラの季節 最終回に続きます。

秋バラの季節 ①

2022-10-26 | みんなの花図鑑
バラと言えば春のイメージが強いのですが、秋に咲く「秋バラ」もあります。春バラと比べて色鮮やかで強い香りが魅力のようです。10月~11月にかけてが見ごろです。

久しぶりに秋晴れに恵まれた10月20日、柏市にある柏の葉公園バラ園に行ってきました。ウイークデーでもあり、比較的人も少なくゆっくりと観賞と撮影ができました。

世界に数万~数十万の品種があるとも言われる薔薇の花、とても名前は覚えるのは難しいので、名札を頼りに撮影してきました。3回に分けてご紹介します。


なお、バラの見分け方等については、私の過去のブログで投稿していますので、お時間があればご覧いただけると幸いです。
バラ ばら 薔薇 ③では系統別(モダン、オールド、ワイルド)
バラ ばら 薔薇 ④では樹形別(ハイブリッド、プロリパンダ、ミニ、つる、スプレイ)
バラ ばら 薔薇 ⑤では花型別(高芯咲き、平咲き、ポンポン咲き、カップ咲、抱え咲、ロゼット咲き、クオーター・ロゼット咲き)
バラ ばら 薔薇 ⑥では花びらの形状別(剣弁、半剣弁、丸弁、波状弁、ナデシコ咲き、シャクヤク咲き)
バラ ばら 薔薇 ⑦ではバラの咲く時期(一季咲き、返り咲き、くり返し咲き、四季咲き)


バラの花の説明は名札に記載されていますので、併せて参照頂ければと思います。(手抜きで申し訳ありません。) m(__)m





































































最後までご覧いただきありがとうございました。次回秋バラの季節 ②に続きます。



コスモス(秋桜)の季節

2022-10-22 | みんなの花図鑑
秋桜(あきざくら)と書いてコスモス。そんな名前がつくほど秋の花といえばコスモス、というイメージが強い花ではないでしょうか。この時期方々で咲いており、その可憐な姿のコスモスを見ると、ついつい写真を撮ってしまいます。今回はコスモスの花ばかりをを並べてみました。



漢字の「秋桜」の字は、主に秋に咲き、花弁の形が桜に似ているところから名づけられました。いかにも日本らしい名前ですが、実は明治のはじめ頃に渡来した外来種です。

<コスモス(秋桜)> 10/12 あけぼの山農業公園


原産地はメキシコの高原地帯。18世紀末にスペインマドリードの植物園に送られ、コスモスと名づけられました。日本には明治20年頃に渡来したと言われます。

<コスモス(秋桜)> 10/18 手賀沼湖畔


容易に栽培でき、丈夫で手間がかからないので、明治の末には全国的に広まったようです。 原産地はメキシコなので、栄養分が少ない乾燥した土地を好みます。

<コスモス(秋桜)> 10/12 北柏ふるさと公園


コスモスの語源は、ギリシャ語の「秩序」「飾り」「美しい」という意味の 「Kosmos, Cosmos」の言葉に由来します。このことから、星がきれいに揃う宇宙のことをcosmosと呼び、花びらが整然と並ぶこの花もcosmosと呼ぶようになったと言われます。

<コスモス(秋桜)> 10/12 あけぼの山農業公園


漢字の「秋桜(あきざくら)」の字は、主に秋に咲き、花弁の形が桜に似ているところから名づけられました。「秋桜」と書いて「コスモス」と読ませるようになったのは、山口百恵さんの「秋桜(コスモス)」がヒットしてからのことです。

山口百恵・秋桜(コスモス) 歌詞付き!【4K】高音質CD音源


山口百恵さんの「秋桜(コスモス)」は「結婚前夜の母娘」というテーマの歌詞ですね。歌った山口百恵さん本人が、さだまさしさんから提供を受けた時のことです。百恵さんが、さだまさしさんに「この歌詩の意味がわからない」と伝えたそうです。

<コスモス(秋桜)> 10/12 あけぼの山農業公園


まだ18歳の山口百恵さんに「結婚前夜の母娘」というテーマの歌詞が理解できるはずもないだろうと、さだまさしさんは思ったそうです。

<コスモス(秋桜)> 10/12 北柏ふるさと公園


その後、引退コンサートの時、山口百恵さんから、さだまさしさんにメッセージがありました。「最近、歌の意味がわかった気がします」「さださんがこの歌を作ってくださったお気持ちが、やっと解る日が参りました」「本当に、本当に、ありがとうございました。山口百恵」

<コスモス(秋桜)> 10/18 流山市


コスモス(秋桜)は秋の花として有名ですが、開花時期は6月からのものもあり夏にも花を咲かせます。コスモス(秋桜)はある一定の環境さえ整えば自生するのは簡単な為、日本全国に花を咲かせています。

<コスモス(秋桜)> 10/12 あけぼの山農業公園


コスモス(秋桜)の葉は小さく細かいものが、枝分かれして生えてきます。茎の先端に付ける花は直径5cm程。中央は黄色く、周りの花はピンク、赤、白と可愛らしい印象の花びらを付けます。

<コスモス(秋桜)> 10/12 あけぼの山農業公園

花は、ピンク・白・赤などで薄い花びらが8枚並んでいます。本来は一重咲きですが、最近は、八重咲き、花びらが筒状になったストロー咲き、花弁の縁が色づいた品種など色や咲き方も多様です。




コスモスには、「愛情」を意味する花言葉が多く、また秋に花咲かせることから、ホワイトデーから半年経った9月14日は「コスモスの日」と制定されています。

<コスモス(秋桜)> 10/12 あけぼの山農業公園


3月14日のホワイトデーから半年経った日に、恋人同士がプレゼントとしてコスモスの花を渡し、お互いの愛を確認し合うための日、という謂れもあります。

<コスモス(秋桜)> 10/12 あけぼの山農業公園


コスモスの花言葉は「乙女の真心」「調和」「謙虚」です。ほかにも、「乙女の純潔」「美麗」といった花言葉も持っているコスモス。女性的で、おしとやかなイメージを持つ花ですね。

