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10月の花のアルバム(1/8)

2024-11-20 | みんなの花図鑑

10月の気温は全国的にかなり高く、1946年の統計開始以降、北日本、東日本と西日本では10月として1位の高温となりました。紅葉も遅れているようです。

10月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。花が少ない月ですが、つくば実験植物園の植物を中心に近隣の公園の植物を約160品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿します。

日本では北海道から本州、佐渡、四国、九州、対馬などで繁殖しています。

日本で繁殖するサギの仲間としては最大で、背が高く脚も長いのが特徴です。

飛行姿は長い首をZ字型に曲げ、後方へ脚を伸ばし、大きな翼をゆっくりはばたいて飛びます。

青みがかった灰色の羽毛で被われているから名前が付きました。

アオサギ(青鷺) ペリカン目サギ科アオサギ属 体長:84–100 cm>
10/15 北柏ふるさと公園

北海道を除く各地で、山野の林の縁や道端に普通に生えている落葉の蔓性植物です。円柱形で短毛が生えている茎は細く、他のものに左巻きに巻き付いて、高さ10m程に長く伸びます。

花期は7~8月、枝先と葉腋から長さ3~9cmの円柱花序に、黄白色の小花を多数つけます。雌雄異株です。花後雌花は核果となり、藍黒色に熟します。

名前の由来はこの植物の蔓で葛籠(つづら)を編み、生活に利用してきたことに依ります。

漢方では利尿、鎮痛を目的として漢方処方されます。民間薬としては神経痛、リウマチ、痛風、膀胱炎、むくみなどに用いられます。

<アオツヅラフジ(青葛藤) ツヅラフジ科アオツヅラフジ属>
10/22 つくば実験植物園


ポルトガル、モロッコなど、南ヨーロッパ西部に分布する球根植物です。球根のタイプは鱗茎で、大きさは径1.5cmほどです。

夏に植え付けて、その年の夏~秋に花を楽しむ夏植え球根です。全体的に小型で繊細な雰囲気があり、山野草として扱われることもあります。

主な開花期は8月~9月で、葉を出す前に咲きます。細い花茎を伸ばして、径1cmほどの花を1~数輪、下向きに咲かせます。花色は白~淡いピンクで色幅があります。

名前は秋咲きのスノーフレークという意味ですが、スノーフレークとは別種の植物です。

<アキザキスノーフレーク ヒガンバナ科アキス属>
10/22 つくば実験植物園

低地の湿り気のあるところに生える一年草。同じようなコンペイトウ形の花序をつけるものに、ミゾソバやママコノシリヌグイがあります。

長い茎を1m以上に伸ばしていて藪のようになります。葉を見ないとミゾソバと区別できません。

本種の葉は細長く披針形になるので見わけることができます。刺の生えた茎で他のものにもたれかかり、長い茎を支えることが名前の由来です。

<アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)  タデ科タデ属>
10/11 アンデルセン公園

キツネノマゴ科アシスタシア属の常緑小低木で西アフリカから東南アジア、ニューギニア、太平洋諸島に分布しています。

熱帯地方に生え、高さは1.5メートルほどになります。茎はか細く、無秩序に広がります。

茎の先に淡い赤紫色の花を咲かせます。花色は赤紫色で花弁の縁に白い縁取りがあります。苞は小さく、めだちません。

マレーシアのサバ州では、葉や根を煎じて下痢の民間薬に利用されるそうです。

<アシスタシア・イントルサ キツネノマゴ科アシスタシア属>
10/22 つくば実験植物園


春にスズランのようなつぼ形の花を房状にたくさん付け、満開時期は花穂が樹を覆うように咲き誇ります。

花が咲き終わると直径が5㎜ほどの実をつけます。花は下に垂れ下がって咲きますが、実はぶら下がっているように見えて熟すと上向きに開きます。イメージは、くす玉が逆に開く感じです。

