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9月の花のアルバム(8/8)最終回 

2024-10-27 | みんなの花図鑑

9月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。9月は実りの秋、さまざまな植物が果実をつけます。花が少ない月ですが、植物の実を中心に近隣の公園の花・鳥・昆虫など約140品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿します。

 

<本日のバラ 希望> 2023/11 京成バラ園
系統:HT (ハイブリッド ティー) 作出:1986年 鈴木省三(日本)

 

鈴木省三作出の「かがやき」の子供品種の中でもっともすぐれた品種と言えます。表弁は緋紅、裏弁は黄色の複色花です。

早咲きで花数も多く、房咲き性。株はコンパクトで鉢植えに向いています。

オランダハーグ国際コンクール金賞、イタリアモンツァ国際コンクール金賞、ベルギーロエゼラール銀賞。

 

 

 

 


林や藪のまわり、庭のまわりや道ばたなどに普通に生育します。茎は急速に伸び、長いつるになり他の木やフェンスなどにおおいかぶさります。

7~9月、淡緑色の小さな花をたくさん咲かせ、その後、紫黒色のブドウ形の小さな果実をつけます。

本種の名前は、この雑草にからまれ、覆われた植物が光を浴びることが出来なくなり、枯れてしまうことから由来します。別名『貧乏葛(ビンボウカズラ)』とも呼ばれています。

<ヤブガラシ(藪枯) ブドウ科ヤブガラシ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

福島及び新潟県以南の各地に見られる多年草で、薄暗い暗い林や藪に生え、葉の色や形がミョウガ(ショウガ科)に似るため命名されました。

夏から秋にかけて花茎が伸び、直径6ミリほどの小さな白い花が、茎の上部に段々に集まって咲きます。

花には両性花と雄花がありますが、いづれも一日しか持たない「一日花」です。しかし、タイミングをずらして次々に咲くため、花期は1か月間ほど続きます。

実も花と同じようにタイミングをずらしながら次々に熟し、その青藍色が美しいことから観賞用に植栽されます。

 

<ヤブミョウガ(薮茗荷) ツユクサ科ヤブミョウガ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

中国、日本原産で、キジカクシ科の常緑多年草です。藪や林内の日陰に自生します。 

日本では一般家庭の庭で見られます。花名にランと付きますが、ラン科の植物ではありません。

初夏から秋に、藪で光沢のある細長い根生葉の間から、細い花茎を出し先端から穂状花序を伸ばし薄紫色の小花を多数咲かせます。

用途は 主に庭植や公園植えですが、根の肥大した部分に滋養強壮や鎮咳、去痰、強心利尿などの薬効があるとされ民間療法に使われます。

 

<ヤブラン(藪蘭) キジカクシ科ヤブラン属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

北海道から九州まで日本各地の山野に生えるマメ科の落葉低木。秋に咲く淡い紅紫の花を観賞するため、庭園や公園、川岸などに植栽され、「秋の七草」に数えられます。

ハギの仲間は北半球に約90種ありますが、日本には本種に代表され、木として扱われる8種と、メドハギに代表される、草のハギ4種が分布します。

ハギという植物はありませんが、本種が最も一般的であるため、単にハギという場合は本種を示すことが多いようです。

開花は8~10月。花は直径1センチ程度の小さな蝶形。派手さのないところが昔から好まれる所以ですが、花期は長く、満開がはっきりしないまま咲き続け、いつの間にか花が消えます。

 

<ヤマハギ(山萩) マメ科ハギ属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

田のあぜでカントウヨメナといっしょに生えることもありますが、より乾燥したススキ草原のような場所にも多く見られます。

夏の終わりから秋にかけ、茎の先に直径2.5センチメートルほどの花を1つずつ咲かせます。

舌状花は普通白色ですが、カントウヨメナのような薄紫色の花をつける株もあります。

 

<ユウガギク(柚香菊) キク科シオン属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

キク科コノクリニウム属の多年草(宿根草)で、セイヨウフジバカマとも呼ばれます。

北米やメキシコが原産で、 開花期は7〜10月頃。アザミに似た青や紫、白、ピンクの花を咲かせます。

高さは50〜100cmほど。 耐暑性・耐寒性を持ち、ある程度放っておいても丈夫に育ちます。

<ユーパトリウム(西洋藤袴) キク科コノクリニウム属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

南アフリカ原産のキク科の常緑低木です。樹高は90〜100cmほどで、低木に分類されています。暑さや寒さにはほどほどに耐える性質です。

日本に本種が伝わったのは、1970年代。比較的新しい花で、当初は鉢花として販売されていました。

開花期は11〜5月と長く、しかも冬でも咲いてくれるのが最大の美点です。マーガレットのようなキク科らしい花を次々と咲かせます。

 

<ユリオプスデージー キク科ユリオプス属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

北アメリカ原産の帰化植物です。山野や街中、庭や花壇の植え込み、アスファルトの割れ目まで、あらゆるところで力強く生息しています。

ゴボウの仲間ではありませんが、根がゴボウのように長いことから、この名前がつきました。夏になると濃いピンク色の枝の先に、小さな花穂を咲かせます。

秋に紫色のブルーベリーのような房状の果実をつけ、熟すと黒くなります。全草に毒性があり、特に根の誤食と種子を口にしないよう注意が必要です。

<ヨウシュヤマゴボウ (洋種山牛蒡) ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

畦や草地に普通な多年生草本。群生して地下茎で増殖します。春の若葉は餅と混ぜてヨモギ餅を作ります。

茎や葉の裏には密に白い絹毛があり、この毛を集めてお灸の原料として使用される「もぐさ」を作ります。

夏から秋にかけ、花序を出して目立たない花を咲かせます。頭花は少数の筒状花のみから構成され、舌状花はなく色は紫褐色です。

 

<ヨモギ(蓬) キク科ヨモギ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

中南米や南欧原産の約150種の低木または多年草。熱帯・亜熱帯では広く野生化し、オーストラリアや東南アジアではやっかいな雑草として問題になっています。

日本の一般的な気候下では初夏~秋まで咲き続けることが多く、園芸植物として公園や庭に植えられています。

和名で「七変化」と呼ばれる通り、徐々に花の色が変化する不思議な常緑性の花木です。

 