<コスモス(秋桜)> 10/12 あけぼの山農業公園


ピンク色のコスモスの花言葉は「乙女の純潔」。秋を代表するピンクの花らしい可愛らしい花言葉です。規則正しく花を開かせるコスモスにぴったりな花言葉ですよね。

<コスモス(秋桜)> 10/12 あけぼの山農業公園


赤いコスモスの花言葉は「乙女の愛情」・「乙女の調和」。情熱的な印象の真っ赤なコスモスは慎ましいながらも愛に溢れた花言葉がついています。

<コスモス(秋桜)> 10/12 あけぼの山農業公園


白色のコスモスの花言葉は「優美」「美麗」「純潔」です。少し強さの和らいだ秋の光に輝くコスモス畑を思わせる言葉です。



黄色のコスモスは、実は品質改良で作られた人工的な色なんです。それに反して、花言葉は対照的な「野生の美しさ」「自然美」などの花言葉を持っています。

<キバナコスモス> 10/12 あけぼの山農業公園


黒色のコスモスの花言葉は「恋の終わり」「恋の思い出」「移り変わらぬ気持ち」。別名チョコレートコスモス。その名の通り、真っ黒というよりかはチョコレートのような茶を感じる黒色です。

<チョコレートコスモス> 9/15 柏の葉公園


そして、ほのかにチョコレートのような甘い香りがします。他の色に比べると、別れを連想させ、寂しさを感じる意味です。

<コスモス(秋桜)> 9/21 あけぼの山農業公園


コスモスは大きな1つの花のように見えますが、実際は多数の花びらが集まって1つの花の形を形成しています。これは頭状花序と呼ばれ、キク科の植物に見られる特徴です。

<コスモス(秋桜)> 9/21 あけぼの山農業公園


外輪の花びらを舌状花、内側の黄色の(中央のつぶつぶが飛び出ている)かたまりを「筒状花あるいは管状花」と区別して呼ぶときもあります。

<コスモス(秋桜)> 9/21 あけぼの山農業公園


舌状花も筒状花も一枚一枚(あるいは一個一個)が花びらですので、それぞれに雄しべ雌しべをもっていて、受粉し種子を残します。


今回は私が撮りためた、拙いコスモスの花の写真をたくさんご紹介しましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。




9月の花のアルバム 最終回

2022-10-18 | みんなの花図鑑
9月の花のアルバム ④ 2022-10-13の続きです。

前回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回は私の最も苦手とする木の実がたくさん登場します。樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。




メキシコを中心に南北アメリカに15種類が分布する植物です。花が美しく、また花弁が丈夫で色あせしにくいのが特徴で、初夏~晩秋にかけての長い期間花を咲かせ続けます。



日本には江戸時代末期に入ってきました。栽培や品種改良が盛んになったのは戦後になってからで、それまでは仏花として栽培される程度だったそうです。



ジニアと呼ばれて花壇やコンテナなどに適した矮性の品種がたくさん流通しており、ガーデニング素材として人気があります。



<ヒャクニチソウ(ジニア) キク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)
9/15 北柏ふるさと公園



1950年代から1960年代に四国とその周辺で発見され、今では関東から西の地域の水田や湿地に生える外来水草です。夏から秋にかけて、花弁4枚の黄色い花を次々咲かせ、最盛期にはなかなか見応えがあります。アメリカミズキンバイの別名もあります。



<ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡) アカバナ科 チョウジタデ属>
9/15 北柏ふるさと公園



「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。



現在の日本には自生に適した環境が少なくなったため激減し、絶滅危惧種となっています。

<フジバカマ(藤袴) キク科ヒヨドリバナ属> 9/21 あけぼの山農業公園



美しいピンクの大輪の花を咲かせる、夏を代表する花木として親しまれています。近縁種にムクゲがあります。



一般的には雌しべの先がまっすぐなものがムクゲで、この花は上向きに曲がっている点で区別できます。

<フヨウ(芙蓉) アオイ科フヨウ属> 9/15 柏の葉公園



丈夫で、1年を通じて開花する性質があるため、熱帯花木を代表する種類として世界中の熱帯地域で広く植えられています。



優雅な花姿と上品な香りから連想されて、「気品がある」「恵まれた容姿」という花言葉が生まれました。

<プルメリア キョウチクトウ科インドソケイ属> 9/15 柏の葉公園



夏の寄せ植えの素材としてとても人気のある草花です。剪定を上手にすると、枝分かれしてたくさんの花を咲かせるので、ハンギングやコンテナ栽培にも適しています。



花色がとても豊富で、一重の花の形はアサガオに似ていて万人好みですが、フリルのついたものや八重咲き、絞り咲きなどもあります。



<ペチュニア ナス科ペチュニア属> 9/15 柏の葉公園



熱帯アフリカ、マダガスカルに約30種が分布する植物です。主な開花期は夏~秋で一定以上の気温があれば一年を通して開花)、冬を越して毎年花を咲かせる性質です。



<ペンタス(草山丹花) アカネ科クササンタンカ属(ペンタス属)>
9/15 柏の葉公園



花の鑑賞だけでなく、実を食べて楽しむこともできる植物です。実はカリンと似た形が特徴で、熟してくると甘酸っぱい香りが楽しめます。もともとは、実を乾燥させ漢方薬として使っていたといわれています。