実が熟す頃になると来春に向けた蕾ができており、アセビを見慣れない初心者では実と蕾を見分けるのが難しくなります。

<アセビ(馬酔木) ツツジ科アセビ属>
10/22 つくば実験植物園

南アフリカ原産で、アフリカンオテリアなどの名称で、国内の水田や池沼に自生の見られるミズオオバコと同属の水生植物です。

原産地はアフリカの熱帯・亜熱帯地域の比較的浅い淡水の場所です。花茎以外は殆ど水中にある典型的な水生植物です。

花は、径3~5㎝程度の黄色~白色で、花の下には楕円状の苞がつく。花弁は3個で、花弁には暗黄色の縦筋模様が入ります。

<アフリカミズオオバコ(阿弗利加水大葉子) トチカガミ科ミズオオバコ属>
10/22 つくば実験植物園

メキシコや中央アメリカを原産とするシソ科のハーブです。夏から秋にかけて「紫」や「白」の花が咲き、主に観賞用のハーブとして親しまれています。

花に見えるベルベットのような肌触りの部分はガクで、花はガクから突き出すように咲き、色は白や紫、ピンクなどがあります。

学名はサルビア・レウカンサですが、本種の名前で流通しています。また、メキシカンセージという流通名でも知られています。

<アメジストセージ(サルビア・レウカンサ) シソ科アキギリ属>
10/11 アンデルセン公園

本州(福井県以西の日本海側)、九州北部・東部関西以西に分布する日本固有種の分布する落葉低木です。

新枝の先に4~8cmの総状花序をつけ、下向きに多数の花を咲かせます。ブルーベリーを小さくしたような実をつけ、食べることができます。

葉に荒い毛が生えているのが名前の由来で、ナツハゼの実とは色も、房の付き方も違いますが、味は似ています。

<アラゲナツハゼ(荒毛夏櫨) ツツジ科スノキ属>
10/22 つくば実験植物園


日本、台湾、中国~インド原産で、およそ200種類以上のたくさんの園芸品種があります。本来は多年草ですが、寒さには弱く日本では冬越しできない一年草扱いとなっています。

白い斑が美しい涼し気なリーフプランツです。透き通る様な白い葉は、若葉の頃だけで、生長すると緑色になります。夏には白~淡い桃色の小花を咲かせます。

和名「赤葉千日紅:アカバセンニチコウ」の由来は赤色(紫色)の葉とセンニチコウの様な球形の花からきています。

<アルテルナンテラ・エンジェルレース ヒユ科アルテルナンテラ属>
10/22 つくば実験植物園

中央アメリカから南アメリカの熱帯から亜熱帯に約30種が分布する多年草。日本では戸外で冬越しが難しいので、一年草として扱われます。

開花時期は主に夏を中心として初夏~秋、茎の上部、葉の付け根に次々とつぼみを付けます。

花色は白、紫、ピンク、紫がかったブルーなどで、白と紫のツートンカラーになるものなどもあります。

<アンゲロニア(細葉アンゲロン草) オオバコ科アンゲロニア属>
10/1 アンデルセン公園

本州の千葉県・東京都・神奈川県・静岡県の、山野や海岸近くに生育する多年草です。蕾の棘を栗のイガに見立てたことから名前が付けられました。

丈は60-120cm。茎は太くて直立します。葉は表裏どちらも無毛で、歯の質が厚く鈍い光沢があり、深く切れ込んで先に6-12mm程の鋭い刺があります。

花期は8-10月。頭花は紅紫色で、径4cm程でかたまって付く。総苞に生える棘も長くて鋭くやや反り返っています。
 
<イガアザミ(毬薊)  キク科アザミ属>
10/22 つくば実験植物園

千葉県~愛知県の海岸沿いの崖や岩場に自生するキク科の植物で、葉っぱに白っぽいエッジがあるのと、花弁のないポンポンとした丸い黄色の小花が特徴です。

ぱっと見はやや地味ですが、やや肉厚の葉っぱの整った形と、くっきりとした白っぽいエッジが美しく文様のようです。

白っぽく見える部分は、葉裏の銀葉がまわりこんで見えるもので、美しい縁取りとなっています。

海辺の荒れた斜面などに分布するため本種の名前が付きました。日本に育つ野生のキクの一つで、海辺の厳しい環境に適応するため、花や葉の様子は他のキク類と大きく異なります。