<ランタナ(七変化) クマツヅラ科シチヘンゲ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

北アメリカ原産のキク科の多年草です。ルドベキア・トリロバの園芸品種で、夏から秋に無数の黄色い花が開花する多年草です。

多年草の中では短命な部類のため二年草とされることもありますが、こぼれ種で増えていくほど繁殖力は旺盛です。

ルドベキアの中でも分枝性に優れ、小輪の花が無数に開花し、真夏も休みなく咲き続けます。花は小輪ですが高性なので、大株になると存在感があります。

正式名はルドベキア・トリロバ・タカオとなりますが、ルドベキア・タカオの名前で定着しています。

 

<ルドベキア・タカオ(大三葉反魂草) キク科オオハンゴンソウ属> 
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

9月の花のアルバム(1)~(8) 全143品種の花、野鳥、昆虫を最後までご覧いただきありがとうございました。

次回は「10月の花のアルバム」を2024年11月中旬に投稿予定です。それまでは、暫くブログを休止いたします。フォロワー様のブログにも暫くの間、訪問できなくなりますので、よろしくお願いします。

再開した折りには、また拙ブログをご覧いただけると、とても嬉しいです。

 


9月の花のアルバム(7/8)

2024-10-25 | みんなの花図鑑

9月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。9月は実りの秋、さまざまな植物が果実をつけます。花が少ない月ですが、植物の実を中心に近隣の公園の花・鳥・昆虫など約140品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿します。

 

 

 


<本日のバラ カントリー トレンドセッター>2023/11 京成バラ園
系統:FL (フロリバンダ) 作出:2021年 インタープランツ(蘭)

花弁が多く、華やかなオレンジの花が房状にたくさん咲きます。花弁が強くステムが長いので、切花としても楽しめます。

 

 

 

 

 

 

沖縄を除く日本全国に分布するニシキギ科の落葉樹。山地や丘陵の林縁に自生します。

開花は5~6月。花は直径1センチほどの淡い緑色で、あまり目立たないものの1~7輪ずつ咲きます。雌雄異株であり雌の木には雌花を、雄の木には雄花を咲かせます。

秋(10~11月)になるとサイコロステーキのような四角い薄紅色の実が鈴なりになり、熟すと自然に四つに裂けて中から暗い紅色の仮種皮に包まれた種子が顔を出します。

 

<マユミ(真弓) ニシキギ科ニシキギ属>
9/10 柏の葉公園

 

 

 

 

 

 

メキシコ原産のキク科植物から品種改良された花です。品種は大きくフレンチ種とアフリカン種に分かれています。

5月~11月頃、独特な香りがする花を咲かせます。花色は黄、オレンジ、白、赤、複色など様々で、花の大きさは小輪から大輪まであります。

咲き方も一重咲き、八重咲き、クレスト咲きなど多様です。

名前は、聖母マリアに由来します。聖母マリアの祝日に咲いていることから、「マリア様の黄金の花」マリーゴールドと呼ばれるようになりました。

 

<マリーゴールド キク科コウオウソウ属(マンジュギク属)>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

原産地は中央アメリカ〜アルゼンチン。およそ100種類が分布するとされています。春から秋にかけて長期間開花し、夏でもよく開花します。

花色は以前はピンクがほとんどでしたが、現在はさらに白や赤、白からピンクに変化するものなどがあります。

近年、サントリーフラワーズの「サン・パラソル」シリーズが普及したことで、「サンパラソル」という呼び名でも認知されるようになってきました。

 

<マンデビラ キョウチクトウ科マンデビラ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

大きな赤い果実をつける本種は、果実と常緑の濃緑色の葉を観賞する縁起植物として、千両(センリョウ)と並び庭木として愛されています。

よく似た両者ですが、本種の方が実が大きいため、より額の多い方で名づけられました。

江戸時代から実色が違ったり、葉に斑が入ったり縮れたりするものなど園芸化が進んだ古典園芸植物です。

 

<マンリョウ(万両) サクラソウ科ヤブコウジ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

日本や朝鮮半島を原産とする、宿根性の多年草です。日本全土の湿地や田んぼの畦など、日当たりがよく湿り気の多い場所に自生しています。

お墓やご仏壇に供える盆花として知られている植物です。すっと長く伸びた茎の先に、サルスベリを思わせる紅紫色のフリルがきいた可憐な花を咲かせます。

本種はお盆に作る精霊棚のごはんの横に配置されます。これは、お盆で供養する餓鬼は、のどが狭くごはんが食べられないことから、水とのどの渇きを抑える作用のある本種を添えておくためです。

 

<ミソハギ(禊萩) ミソハギ科ミソハギ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

中部地方以北の本州日本海側に分布するケハギから園芸化されたものですが、現在では野生化したものが本州から九州までの広い範囲に分布します。

秋を代表する花木ですが、別名を「夏萩」といい、夏のうちから美しい紅紫色の花をつけます。

花つきがよく、開花期には枝が地面に付くほど垂れ下がり、その優美な姿からハギの中では最も人気が高い品種です。

<ミヤギノハギ(宮城野萩) マメ科ハギ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

原産地は中国で、平安時代に日本に渡来しました。韓国の国花としても知られています。

初夏~秋までの長期間に次から次へと涼やかで優しい大輪の一日花を咲かせます。ハイビスカスの仲間であるフヨウ(芙蓉)とよく似ています。

本種とフヨウの違いは葉を比べるとわかります。フヨウの葉は花と同じぐらいの大きさで薄い緑色です。

本種の葉は花より小さくて濃い緑色です。葉形は卵型で葉縁に荒い切れ込み(鋸歯)があります。

 

<ムクゲ(槿) アオイ科フヨウ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

関東地方以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するアサ科の落葉高木。

ケヤキやエノキの仲間で、日当たりのよい身近な低山や丘陵において普通に見られ、公園や街路にも植栽されています。

その雄大な樹形や異形となりがちな幹の様子から天然記念物や御神木とされています。

秋(10~11月)に熟す果実は直径1センチほどの球形でエノキより大きく、甘味があって食用となり、干し柿に喩えられるようです。

 