<ボケ(木瓜) バラ科ボケ属> 9/15 柏の葉公園



熱帯地域原産のツル性観葉植物で、定番の観葉植物です。ごく一般的な観葉植物で、植物にあまり詳しくない人でも、よく知っている場合が多いのではないでしょうか。



<ポトス サトイモ科エピプレムヌム属> 9/15 柏の葉公園



鮮やかな黄色や橙色の花を長期間次々と咲かせます。栽培も容易で、花壇の定番品目ともいえるポピュラーな花です。山吹色、オレンジ色、クリーム色、黄色などの色があります。



<マリーゴールド(孔雀草) キク科タゲテス属> 9/7 あけぼの山農業公園



大きな赤い果実と常緑の濃緑色の葉を観賞する縁起植物として親しまれています。江戸時代から実色が違ったり、葉に斑が入ったり縮れたりするものなど園芸化が進んだ古典園芸植物です。



<マンリョウ(万両) サクラソウ科(ヤブコウジ科)ヤブコウジ属>
9/15 柏の葉公園



日本各地の湿原や小川、用水路の縁などに見られる多年草です。すっと高く伸びた枝に、赤紫の素朴な花を穂状に咲かせます。



地上部を乾燥したものを千屈菜(せんくつさい)と言い、下痢止め、急性腸炎、膀胱炎、浮腫などに民間薬として煎じて用います。



<ミソハギ(禊萩) ミソハギ科ミソハギ属> 9/15 北柏ふるさと公園



秋の紫の実が美しい日本原産の落葉低木です。古くから山地の湿地や森林に自生しています。葉の色は実がなりだす初秋の緑から、秋が深まってくると黄色く紅葉し、紫色の実との色合いがとても美しい光景で、英名ではJapanese beautyberryとも言われています。



<ムラサキシキブ(紫式部) シソ科ムラサキシキブ属>
9/15 あけぼの山農業公園



原産地がジャワの花木で、サンゴノボタンとも呼ばれています。長さ10cm~20cmぐらいの花序に小さな小花を沢山つけ、赤紫色の実もなります。手を広げたような葉で観葉植物としても鑑賞できます。



<メディニラ・スペキオサ(珊瑚野牡丹) ノボタン科・メディニラ属>
9/15 柏の葉公園


非常に強健で、暑い夏の盛りから秋まで花を咲かせてくれます。花色は濃い青から深い紫まであります。ガクが黒いのが特徴です。花の形を見ていると、なんだか恐竜の口元のようです。



<メドーセージ(サルビア・ガラニチカ) シソ科アキギリ属>
9/15 北柏ふるさと公園


初夏から秋まで長い期間楽しめる一年草。こんもりと茂った株に小さい(花径2㎝ほど)黄色の可愛い花をたくさん咲かせます。



生育旺盛で、周りを明るく照らして元気にしてくれる黄色い花を次々と長期間咲かせる姿から、「元気」や「あなたは可愛い」という花言葉がつけられました。



<メランポジウム キク科メランポジウム属> 9/15 柏の葉公園



林や藪のまわり、庭のまわりや道ばたなどに普通に生育します。茎は急速に伸び、長いつるになり他の木やフェンスなどにおおいかぶさります。



放っておくとたちまちはびこり、庭や林の厄介物となるので、別名『貧乏葛(ビンボウカズラ)』とも呼ばれています。

<ヤブガラシ(藪枯) ブドウ科ヤブガラシ属> 9/15 柏の葉公園



日本各地の林床などで普通に見られる常緑性の多年草です。ほぼ一年中同じ草姿を保ち、性質が強く、丈夫で手のかからない植物なので、古くから緑化や造園の植栽材料として広く利用されています。



<ヤブラン(藪蘭) キジカクシ科(クサスギカズラ科)ヤブラン属(リリオペ属)>
9/21 あけぼの山農業公園



北海道から九州まで日本各地の山野に生える落葉半低木。秋に咲く淡い紅紫の花を観賞するため、庭園や公園、川岸などに植栽されます。



秋の七草の一つとして古くから日本人に親しまれるが、日本の固有種ではなく、アジア大陸東北部や朝鮮半島にも広く分布しています。



<ヤマハギ(山萩) マメ科ハギ属> 9/15 柏の葉公園



常緑小低木。中南米が原産で観賞用に栽培されます。和名は七変化で、鮮やかな色の花をつけ、その色が次第に変化することに由来します。




<ランタナ(七変化) クマツヅラ科シチヘンゲ属(ランタナ属)>
9/7 あけぼの山農業公園



北アメリカ原産のキク科オオハンゴンソウ属の二年草、または短命な多年草です。花期になると、多数分枝した茎の頂部に頭状花を1輪咲かせます。



頭状花は、中心部分の小さな筒状花と、花弁のように見える舌状花からなる集合花で、径3~4㎝の大きさです。



<ルドベキア・タカオ キク科オオハンゴンソウ属> 
9/7 あけぼの山農業公園



ヨーロッパ及び西アジア原産の多年草です。一般的なフランスギクと比較して花径(直径約8cm)が大きく草丈はやや矮性で、地下茎やこぼれ種で容易に広がります。



<レウカンセマム(シャスターデージー) キク科フランスギク属(レウカンセマム属)>
9/21 あけぼの山農業公園




まるでロウ細工のような黄色い花を咲かせる、中国原産の落葉低木です。中国では、ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中の四花」として尊ばれています。果実は梅のような香りは無く、また、果肉もなく食用にはなりません



<ロウバイ(蝋梅) ロウバイ科ロウバイ属> 9/15 柏の葉公園
  


南アフリカ原産の一年草で、種類は非常に豊富です。別名は、ルリミゾカクシ(瑠璃溝隠)やルリチョウソウ(瑠璃蝶草)といって、花形が蝶のような形をしていることからつけられました。



<ロベリア・ウォーターブルー キキョウ科ミゾカクシ属(ロベリア属)>
9/7 あけぼの山農業公園


9月の花のアルバム、5回に渡って104種類の花木をご覧いただきありがとうございました。10月も同様にアルバム形式で、出会った花木をご紹介する予定です(11月投稿予定)。また、ご覧いただけると、とても嬉しいです。