<イソギク(磯菊) キク科キク属>
10/22 つくば実験植物園


東アジア原産の多年草で、細い竹のような茎とハート形の大きな葉を持ち、1日に10センチともいわれる成長力と地下数メートルにも及ぶ地下茎の強さが特徴です。

雌雄別株で、夏から秋に細かい白花を咲かせます。春先の若芽は食用になります。

和名の語源は、傷薬として若葉を揉んでつけると血が止まって痛みを和らげるのに役立つことから、「痛み取り」が転訛して名付けられたというのが通説になっています。

<イタドリ(虎杖) タデ科ソバカズラ属>
10/22 つくば実験植物園

西アジア原産。「不老長寿の果物」と呼ばれるほど豊富な栄養素を含むフルーツです。果樹として世界中で広く栽培されています。

西アジア、アラビア南部でアダムとイブの話の中で出てくる"禁断の果実"とは本種のことで、古来からあったことを窺わせます。

本種は隠頭花序(いんとうかじょ)と呼ばれる花を付ける木で、果実のように見える部分は、花軸が肥大化したもので、切った時に粒粒のように見える花です。

<イチジク(無花果) クワ科イチジク属>
10/15 北柏ふるさと公園


南米原産の塊根性朝顔です。主に南米米中東部のウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンに自生しています。我が国の園芸界では、多肉植物扱いで流通をしているようです。

自生地ではイモの直径が30cmもの大きさに育つこともあるそうです。朝顔と同じヒルガオ科の植物なので、ゴツい芋からは想像できない薄ピンクの朝顔そっくりの綺麗な花を咲かせます。

<イポメア プラテンセ ヒルガオ科サツマイモ属>
10/22 つくば実験植物園


アメリカのフロリダに自生し、汽水環境でも育ちます。中型の有茎草で、低光量では緑色に、一方で高光量ではブロンズやピンク色に変化します。

卵形の葉を対生させるパールグリーンの有茎水草で、昔から熱帯魚水槽に用いられてきたポピュラーな水草です。花は青紫色です。

葉をちぎるとミントの香りがする水草です。昼と夜のように周期的な光の明暗にそれぞれ反応して、明るいときは葉を広げ、暗いときは葉を閉じるという習性もあります。

<ウォーターバコパ ゴマノハグサ科ウキアゼナ属>
10/22 つくば実験植物園

北海道南部から九州まで日本各地に見られるアジサイ科の落葉低木。開花は4~6月で、小さな白い花が円錐状になって枝先に咲きます。

旧暦四月(卯月)のころ咲くことから別名卯の花とも呼ばれ、その涼しげな姿は古くから短歌や俳句などにも多く詠まれてきました。

花の後にできる果実は直径5ミリほどの椀型。木質で硬く、先端が少し凹みます。できはじめは緑色ですが、10~11月になると黄褐色に熟して種子を蒔き散らします。

和名は幹が中空であること「空木(ウツギ)」に由来しています。別名の卯の花(ウノハナ)はウノハナウツギの略称です。

<ウツギ(空木) アジサイ科ウツギ属>
10/22 つくば実験植物園


梅の葉が色づくこと。色づいてもほとんど目立たず、過ぐに散ってしまうようです。

「梅紅葉 くれなひを忘れぬ梅のもみぢかな」(出典:連歌大発句帳)

<ウメモミジ(梅紅葉) バラ科サクラ属>
10/22 つくば実験植物園


ブラジル南部からウルグアイ、アルゼンチンに分布しています。川沿いの粘りけのある泥に生え、高さは90~150センチになります。

葉は卵形で、長い葉柄があります。沈水葉は楕円形から卵形で、短い葉柄があります。茎の上に、白色の花を6~12個ずつ、輪生状に咲かせます。

<エキノドルス・アルゼンチネンシス オモダカ科エキノドルス属>
10/22 つくば実験植物園

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「10月の花のアルバム(1/8)」20品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「10月の花のアルバム(2/8)」に続きます。


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