<ムクノキ(椋木) アサ科ムクノキ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

地中海原産の帰化植物で、人家の周辺や路傍に生育します。ピンクのかわいらしい花です。それなのに奇妙な名前がついています。

園芸上では本種の名前では買ってもらえないので、「コマチソウ(小町草)」と美しい名前で呼ばれています。

花の下の方の茎にネバネバした部分があって、そこに虫がくっついてしまうことが、名前の由来のようです。

 

<ムシトリナデシコ(虫取り撫子) ナデシコ科マンテマ属>
9/25 柏の葉公園

 

 

 

 

 

 

南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として導入されて以降、日本に広く帰化しています。

紫色のかわいらしい花とクローバーのような葉をつけるのが特徴で、5月~7月ごろになると花を咲かせ始めます。

 

<ムラサキカタバミ(紫片喰) カタバミ科カタバミ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

北アメリカ原産で、明治中期に観賞用に渡来しました。各地の道ばたや荒地、河原などに野生化しています。

繁殖力が強いため、しばしば大群生して、もともと生えていた植物の生息場所を奪ってしまう可能性があります。

花は夕方から咲き始め、朝にはしぼむ1日花です。夏の夜に咲かせる花は、幽玄な美を感じます。

花の直径は2センチメートルから5センチメートルほどです。季節が進んで気温が下がってくると日中も開いたままになります。

 

<メマツヨイグサ(雌待宵草) アカバナ科マツヨイグサ属>
9/25 柏の葉公園

 

 

 

 

 

 

北アメリカ南部から南アメリカに分布するキク科の一年草です。牧草地や草原、森林などに自生しています。

5月~10月頃の花期になると、茎上部の葉の付け根から花柄を伸ばし、鮮やかな黄色の頭花(とうか)を咲かせます。

一輪の花に見える部分は、外周の花弁のような舌状花(ぜつじょうか)と、中心部分の小さな管状花(かんじょうか)から作られた集合花です。

こんもりと茂った株に、明るい黄色の小花を休みなく咲かせます。高温多湿に強く、肥料分の少ない土地でもよく育つので、丈夫な夏の草花として人気があります。

 

<メランポジウム(黄帝菊) キク科メランポジウム属>
9/25 柏の葉公園

 

 

 

 

 

 

「庭木の王様」と呼ばれているように、風格のある樹形に育ち、樹高は平均6mほどに成長します。常緑樹なので、冬でも緑色の葉を保ってくれます。

美しい樹形と光沢のある葉、香る花、赤く色づく実と新芽。四季折々いくつもの表情を見せてくれるところも人気の要因です。

花の後にはツバキの実を小さくしたような実ができる。10月~11月頃に赤く熟すと肉質の果皮が不規則に裂け、1~4粒の赤い種子がこぼれ落ちます。

江戸時代には「江戸五木」として親しまれてききただけでなく「三大庭木」の一つでもあり、まさに「庭木の王様」と呼ばれるのに相応しい樹木です。

 

<モッコク(木斛) モッコク科モッコク属>
9/25 柏の葉公園

 

 

 

 

 

原っぱ、

公園、河原など開けた環境に広く生息する黄色いチョウ。メスには、白っぽいタイプもいます。大きさはモンシロチョウとほぼ同じです。

活発に飛び、いろいろな花で吸蜜する。早春から現れ、晩秋まで見られます。幼虫はアカツメクサ、シロツメクサなどを食べます。

 

<モンキチョウ(紋黄蝶) シロチョウ科モンキチョウ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

南アメリカ原産で、日本には園芸植物として導入されましたが、野生化して空き地や道端などに生えます。三尺バーベナとも呼ばれます。

大きな根株から、茎はよく分岐して伸び、直立します。高さは1~1.5mほどにもなります。高さの割に茎は細く、全体に剛毛が生えています。

花は紫がかった濃いピンクで、径3~5mm、長さ1cmの5弁です。細い茎の先に小さな花をびっしりと多数咲かせます。その見た目は名前の通り、花笠のようです。

 

<ヤナギハナガサ(柳花笠) クマツヅラ科クマツヅラ属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「9月の花のアルバム(7/8)」20品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「8月の花のアルバム(8/8)最終回」に続きます。


9月の花のアルバム(6/8) 

2024-10-23 | みんなの花図鑑

9月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。9月は実りの秋、さまざまな植物が果実をつけます。花が少ない月ですが、植物の実を中心に近隣の公園の花・鳥・昆虫など約140品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿します。

<本日のバラ カトリーヌ・ドヌーブ> 2023/10 柏の葉公園
系統:HT (ハイブリッド ティー) 作出:1979年メイランド(仏)