9月の花のアルバム ④

2022-10-13 | みんなの花図鑑
9月の花のアルバム ③ 2022-10-09の続きです。

前回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回は私の最も苦手とする木の実がたくさん登場します。樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。




北海道から本州、四国、琉球諸島まで広く分布する多年草です。 花は釣り鐘形で下向きに咲き、花柱が花冠からわずかに突き出ています。



直立した茎を折ると白い乳液が出るのが特徴です。 若芽は山菜料理の横綱格と言われるほど美味しいそうです。



<ツリガネニンジン(釣鐘人参) キキョウ科ツリガネニンジン属>
9/21 あけぼの山農業公園


岩手県以南の太平洋岸、新潟県以南の日本海岸、四国、九州及び沖縄に分布する常緑低木。庭園や公園などに使われることも多いが、自生地は日当たりのよい海岸線です。



海辺の地域では防砂林や防風林として、また枝葉をヒイラギ代わりに節分や大晦日の厄除けに使うことでも知られます。

<赤く熟した実> 2017年12月 あけぼの山農業公園


厄除けに使うのは木全体に臭気があるためで、トベラの枝にイワシを刺すなどして家の扉に挟み、臭いによって鬼を退散させ、邪気を払う。このため、トビラの木=トベラと名付けられました。

<トベラ(扉) トベラ科トベラ属> 9/21 あけぼの山農業公園



茎がほふくする種類が多く、ミニ観葉や小鉢仕立てにして楽しみます。北アメリカから熱帯アメリカに70種が分布しています。日本でもよく見られるムラサキツユクサやムラサキゴテンも同じ仲間です。



<トラディスカンティア ツユクサ科ムラサキツユクサ属> 9/15 柏の葉公園



インド原産で、淡色野菜として世界中で栽培されています。果実は黒紫色が多いが色や形は様々で多数の品種があります。6~10月になると葉っぱの脇に紫色をした可憐な花を下向きに咲かせます。



<ナス(茄子) ナス科ナス属> 9/21 あけぼの山農業公園



つる性で、初夏から秋まで長期間、白い花をまるで雪のように株いっぱいに咲かせます。花の咲き方にクセというかムラがあるようで、季節や年によっては一斉に咲かずパラパラと咲き続けたりします。



<ナツユキカズラ(夏雪葛) タデ科タデ属> 9/15 柏の葉公園



日本では人家の周辺でよく見られるなじみ深いチョウです。人家の周辺や草原、農耕地、伐採地など、速く羽ばたいてひらひらと飛び、さまざまな花から吸蜜したりする姿が見かけられます。



外見はキアゲハによく似ていますが、この蝶は翅の根もとまで黄白色の線が入り、全体的に黒い部分が太いという特徴があります。



<ナミアゲハ(並揚羽) チョウ目アゲハチョウ科> 9/21 あけぼの山農業公園



中国の中南部を原産地とし、江戸時代に種子から蝋を採る有用樹として長崎に渡来したものが、後に街路や公園に使われるようになりました。



秋(10~11月)に熟す果実は黒褐色の殻(種皮)に覆われているが、寒くなるにつれて殻が割れ、中からポップコーンのような三つの種子が飛び出します。

<ナンキンハゼ(南京櫨) トウダイグサ科ナンキンハゼ属> 9/15 柏の葉公園



原産地は中国の西部で、日本へは弥生時代に渡来。 古くから畑で栽培され、古事記には加美良(かびら)、万葉集には久々美良(くくみら)として記載があります。



夏から秋にかけて花茎を伸ばし、小さな星をいくつも散りばめた可愛い白い花を咲かせます。花はほのかに甘い香りがします。



<ニラ(韮> ユリ科ネギ属> 9/21 あけぼの山農業公園



日当たりのよい山野に生えていて、初夏から夏に花を咲かせます。深く切れ込んだ葉の縁にはとげがあり、花色は赤紫色や淡紅色のほか白色もあります。



<ノアザミ(野薊) キク科アザミ属> 9/21 あけぼの山農業公園



本州中部~沖縄に分布するキジカクシ科の多年草。開花は夏で、細く伸びた花茎の先に、白い小花をまばらに咲かせます。花の直径は1~2センチで、花弁のような萼片はやや反り返って下向きに咲きます。



<ノシラン(熨斗蘭) キジカクシ科ジャノヒゲ属> 9/15 柏の葉公園



沖縄以外の日本各地の山野に多く自生し、枝に鋭いトゲがあります。赤い果実は利尿や便秘の治療に薬用されます。



和名の由来は、とげが多い木であることから、元々有棘の低木類のバラを茨(いばら)と呼んでいて、野生であることから名前が付けられました。



<ノイバラ(野茨) バラ科バラ属> 9/21 あけぼの山農業公園



南アフリカ原産のつる性常緑多年草です。愛や幸せを表すハート型をしたキュートな葉の形から、別名「ラブチェーン」とも呼ばれる観葉植物です。



<ハートカズラ ガガイモ科セロペギア属> 9/15 柏の葉公園



世界の熱帯~亜熱帯地方で広く栽培され、暖かい地域では庭木としても利用されています。5月~10月頃に華やかな花が咲き、花色は赤、黄、白、ピンク、オレンジ、紫などバリエーションも豊富です。




花は、通常、朝開いて夜に閉じてしまう1日花です。最近は品種改良により、1つの花が2~3日咲くものも出てきています。品種は7千種以上とも1万種以上あるともいわれています。




<ハイビスカス(仏桑花) アオイ科フヨウ属> 9/7 あけぼの山農業公園



ゾナルゼラニウムとアイビーゼラニウムをかけ合わせて作られたものです。 耐暑性があり、暑い夏の間も観賞できます。 花が大きく数も多いため、ボリュームが出る点も魅力です。