有名な女優の名前を頂いた品種。その女優のイメージ通り、花弁数の少なさが柔らかい雰囲気を出しています。1979年にローマ金賞を受賞しました。

四季咲き大輪性の木立性バラで、モダンローズの代表です。花の大きさは10cm以上。基本的には一つの枝に一つの花を咲かせます。咲ききると黄色い花芯が見えます。

草丈が3mほどに生長するイネ科の多年草です。雌雄異株で花穂が白っぽいのが雌花、茶色っぽいのが雄花として見分けることができます。

ススキに似てると言われることの多い植物ですが、日本のススキのような軽やかさはありません。

夏の終わりから秋に、真直ぐに伸びた茎の先に魔女の箒のような穂を咲かせ、花穂だけでも50cmほどある姿は圧巻です。

<パンパスグラス(白銀葭) イネ科シロガネヨシ属>
9/18 アンデルセン公園

熱帯アメリカ原産で、代表的な夏野菜の一つに数えられる。トウガラシの仲間で、果実が大きく、辛味を抑えて品種改良されたものです。

日本では辛みのあるものを「トウガラシ」、辛みのないものを「甘トウガラシ=ピーマン」と呼んでいます。

<ピーマン ナス科トウガラシ属>
9/18 アンデルセン公園

原産地は中国大陸であり、日本においては帰化植物に分類されます。

別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)、学名からリコリス・ラジアータとも呼ばれます。

分布は日本全国で、秋の彼岸の頃に、花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花を咲かせます。

秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという、多年草としては珍しい性質を持っています。

日本では各地方のみで通じた異名が派生し、別名・地方名・方言は数百から1000種以上あると言われています。

葬式花、死人花、幽霊花、火事花などがその例で、不吉な別名が多く見られます。

<ヒガンバナ(彼岸花) ヒガンバナ科ヒガンバナ属>
9/18 アンデルセン公園

株式会社ハルディン(Jgardin)の登録商標の商品で、1000輪咲きヒマワリの名で登場しました。

通常のヒマワリのイメージをくつがえす連続開花性と花の多さが話題の改良種です。大型のヒマワリよりも小型の花で、花芯の周りにオレンジ色のぼかしが入ります。

「分枝性に優れ多花性であること」「種をつけず連続して開花し続け、開花期間が長いこと」「無花粉なので作業中に手や服が花粉で汚れることがないこと」が大きな特徴です。

2018年英国王立園芸協会主催のチェルシーフラワーショウの新品種コンテストで第3位に受賞した花です。

<ヒマワリ・サンビリーバブル キク科ヘリアンサス属>
9/18 アンデルセン公園

メキシコを中心に南北アメリカに15種類が分布する植物です。5月~11月と長期間咲く草花です。

日本には江戸時代末期に入ってきましたが。栽培や品種改良が盛んになったのは戦後になってからです。それまでは仏花として栽培される程度だったそうです。

初夏~晩秋にかけての長い期間、花を咲かせ続けるところから本種の名で呼ばれます。またジニアという名前でも流通しています。

<ヒャクニチソウ(百日草) キク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)>
9/25 柏の葉公園

北海道から九州の各地に分布するキク科の多年草。日本の在来種であり、山野の草地や林縁に自生し、夏から秋にかけてフジバカマに似た花を多数咲かせます。

花は頭状花と呼ばれるタイプの小さなもので、枝分かれの多い花茎の先に散在します。

筒状の小花が五つ集まって一まとまりになり、花色は普通、白色だが、土壌によっては淡い紫を帯びます。

名前は、ヒヨドリが鳴く頃に咲くこと、あるいは花殻に生じる綿毛(冠毛)がヒヨドリの冠毛に似ることが由来です。

<ヒヨドリバナ(鵯花) キク科ヒヨドリバナ属>
9/18 アンデルセン公園

アメリカ合衆国~メキシコを原産地とする植物で、観賞用として移入されたものが野生化したもののようです。

マツヨイグサの仲間です。いつの間にか増えるほど丈夫な花で、駐車場の脇のような荒れた場所や、空き地などに咲いている姿もよく見かけます。

”昼咲き”と名付けられてはいますが、開花は午前4時頃、閉じるのは次の日の午後7時頃で、二日間咲いているということのようです。

<ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草) アカバナ科マツヨイグサ属>
9/24 北柏ふるさと公園

1950年代から1960年代に四国とその周辺で発見され、今では関東から西の地域の水田や湿地に生える北アメリカ原産の帰化植物です。

茎はよく枝分かれし、高さ1メートル以上にもなります。夏から秋にかけて、花弁4枚の黄色い花を次々咲かせ、最盛期にはなかなか見応えがあります。

茎に「ヒレ(翼)」がある「タゴボウ」を意味し、茎にある陵を鰭に見立てた名前です。アメリカミズキンバイの別名もあります。

名前にあるミズキンバイは日本在来で水辺に生え、黄色い美しい花を咲かせる植物ですが今や希少種です。

<ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡) アカバナ科チョウジタデ属>
9/11 北柏ふるさと公園

セリ科の植物で、地中海沿岸が原産です。平安時代に日本に渡来し、胃薬や香料などに使用されてきました。

また、魚料理にもよく使われることから「魚のハーブ」とも呼ばれます。

黄色い花を咲かせることから「裏切り」という花言葉がつけられており、ヨーロッパでは黄色は裏切りの色とされています。

本種の名は、ラテン語の「フォエヌム」という」干し草を意味することばに由来しています。 中国では漢字で「茴香」と書き、和名はウイキョウと言います。

<フェンネル(茴香:ういきょう) セリ科ウイキョウ属>
9/25 柏の葉公園

中国原産の落葉低木で、花の少ない7月から10月までの長期間開花します。

長い円錐形の花穂が甘く香り、チョウが集まるため、英名では「バタフライブッシュ」と呼ばれています。

藤色を基本に、白や紫などの花色があり、ほかに葉に斑が入るもの、小型のものなど、数多くの園芸品種があります。

枝先に小さい花を豪勢に付けます。花は「藤」を思わせ、葉は対生して「空木」のようであることから和名は房藤空木と命名されました。

<ブッドレア(房藤空木)ゴマノハグサ科フジウツギ属>
9/11 あけぼの山農業公園

美しいピンクの大輪の花を咲かせる本種は、夏を代表する花木として親しまれています。

日本の南部では野生化していますが、もともとは中国原産であると推測されています。

花色は品種によって白~ピンクまで色幅(濃淡)があります。花は朝開いて夕方にはしぼむ一日花で、ひとつの花自体は短命ですが最盛期は暑さにめげず毎日新しい花を途切れなく咲かせてくれます。

本種とムクゲ(木槿)は同じはアオイ科フヨウ属の樹木で、花の咲く時期や姿形も何となく似通っているので間違うことがよくあります。

<フヨウ(芙蓉) アオイ科フヨウ属>
9/25 柏の葉公園

南アフリカ原産の熱帯花木で、初夏から秋口にかけて涼し気な水色や白の手毬状の花を咲かせます。

細長い枝先から花序を伸ばし小花を集合させて咲かせます。花は漏斗形で先端が5裂します。

和名の瑠璃茉莉は、ルリが瑠璃色の花、マツリ(茉莉)は花形がジャスミン(茉莉花)に似ていることに拠ります。

<プルンバーゴ(瑠璃茉莉) イソマツ科ルリマツリ属(プルンバゴ属)>
9/10 柏の葉公園

本種はベゴニア属のなかでも最もなじみのある種類です。ブラジル原産種ククラタの変種フーケリーを元として改良された園芸品種の総称です。

開花期間が長く、春から霜が降りる晩秋まで咲き続けます。和名はシキザキベゴニアで、 学名は「常に開花している」の意味です。

<ベゴニア・センパフローレンス(四季咲きベゴニア) シュウカイドウ科シュウカイドウ属>
9/18 アンデルセン公園

従来のベゴニア センパーフローレンスと比べ、花の大きさは約3倍ほど、草丈も5倍程にもなる迫力ある品種です。

非常に強健で梅雨時期も、暑い時期にも花が途切れることなく咲き続けます。

大輪の赤い花とブロンズ色のつややかな葉のコントラストも美しく、近くで見ても遠くから見ても楽しめます。

2014-2015日本フラワーオブザイヤーではワッパー レッドブロンズリーフが最優秀賞を受賞しています。

<ベゴニア・ワッパー シュウカイドウ科シュウカイドウ属>
9/18 アンデルセン公園

南アメリカに自生する原種をもとに、ヨーロッパやアメリカで品種改良が進み、多様な品種がつくり出されました。

初夏から秋にかけて咲く草花で、夏の花壇には欠かせない植物の一つです。品種改良も多く、500種以上の園芸品種があります。

日本は特に品種改良が盛んで、最先端の研究が現在もされているまさに本種の大国です。

ガーデニングブームの火付け役となったサフィニアも仲間で、日本人が品種改良した品種です。

語源はブラジル先住民のPetun(たばこ)が語源になっています。たばこの花に似ていることからこの語源になったと言われています。

<ペチュニア(衝羽根朝顔) ナス科ペチュニア属>
9/18 アンデルセン公園

本種はヒマワリの仲間で、南北アメリカに70~80種ほどがあります。一年草のヒマワリのほか、宿根性の種類も数多くあります。

日本各地でよく見られるのはキクイモで、空き地や道路わきの土手などに群生し、夏に黄色の一重の花を咲かせます。

それぞれに持ち味があり、枝分かれして多数の花を咲かせるので、一年草のヒマワリとはずいぶんと印象が異なります。

花壇などで観賞用によく栽培されるのは、夏咲きのコヒマワリと、秋咲きのヤナギバヒマワリ、そして淡い黄花の品種‘レモン・クィーン’です。

<ヘリアンサス キク科ヘリアンサス属(ヒマワリ属)>
9/18 アンデルセン公園

江戸時代に育まれた園芸植物の中で、変化朝顔には特異な名称がつけられています。



それは葉の色・模様・質・形、茎の形、花の色・模様・花弁・咲き方・花弁の重ねを順番に記述し、必要に応じて付加してゆく命名法で、現在の遺伝学から見ても非常に理にかなったものです。

「黄柳葉白撫子采咲一重」は葉の色が黄色く、形が柳葉。花は白で撫子采咲の一重咲きを意味します。

<ヘンカアサガオ「黄柳葉白撫子采咲一重」 ヒルガオ科サツマイモ属>
9/10 柏の葉公園

アフリカ大陸の東部やアラビア半島南部、マダガスカルなどの熱帯が原産です。

五つの花弁を持ち、星型の愛らしい花をつけます。色はピンクや赤、白、紫などさまざまです。

花の時期が長いのも特徴で、初夏から秋まで次々と小さな花を咲かせます。

和名の「草山丹花」は熱帯原産のサンタンカに姿形が似ていることから付けられました。

<ペンタス(草山丹花) アカネ科ペンタス属>
9/18 アンデルセン公園

中国原産のバラ科に分類される植物で、3〜5月に赤や白、ピンクの花をつけ、9〜10月頃に実がなり、その頃に旬と収穫時期を迎えます。

実はカリンと似た形が特徴で、熟してくると甘酸っぱい香りが楽しめます。もともとは、実を乾燥させ漢方薬として使っていたといわれています。

シロップやはちみつ漬けはお湯などで割ってドリンクにしたり、ジャムはパンにぬるだけでなくヨーグルトに加えたりなど、いろいろな楽しみ方ができます。

<ボケ(木瓜) バラ科ボケ属>
9/10 柏の葉公園

輸入穀物に混入して、遅くとも1940年から1950年代には渡来したと考えられています。現在は、関東から西の比較的暖かい地域に普通で、年々数が増えてきています。

1年草ですが、つるをどんどんのばし、あっという間に数メートルにもなります。1株から莫大な数のタネがつくられ、タネの発芽率も良いため、その繁殖力はとても強力です。

花はアサガオに似ていますが、直径は1.5センチ程度ととても小さいものです。開花は朝が中心で、昼前後にはしぼんでしまいます。

<マメアサガオ(豆朝顔) ヒルガオ科サツマイモ属>
9/24 北柏ふるさと公園

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「9月の花のアルバム(6/8)」20品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「8月の花のアルバム(7/8)」に続きます。


9月の花のアルバム(5/8)

2024-10-21 | みんなの花図鑑

9月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。9月は実りの秋、さまざまな植物が果実をつけます。花が少ない月ですが、植物の実を中心に近隣の公園の花・鳥・昆虫など約140品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿します。

 

 

 


<本日のバラ 岳の夢> 2023/10 柏の葉公園
系統:F(フロリバンダ) 作出:2011年 コルデス(独)

ストロベリーレッド&ホワイトが色鮮やかで、一房に10輪以上蕾を付けるので、花束のようです。名付け親は脚本家の倉本聰氏で、ドラマ「風のガーデン」ヒロインの弟・岳(がく)の名を冠しています。

 

 

 

 

 

中国中部及び西部を原産とするモクセイ科の常緑樹。

戦後の高度成長期には公園や高速道路などに多用されましたが、現在では要注意外来生物リスト(環境省)に掲載されています。

開花は初夏(6月)で、その年に伸びた枝の先に、白い小さな花が房状に集まって咲きます。小花は直径8ミリほどで、2本ある雄しべと雌しべは花冠から突き出します。

葉は卵状の長楕円形で長さは5~10センチほど。表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡い緑色。縁にギザギザはなく、ネズミモチに比べると先端が細く伸びます。