<ハイブリッドゼラニウム(パティオピンクアイ) フウロソウ科テンジクアオイ属>
9/21 あけぼの山農業公園



中国の暖帯~亜熱帯を原産とする多年生草本。バナナの仲間だが関東以西であれば地植えで越冬できるため、南国風の葉を観賞する観葉植物として古くから庭園や寺院を中心に植栽されています。



名前の由来は古名のハセオ(発勢乎)またはハセオバ(発勢乎波)が転訛したものとされます。松尾芭蕉は、門徒から寄贈されたバショウの株が立派に育ち、自身の庵の名物になっていたことにちなんで芭蕉と名乗ったそうです。



<バショウ(芭蕉) バショウ科 バショウ属> 9/21 布施弁天



正式な学名は「ユーフォルビア・マルギナタ」で、北アメリカが原産地です。花が咲くころと同時に頂部の葉に白い斑が入り、とても涼しげな姿になります。



<ハツユキソウ(初雪草) トウダイグサ科トウダイグサ属> 
9/7 あけぼの山農業公園



日本では主にジンジャー・リリーないし単にジンジャーと呼ばれることが多いようです。夕方に白くて大きい可憐な花を咲かせます。クチナシに似た甘い香りも楽しめます。



<ハナシュクシャ(花縮砂) ショウガ科シュクシャ属> 9/15 北柏ふるさと公園



北アメリカ東部原産で、日本へは大正時代に入り、丈夫でよくふえるため急速に広まり、現在ではポピュラーな宿根草の一つになっています。全国いたるところでよく見かける花です。



<ハナトラノオ(花虎の尾) シソ科カクトラノオ属(フィソステギア属)
9/15 北柏ふるさと公園



南アメリカやニュージーランド、ニューギニアに自生しており、イネ科シロガネヨシ属に分類される植物です。ススキに似た姿で、草丈は1〜2mほどになります。



<パンパスグラス(白銀葭) イネ科シロガネヨシ属> 9/7 あけぼの山農業公園



常緑で濃い緑色の葉、早春に長い花穂に多数つく黄色い花、初夏に熟す黒青色で粉を吹いた果実と、1年を通じて観賞できる植物です。



<ヒイラギナンテン(柊南天) メギ科メギ属> 9/15 柏の葉公園



秋の彼岸の頃に、花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花を咲かせ、秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという、多年草としては珍しい性質を持っています。



別名の曼珠沙華(マンジュシャゲ)は歌にも歌われた事でも知られ、サンスクリット語で「赤い花」「葉に先立って赤花を咲かせる」という意味から名付けられたと言われています。



球根にはアルカロイド系の毒が含まれており、誤って摂取すると中毒症状を引き起こす可能性があります。昔の墓地に植えられていたのは、モグラやネズミから埋葬された遺体を守るためと言われています。



<ヒガンバナ(彼岸花) ヒガンバナ科ヒガンバナ属> 9/21 あけぼの山農業公園



バーベナの名前で流通しており、約250種あるクマツヅラ科クマツヅラ属の総称。花の色は白、赤、ピンク、紫、青紫、紅紫など様々あります。



<ビジョザクラ(美女桜) クマツヅラ科ビジョザクラ属> 9/15 北柏ふるさと公園

次回「9月の花のアルバム ⑤」に続きます。

9月の花のアルバム ③

2022-10-09 | みんなの花図鑑
9月の花のアルバム ② 2022-10-05の続きです。

今回も、6月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回は私の最も苦手とする木の実がたくさん登場します。樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。




日本では、平安時代に「大角豆」として記録が残されています。語源は、莢が上を向いて、つき物をささげる手つきに似ているからという説などがあります。花の形は蝶形花で、藤色、紫、ピンクなど様々な色の花をつけます。



<ササゲ(大角豆) マメ科ササゲ属> 9/21 あけぼの山農業公園



夏から秋まで長く開花する落葉樹です。地域によっては秋に美しい紅葉を見ることもできます。栽培しやすい樹木なので一般家庭に植えられる他、公園や街路樹でも多くみられます。



花名の由来は樹皮がツルツルして、猿が登ろうとしても滑ってしまいそうなことからきています。

<実が少し膨らんできました>


<サルスベリ(千日紅) ミソハギ科サルスベリ属> 9/21 あけぼの山農業公園



ラベンダーに少し似ている美しい青紫の花を長期間咲かせます。花の美しさに加え、株がそんなに大きくならないこともあって人気があります。別名ブルーサルビアとも呼ばれます。





<サルビア・ファリナセア(ブルーサルビア) シソ科アキギリ属> 
9/7 あけぼの山農業公園



本州の関東より南、四国、九州、沖縄から台湾まで分布する常緑性の広葉樹で樹高7m~8mの小高木です。6月~7月に小さな白い花が円すい状に集まって咲きます。



その後、楕円形の果実ができて秋になると深紅色に熟します。赤い色が宝石珊瑚を連想させることから木の名がつきました。

<サンゴジュ(珊瑚樹) レンプクソウ科ガマズミ属> 9/15 柏の葉公園



宿根アスターの仲間で日本原産のとても丈夫な花です。栽培の歴史は古く平安時代の「今昔物語」にも出てきます。秋に青紫~薄紫の花をたくさん咲かせます。



<シオン(紫菀) キク科シオン属> 9/15 北柏ふるさと公園



菊に似た白やピンクの花を咲かせる宿根草です。キンポウゲ科の植物で、花の形はアネモネに似ています。わが国へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方に野生化したものが見られます。



「貴船菊」、「秋牡丹」などの別名でも呼ばれ、欧米ではボーダーガーデンや日本風のガーデンには欠かせない植物となっています。



<シュウメイギク(秋明菊)  キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)
9/21 あけぼの山農業公園