 

<トウネズミモチ(唐鼠黐) モクセイ科イボタノキ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

原産地のインドシナ半島やアフリカで約40種が知られています。スミレに似た小さな花は可憐で、夏から秋の長期間にわたって花を咲かせ続けます。

花色も豊富、カラフルで暑さや乾燥に強く、育てやすいことから、夏の花壇に人気の草花のひとつです

花形は唇形で花色が野生のスミレに似ていることから別名にナツスミレ(夏菫)やハナウリクサ(花瓜草)といわれています。

本種の名前は18世紀のスウェーデンの牧師「Torenさん」の名に因みます。

 

<トレニア(夏菫) アゼトウガラシ科ツルウリクサ属(トレニア属)>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

インド原産の野菜。日本には奈良時代に中国から伝わり、古くから日本人に親しまれた野菜のひとつです。春から夏に育てる野菜として人気があります。

花は状態が良い時は、花色がきれいな濃い紫色で、花の中心にある雌しべが雄しべより長くなります。実の形や大きさは様々で、丸や卵、中長、長形など種類が豊富にあります。

栄養面で特記すべきものはありませんが、食物繊維は多く含まれています。果皮の紫色は「ナスニン」と呼ばれる色素で、ポリフェノール類に属します。

 

<ナス(茄子) ナス科ナス属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

アゲハチョウ属に分類されるチョウの1種。日本では人家の周辺でよく見られるなじみ深いチョウです。

単にアゲハ、またはアゲハチョウとも呼ばれますが、これらの呼び名は他のアゲハチョウ亜科のチョウとの混称や総称として使われることも多いようです。

前バネの付け根が黒い線状になっています。また黄色が薄い黄白色(夏型で稀にやや濃い黄色)です。

 

<ナミアゲハ(並揚羽) チョウ目アゲハチョウ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

中国の中南部を原産地とし、江戸時代に種子から蝋を採る有用樹として長崎に渡来したものが、後に街路や公園に使われるようになりました。

開花は5~7月で、枝先に黄緑色をした小花が、長さ5~15センチの穂状に連なって咲きます。

秋に熟す果実は黒褐色の殻(種皮)に覆われているが、寒くなるにつれて殻が割れ、中からポップコーンのような三つの種子が飛び出します。

「ハゼと同じように蝋が採取できる中国の木」という意味合いで命名されたという説が有力です。

 

<ナンキンハゼ(実) トウダイグサ科ナンキンハゼ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

中国原産で、日本では縁起物として庭木として植えられることが多い樹木です。乾燥させた実から咳止めの効果が期待できることから、薬用植物としても扱われています。

開花は初夏(5~6月)で、枝先に伸びた円錐状の花序(花の集り)に、白い小花が多数集まって咲きます。花は長さ6ミリほどで雌しべの周りに6個の雄しべがあり、その先端に黄色い葯があります。

白い花をつけたあとに赤い実をつけます。「難を転ずる」の語呂から、古くから縁起がいい植物とされていきました。

 

<ナンテン(南天) メギ科ナンテン属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

西インド原産で、夏から秋にかけて毎日のように花を咲かせ続ける、清楚で愛らしい姿が特長の草花です。

生長すると草丈は50cm前後になり、5月から11月頃にかけて白や赤・ピンク・紫・オレンジなどの鮮やかな花を咲かせます。

ひとつひとつの花は数日で枯れますが、同じ株に次々と新しい花が咲くことからこの名前になったそうです。それぞれの花は1日花ではなく3~5日は持ちます。

<ニチニチソウ(日々草) キョウチクトウ科ニチニチソウ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

中国原産で欧米では栽培されておらず東洋を代表する野菜です。中国原産で、広く畑に栽培されています。また、野生として空き地や道路脇や畦道や河川敷などに広く分布しています。

花期は夏(8~9月)で、葉の間から30~50cm ほどの1本の花茎を伸ばします。花茎の先端に、半球形の散形花序をつけ、径6~7mm の白い小さな花を20~40個も咲かせます。

一度植えたら繰り返し収穫でき、数年栽培できる野菜です。強健で育てやすく、刈り取った後からすぐに新葉は伸び4~10月ごろが収穫期とされます。

 

<ニラ(韮) ヒガンバナ科ネギ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

日本各地の低地から高原までの草原に広く見られる多年草です。いわゆる「野菊」を代表する植物の一つです。

一般的に用いられる「野菊」という呼名は、本種を含めた野山に咲く野生菊、約350種の総称であり、「野菊」というキクは存在しません。

野に咲く紺色の菊という意味合いで命名されましたが、花の色は白~薄紫と個体差や地域差が見られバラエティに富みます。紺色が濃い「紺菊」という園芸品種もあります。

 

<ノコンギク(野紺菊) キク科シオン属(アスター属)>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

日本~韓国済州島原産で、クサスギカズラ科の耐陰性常緑多年草です。

長さ25~75cmの花茎が立ち、長さ7~13cmの総状花序を出します。花序の1つの節ごとに3~8個、淡紫色~白色の6弁花を下向きにつけます。

秋から冬にかけて実(タネ)がなります。最初は緑色で、緑 → 青 → 紺と徐々に変化す秋から冬にかけて徐々に変化する様子が面白いです。

 

<ノシラン(熨斗蘭) ユリ科ジャノヒゲ属>
9/10 柏の葉公園

 

 

 

 

 


ブドウ科ノブドウ属に属するつる性落葉低木。藪に多く見られ、都市でも空地などに見られます。

果実は9~10月頃、青色から赤紫、時に白色など、様々な色に熟し、鳥に食べられることによって種子があちこちに散布されます。

果実も食用ブドウのような果肉はほとんど無く、内部は数個の種子が大部分を占めていて味もおいしくないので食用にもなりません。

 

<ノブドウ(野葡萄) ブドウ科ノブドウ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

アオイ科の非耐寒性常緑低木。世界の熱帯~亜熱帯地方で広く栽培され、暖かい地域では庭木としても利用されています。

5月~10月頃に華やかな花が咲き、花色は赤、黄、白、ピンク、オレンジ、紫、複色などバリエーションも豊富で、花の大きさも小さいものから大きいものまであり、その品種数は数えきれないほどです。

花は、通常、朝開いて夜に閉じてしまう1日花です。最近は品種改良により、1つの花が2~3日咲くものも出てきています。

本種は在来系(オールド系)、大輪系(ハワイアン系)、コーラル系の3つの系統に分けることができます。

 

<ハイビスカス(仏桑華) アオイ科フヨウ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

全長24cm。全身は黒味のある褐色で、頭は灰色がかった黒褐色。目の周囲から頬にかけて不規則な白斑があります。この白斑は個体によって違っていることが普通です。くちばし、足は黄色です。

地上を歩いて餌を探すことが多く、その時にはくちばしを草株の間に入れて開くことで、地面や草株にひそむ虫を探しています。「リャー リャー」とか「キュリリッ」といった声を出します。

平地から低山地の人家や人家近くの林で繁殖し、農耕地、公園の芝生、草地などでよく見られます。繁殖が終わると群になり、多い場合は数万羽の群になることもあります。

 

 

<ムクドリ(椋鳥) スズメ目ムクドリ科 全長約24cm>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

アメリカ合衆国のテキサス州やルイジアナ州に自生する植物です。ガウラという名前でも流通していて、ギリシャ語で華麗なという意味もあります。

ひとつひとつの花は短命ですが、初夏から秋の長い期間、次から次に花を咲かせていくため、長い間観賞することができます。

穂状に咲く小花が風に揺れる様子は、白い蝶が群れて飛んでいるように見えることから、和名が付きました。

<ハクチョウソウ(白蝶草) アカバナ科ガウラ属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

植物のなかでも、もっとも古いものの一つです。およそ1億4000万年前にすでに地球上に存在していたといわれています。

塊茎はレンコンとして食用にされますが、主に食用にされる系統と、花を楽しむ系統があり、花を楽しむ系統の塊茎は、あまり太らず食用には向きません。

スイレン(睡蓮)の花と同様、日中に花びらが開き午後になると閉じます(蓮と睡蓮では時間が少し違います)。これを3日繰り返して花の寿命は終わりです。

 

<ハス(蓮) ハス科ハス属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

本種はテイカカズラの園芸品種で、葉は小さく、新葉にピンク色と白の不定形の斑が入る姿が美しい植物です。

斑は成長とともに変化し、新芽が出たときは濃いピンク色で、次第に薄くなり、さらに進むと緑色の地に白の斑点となり、やがて緑一色になります。

前年の夏に花芽ができるので、花後すぐに剪定をすれば小さい白色の花を見ることができます。花は咲き進むとクリーム色に変化します。

 

<ハツユキカズラ(初雪葛) キョウチクトウ科テイカカズラ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

北アメリカのミネソタ州、コロラド州、モンタナ州からテキサス州に分布する一年草。

英名のスノー・オン・ザ・マウンテンから冬をイメージしてしまいますが、夏の花壇を彩るカラーリーフです。

夏に茎の上部が分枝して、緑の葉が白い覆輪となり、雪が積もったように見えることから和名が付けられました。

 

<ハツユキソウ(初雪草) トウダイグサ科ユーフォルビア属> 
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

トウダイグサ科ユーフォルビア属のマダガスカル原産の植物です。幹や枝には長いトゲがあり、若いうちは比較的柔らかく、次第に硬くなっていきます。

花に見える部分は苞で、実際の花は中心部分にあります。開花期が長く、生長期の期間中はほぼ毎日開花していることがあります

 

<ハナキリン(花麒麟) トウダイグサ科ユーフォルビア属>
9/25 柏の葉公園

 

 

 

 

 

 

北アメリカ東部原産で、日本へは大正時代に入り、丈夫でよく増えるため急速に広まり、現在ではポピュラーな宿根草の一つになっています。

花穂は細長い四角錐で、花は四方に向かって規則正しく並んで咲きます。ロウト型の花を穂状に咲かせます。花茎は綺麗に直立し、花は下から咲きあがっていきます。

よく見るとなかなか美しいもので、一つ一つの花の形もユニークです。性質が強く、ほとんど放任栽培でもよいくらいです。

 

 

<ハナトラノオ(花虎の尾) シソ科カクトラノオ属(フィソステギア属)>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

オーストラリアやマレーシアが原産のノウゼンカズラ科ソケイノウゼン属の常緑低木です。江戸末期に渡来したと言われていて、ソケイノウゼンあるいはナンテンソケイとも呼ばれます。

花径5~6㎝ほどで、喉元がピンク~赤紫で花弁が白~淡ピンクの花が咲きます。その他に、桃色の花もあります。耐暑性は強いですが、耐寒性がないので冬は室内で管理します。

 

<パンドレア(素馨凌霄) ノウゼンカズラ科ソケイノウゼン属>
9/10 柏の葉公園

 

 

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「9月の花のアルバム(5/8)」20品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「8月の花のアルバム(6/8)」に続きます。


9月の花のアルバム(4/8)

2024-10-19 | みんなの花図鑑

9月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。9月は実りの秋、さまざまな植物が果実をつけます。花が少ない月ですが、植物の実を中心に近隣の公園の花・鳥・昆虫など約140品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿します。

 

 


<本日のバラ カインダーブルー> 2023/10 柏の葉公園
系統:HT(ハイブリッド・ティー) 作出:2015年 コルデス(独)

赤みの少ないラベンダー色の花は3~5輪程の房咲き。青花系にしては珍しくティー系の香りがあります。

名前の由来は、花色と「Kind of Blue」(なんとなく、もの憂い気分)をかけています。」

 

 

 

 