日本の代表的な庭木。防風、防塵、防火の役割を果しつつ、敷地内の乾燥も防ぐので古来から家を守るために生垣や防風林に使われてきました。



4 ~ 5 月頃に花が咲き、秋から晩秋に1.5cm 程の椀型の殻斗(帽子)に卵形の実(ドングリ)を付けます。和名は葉の白さではなく、材が白いことに由来します。



<シラカシ(白樫) ブナ科コナラ属> 9/15 柏の葉公園



白い鷺が飛んでいるような優雅な花を咲かせます。茎葉は繊細で、風に揺れて咲く様子は風情があり、涼しさも感じられます。



常緑性の多年草で、春から秋遅くまでの生育中に途切れることなく次々と花が立ってきます。

<シラサギカヤツリ(鷺の舞) カヤツリグサ科リンコスポラ属(ディクロメナ属)>  9/15 柏の葉公園


北海道から種子島まで、日本各地に分布するキク科の多年草。野山に自生するキクの仲間で、基本的には乾燥した場所を好むが、林や藪の中、川の土手などでも普通に見ることができます。



<シラヤマギク(白山菊) キク科シオン属> 9/21 あけぼの山農業公園



山地の日当たりがよい林縁や湿原、草原などでみられる高さ0.5~1.5mの落葉低木。その年に伸びた枝の先に複散房花序を出し、径3~6㎜で白色の5弁花を多数つけます。



<シロバナシモツケ(白花下野) バラ科シモツケ属> 9/7 あけぼの山農業公園



緑と白の葉に鮮やかな赤の差し色が入る、南アメリカが原産の多年草で、13種が自生しています。常緑性のため、季節を問わずいつでも美しい葉を楽しめます。



<ストロマンテ(裏紅蕉) クズウコン科ウラベニショウ属(ストロマンテ属)>
9/15 柏の葉公園



夏期に薄紫色の花を咲かせるシソ科の落葉低木です。2~3mまで生長し、横に枝を広げて大きくなります。庭の花が少なくなる夏に涼し気な薄紫色の花を咲かせてくれる可愛らしい庭木です。



花には淡い芳香があり、株元の草むしりをしていると香りが漂ってきます。丈夫な上に花期が長く、晩夏まで咲き続けてくれるのも魅力です。



<セイヨウニンジンボク(西洋人参木) シソ科ハマゴウ属> 
9/7 あけぼの山農業公園



春から初夏にかけて開花する一季咲きの種類と、環境さえ合えばほぼ一年中開花する四季咲きの種類があります。数百種の品種が存在すると言われていて、その花は色も咲き方も多様です。



<ゼラニウム フウロソウ科ペラルゴニウム(テンジクアオイ)属>
9/21 あけぼの山農業公園



花そのものではなく紫やピンク、白、黄、赤に色づく苞を観賞します。暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で、長期間咲き続けます。



苞の部分はドライフラワーにしても色があせにくいため、名前のとおり、千日色が変わらないのではないかと思うほどです。



<センニチコウ(千日紅) ヒユ科センニチコウ属> 7/19 柏の葉公園



北アメリカ原産の植物で130種類ほど自生していると言われています。日本には明治時代に観賞用としてきましたが、同属のセイタカアワダチソウなどは繁殖力が強く、野生化して雑草として扱われています。



<ソリダコ(秋の麒麟草) キク科アキノキリンソウ属> 9/21 あけぼの山農業公園



北アメリカ原産。高さ10~20メートルほど。香りのする直径20センチ前後の大きな白い花をつけます。写真はまだ種が成熟していない時期の実ですが、熟すと真っ赤な実を付けます。



<タイサンボク(泰山木) モクレン科モクレン属> 9/15 柏の葉公園



細長い葉と、真っ白な6枚の花びらが上を向いて一斉に咲く姿が美しい、夏から秋にかけて開花する常緑の球根植物です。とても丈夫で育てやすく、日本でも半野生化している姿を見られます。



別名 「レインリリー」は、土が乾燥している状態でまとまった雨が降った後に一斉に花を咲かせることから付けられた名前です。



<タマスダレ(玉簾) ヒガンバナ科タマスダレ属> 9/15 柏の葉公園



豪華で力強く咲く大輪種から、優雅な中輪種や可憐な小輪種、シンプルな一重咲きや変化咲きなど品種が非常に多く、大小さまざまで用途も広く、古くから親しまれてきた春植え球根です。



花形のタイプによって、代表的なデコラティブ咲き、弁先が細長くなるカクタス咲きなど、10数種に分類されます。



和名は、花の形がボタンに似ているため、テンジクボタン(天竺牡丹)と呼ばれました。



<ダリア(天竺牡丹) キク科テンジクボタン属(ダリア属)> 
9/7 あけぼの山農業公園



開花時期は5月から10月頃。 カンナの原種で、花は黄色~赤色、カンナより花が小さいく、花後は、棘のある球形の蒴果ができます。種子は数珠やネックレスなどに用いられます。



<ダンドク(檀特) カンナ科 カンナ属> 9/17 あけぼの山農業公園



中国雲南省原産で、金色の苞葉がハス(蓮)の花のように見える、バショウ科ムセラ属の耐寒性多年草です。 バナナやバショウ(芭蕉)と同科ですが、芭蕉と同様、実は食べられません。



<チユウキンレン(地湧金蓮)バショウ科ムセラ属> 9/7 あけぼの山農業公園

次回「9月の花のアルバム ④」に続きます。

9月の花のアルバム ②

2022-10-05 | みんなの花図鑑
9月の花のアルバム ① 2022-09-28の続きです。

今回も、6月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回は私の最も苦手とする木の実がたくさん登場します。樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。


水田や池沼など、浅水中にはえる高さ80cmになる抽水性の多年草。花には雄花と雌花があり、ともに白色の3弁花で、雄花は花序の下部に、雌花は上部につきます。



<オモダカ(面高)雄花 オモダカ科 オモダカ属> 9/15 北柏ふるさと公園



古くから親しまれてきた、歴史ある果樹。縄文時代の遺跡から種が発掘され、明治時代末期にはおよそ千品種が記載されていたそうです。



<カキノキ(柿の木) カキノキ科カキノキ属> 9/21 あけぼの山農業公園



縁起がよいとされ、庭木としても人気のある樹木です。実は花の後すぐ9月からもう膨らんでいるが、黒っぽく熟してくるのは10月下旬ないし11月以降です。



原産地は日本や東アジアです。日本では、東北南部以南から四国、九州、沖縄に分布しています。湿り気のある照葉樹林内や海岸近くによく見られる樹木です。

<カクレミノ(隠蓑) ウコギ科カクレミノ属> 9/15 柏の葉公園



南アフリカ原産で、多年草として毎年花を楽しめる草花です。美しく華やかに咲くイメージから「きらびやか」、見た人を笑顔に変えてしまう不思議な魅力から「笑顔で答える」という花言葉がついています。



勲章のように鮮やかな花を春から秋まで咲かせます。日光が当たると花が開き、夕方から夜や曇りの日は閉じる性質をもっています。



<ガザニア(勲章菊) キク科 ガザニア属(クンショウギク属)> 9/15 柏の葉公園



世界に150種類~300種類はあるといわれています。葉に入った模様や色合いは種類によっても違い、育てる楽しみがある観葉植物です。



日本で人気がある品種はゴシキヤバネショウ(五色矢羽根蕉)の和名があります。葉は淡黄緑色地で、側脈に沿って濃緑色の斑が入り、葉縁に濃緑色の覆輪斑が入ります。

<カラテア・マコヤナ(五色矢羽根蕉) クズウコン科カラテア属> 
9/15 柏の葉公園



あまり聞きなれない名前ですが、夏から秋にかけて、青紫色、白色、淡いピンク色の花を咲かせます。一つ一つの小さな花が、雄しべと雌しべを突き出したように咲き、それが丸くまとまってふんわりとした印象をかもし出しています。



和名は「段菊(ダンギク)」と言います。葉が菊の葉に似ていることと、葉の付け根の節ごとに丸くまとまって段々に花を咲かせることから「段菊」と呼ばれるようになりました。



<カリオプテリス(段菊) シソ科(クマツヅラ科) カリオプテリス属>
9/21 あけぼの山農業公園



山地や丘陵地のやや湿った場所に生える大型な多年草。独特な花の形状が人目を惹きます。実はガクの殻の中に2つから4つの小さな実ができ、熟すと黒くなります。



<カリガネソウ(雁草)シソ科カリガネソウ属(トリポラ属)> 
9/21 あけぼの山農業公園



マタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉蔓性植物の果実です。ニュージーランドのシンボルである鳥の名に因んで1959年に命名されました。



<キウイフルーツ マタタビ科 マタタビ属> 9/21 あけぼの山農業公園



夏の終わりから秋にかけて道ばたや草地など身近なところで見ることができる日本で昔から親しまれてきた野の花です。一見すると見落としてしまいそうなくらい、目立たない草花です。



<キツネノマゴ(狐の孫) キツネノマゴ科キツネノマゴ属> 
9/21 あけぼの山農業公園



学名のスルフレウスは黄色の意味があり、6〜11月ごろまでずっと濃い黄色の花を咲かせます。深い切れ込みと幅のきいた葉っぱが特徴です。



花言葉は「野性の美しさ」「自然美」など、品種改良されたにもかかわらず、強くたくましく育つイメージからそのような花言葉が付けられたのだと推測されます。



<キバナコスモス キク科コスモス属> 9/7 あけぼの山農業公園



6月~8月頃、小さな黄色い花を次々と咲かせます。花径は3cmほどで、薄くて柔らかい花びらは5つに裂けています。ゴーヤの花にも少し似ています。一つの株に雌花と雄花の両方を咲かせます。



<キュウリ(胡瓜) ウリ科 キュウリ属> 9/21 あけぼの山農業公園



暖地に野生するほか、古くから神社などに植えられています。樹高は普通20mくらいになるが、ときに40mを超える大木もあります。実は10~11月頃に黒く熟し、小鳥の好物で、種が遠くに運ばれます。



<クスノキ(楠木) クスノキ科ニッケイ属> 9/15 柏の葉公園


熱帯アメリカから亜熱帯アメリカにかけて約260種が分布するミソハギ科タバコソウ属の植物です。周年開花する性質があり、冬でも暖房の入る部屋の窓際で管理すれば開花します。



<クフェア ミソハギ科タバコソウ属(クフェア属)> 9/7 あけぼの山農業公園
 


夏に風に舞う蝶のような花を咲かせる一年草。草丈が80~120㎝ほどまで伸び、頂点に4枚の花びらをもつ花をたくさん咲かせます。



太くて長い雌しべと、さらに長い雄しべが突出している姿が特徴的です。



学名はクレオメですが、花が蝶が飛んでいる姿に見えることから、この和名が付けられました。

<クレオメ(西洋風蝶草) フウチョウソウ科クレオメ属>9/15 北柏ふるさと公園



炎のような鮮やかな花色で秋の花壇を彩り、古くから親しまれているなじみのある花です。ニワトリのトサカに似ていることから名前が付けられました。



<ケイトウ(鶏頭) ヒユ科ケイトウ属(セロシア属) 9/15 北柏ふるさと公園


沖縄県民の長寿を支える健康食として注目を浴び、今では夏野菜の定番となっています。7~9月頃に黄色い花を実の先端に咲かせます。雄花は日中に開花し、夕方にはほとんど落ちてしまいます。



雌花の付け根には小さな膨らみがあり、受粉するとこの部分が肥大して実になります。

<ゴーヤ(苦瓜) ウリ科ツレレイシ属> 9/7 あけぼの山農業公園



語源は、ギリシャ語の「秩序」、「飾り」、「美しい」という意味の「Kosmos, Cosmos」の言葉に由来します。



このことから、星がきれいに揃う宇宙のことをcosmosと呼び、また、花びらが整然と並ぶこの花もcosmosと呼ばれるようになりました。



あけぼの山農業公園の風車前畑(2万2000平方メートル)に咲き誇る花は見事です。今年の見頃は10月中旬のようで、撮影時点(9/21)では、まだ咲き始めたばかりでした。



<コスモス(秋桜) キク科コスモス属> 9/21 あけぼの山農業公園



日当たりの良い山野に、普通に見られる。かつては薪炭材として、里山の代表樹種でした。実の基部は、小さな鱗片状の総苞片が瓦状についた殻斗(帽子)をかぶります。



<コナラ(小楢) ブナ科コナラ属> 9/21 あけぼの山農業公園


コスタリカ原産の多年草で草丈1.8~2.4mほどになります。別名スパイラル・ジンジャーと呼ばれます。花そのものは一日花です。しかし、赤色の苞は長く残り、次々と開花を続けます。



<コルタス・バルバタス ショウガ科 コスタス属> 9/15 柏の葉公園



やせ地・乾燥地・湿地・草原から森林までなど、非常に生育環境は広く、どこにでも出てくる植物です。別名ヘクソカズラの方が有名で、なんとも気の毒な名前ですが、臭いをかげば納得せざるを得ませんね。



<サオトメバナ(早乙女花) アカネ科 ヤイトバナ属> 
9/21 あけぼの山農業公園


次回「9月の花のアルバム ③」に続きます。

金木犀の香り

2022-10-01 | 日記
このブログは2017年9月に投稿したものに、最新の情報を加味し、画像の入れ替え、文章の加筆、修正したリメイク版です。


今年もわが家の庭の金木犀が咲きはじめました。昨年は9月中旬と10月初旬の2度咲きました。今年は少し花付が悪いような気がしますが、庭には甘い香りが漂っています。深呼吸をして香りを吸い込むと、なんとも幸福な気持ちになります。

キンモクセイ(金木犀) モクセイ科モクセイ属>  9/29 自宅


金木犀は公園や、街中、テニスコートなどに咲いていることも多く、どこからとなく甘い香りが漂ってきます。毎年同じ季節に嗅ぐこの香りはどこか懐かしい気持ちになります。

キンモクセイ(金木犀) モクセイ科モクセイ属> 9/29 自宅


これは、初恋と同じで、以前の甘い思い出が蘇ってくるせいでしょうか。初恋は、もう遠い昔のことであっても、ふとした瞬間に何度も甦ります。金木犀の香りと同じように、なぜかいつまでも記憶の片隅に残っているものです。

<村下孝蔵 - 初恋> 3分37秒


また、金木犀は香りが強いことから、消臭のためにトイレの近くに植えられ、広く普及してきました。70年代初頭~90年代前半まで、約20年間も「トイレの香り=金木犀」だったわけです。

<トイレ消臭剤 サワデー> 出典:小林製薬ホームページ



ところで、最近のトイレってすごいみたいですね。おしり洗いはもちろんのこと、近付いただけで便器のフタが自動で持ち上がったり、冬の寒い日でも便座がいつもポカポカだったり、立ち上がっただけで勝手に水が流れてくれたりとか。

<TOTOネオレスト> 出典:TOTOホームページ


トイレと言えば、日本のトイレは世界最先端で、外国人観光客が絶賛するハイテク空間と言われています。日本に来た外国の方たちが一番驚くのは日本のトイレだそうです。自動でフタが開いたり、下から水が出てきたり、便座が暖かいのにも感動するそうです。

<自動開閉式便座> 出典:LIXILホームページ


温水洗浄便座は、日本の一般家庭での普及率は80%以上と、生活必需品としてなくてはならない存在となりました。

<温水便座普及率の推移> 出典:日本レストルーム工業会


しかし、海外での普及率はアメリカで10%未満(2020年時点)、中国ではわずか5%未満(2019年時点)、と言われています。海外で温水洗浄便座が普及しないのは以下の理由にありそうです。(出典:中原電気商会)

1.コンセントの問題(西欧のトイレはユニットバスが基本で電源確保が難しい)


2.水質の問題(日本は軟水、海外は硬水地域が多く利用すると壊れやすい)


3.衛生上の問題(海外の水は不純物が含まれ、人体に直接使用するのには問題がある)

4.治安上の問題(治安の悪い地域では破損や盗難のリスクが高い)

日本のトイレの凄さが海外で口コミで広がり、外国人観光客の中では”日本のトイレを体験する”のが日本観光の目的のひとつになっている方もいるそうです。

次の動画は海外で放送された日本のトイレを紹介する番組です。ウォシュレットの良さだけでなく、製造工程の素晴らしさもレポートしています。日本人の私でさえ知らなかった日本のハイテクトイレの秘密が理解できます。(7分22秒)

<ハイテクトイレ 海外番組TOTO 海外の方から見たらトイレのロールスロイス>


最近では、ハイテクな多機能トイレに驚いた外国人観光客が、ホテルや商業施設内のトイレを写真撮影する姿も見られ、観光スポットさながらの光景が繰り広げられているそうです。

あの狭い空間は、日本の最新技術と日本のおもてなし精神がコラボレーションした、最も日本らしいスペースといっても過言ではありません。

最後に、お時間があれば聴いてください。素敵な歌詞と曲です。(^-^) 10分4秒
<トイレの神様 植村花菜>