熱帯アジア原産のショウガ科ヘディキウム属の常緑多年草。ショウガのような株姿で、高さ2mになる大型の球根植物です。

繁殖力が強く、世界の熱帯で広く野生化しています。キューバやニカラグアでは国花とされ、中国では花から香料を取るために商用栽培されます。

日本には、江戸時代末期に薬用植物として渡来しました。現在は観賞用に栽培される他、切り花にも利用されています。

夏頃から秋に香りのよい白い花を枝先に咲かせます。株全体にショウガのような香りもありますが、根は食用とはされません。

 

<ジンジャーリリー(花縮砂) ショウガ科ヘディキウム属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

夏の代表的な花木の一つであるフヨウ(芙蓉)の変種の一つです。

朝は白花として咲き、徐々にピンクの色へ変化しながら夕方には紅色へと花色が変わります。

花色以外の性質はフヨウと同じで、開花は朝に花が開いて夜には萎む「一日花」ですが、新しい蕾を作りながら秋まで咲き続くので長く楽しめます。

花は一重咲きから八重咲まであり、フヨウと同じく暑さに負けず夏から秋にかけて咲き、花色が紅色へ変化することから名付けられています。

 

<スイフヨウ(酔芙蓉) アオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

多年生の水生植物で世界の熱帯、亜熱帯に約40種類が分布しています。古くからエジプトでは神聖な花として扱われてきました。

花色は白、黄色、ピンク、赤、紫、青紫、青と豊富です。ハスの花と同様、日中に花びらが開き午後になると閉じます。これを3日繰り返して花の寿命は終わりです。

ハスとよく似ていますが、見分け方は、ハスは葉や花が水面から立ち上がり、本種は葉も花も水面に浮かんだままという点が違います。

 

<スイレン(睡蓮) スイレン科スイレン属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

小さい花がたくさん集まって咲く手まりのような花姿をしているバーベナ。花の形が桜の花に似ていることから、美女桜(びじょざくら)とも呼ばれます。

多くの種類があるバーベナの中でも、本種は、一つ一つの花や花房が大きくナチュラルながら華やかな雰囲気が魅力です。

やや半立ち性で、寄せ植えや花壇にも使いやすいバーベナです。2003年に販売開始し、何度も改良が繰り返されています。

 

<スーパーベナ クマツヅラ科クマツヅラ属(バーベナ属)>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

原産地は南ヨーロッパから中央アジア。ハーブとして用いられるほか、見た目が似ていることからコショウの代わりとしても使用されていました。

花が少なくなる7月から、さわやかなスミレ色の花を咲かせます。生育旺盛で育てやすい落葉低木ですが、あまり栽培されていません。

花には芳香があり、葉にも香りがあり、開花期も非常に長いのが特徴です。樹高は3mほどになります。

和名は、この葉が、チョウセンニンジンに似ることに由来します。

 

<セイヨウニンジンボク(西洋人参木) シソ科ハマゴウ属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

本種の仲間は地味で体が太く、ハネが短い種が多く、時に蛾と間違われるほど、余りチョウらしさがないのが特徴です。

世界で約3,500種が知られていますが、研究も進んでいないらしく、名前のない種も多いようで、それらを含めると5,000種を超えるとされます。

英名で「Skippers」と呼ばれるとおり、スキップするような動きをしながら敏速に飛翔します

 

<セセリチョウ(挵蝶) チョウ目セセリチョウ科>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

カナダ原産で、スイカズラ科シンフォリカルポス属の耐寒性落葉低木です。樹高は100 - 200 cmです。葉は長さ5 cm程の楕円形です。

別名で、シラタマヒョウタンボク(白玉瓢箪木)や、スノーベリー、学名のシンフォリカルポスでも呼ばれます。

7月~8月に、葉腋から総状花序を伸ばしピンクの鐘状のユニークな直径1cm程の小花を最大16個ほど咲かせます。

各小花には小さな歯状の萼片があります。秋から冬に、白い球形の小さな果実が房状に成ります。花名は美しい白い果実に由来します。

 

<セッコウボク(雪晃木)実 スイカズラ科シンフォリカルポス属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

本種は白い花を咲かせるタマスダレとピンク色の花のサフランモドキが最もよく親しまれています。

1つの花は数日間程度と短命ですが、次々と新しい花茎が出てくるので、密植すると数週間楽しめます。

タマスダレのように耐寒性のある種と、サフランモドキのように半耐寒性の種があります。

タマスダレは最も普及している種で、丈夫で育てやすく、よく分球して増えます。上を向いて咲く白い花が清々しい花姿です。

 

<ゼフィランサス ヒガンバナ科タマスダレ属(ゼフィランサス属)>
9/25 柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

熱帯アメリカ原産で、花後に枯れる一年草です。日本には江戸時代前期に渡来したとされます。

主な開花期は夏から秋で、花色は紫紅、白、ピンク、オレンジなどがあります。炎天下でもめげずに茎がよく枝分かれして茂り、球状の花を咲かせます。

花びらはもたず、色づいているのは苞葉(ほうよう)と呼ばれる花の付け根に付く葉っぱです。

夏から秋まで長い間、紅色が色あせないことからこの名前になったそうです。

 

<センニチコウ(千日紅) ヒユ科センニチコウ属(ゴンフレナ属)>
9/25 柏の葉公園

 

 

 

 

 

夏になると、日本各地の日当たりの良い道端の藪や山野に、白い花をいっぱいにまとった本種が目を引きます。

つる性の多年草で、無毛の茎は勢いよく長く伸びます。葉は羽状複葉で、小葉は卵円形で3〜7枚付けます。葉柄で他のものにからみよじ登ります。

花は盛夏から初秋にかけて円錐花序にがく片4枚の白い花を多数つけます。

別名が「ウマクワズ」で、有毒植物で馬や牛が絶対に口にしないことを意味する有毒植物です。

本種の名前は花の後に果実より伸びた銀白色の長毛が密生した様子を、仙人のひげにたとえたことに由来しているようです。

 

<センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科センニンソウ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

アメリカフヨウとモミジアオイの交配、選抜により誕生した生育旺盛で強健な宿根草です。

三重県津市で50年にわたり園芸植物の生産、販売をしている㈱赤塚植物園が開発しました。

草丈が約2m成長し開花時期は、6月中下旬ごろより9月末まで、一日花で毎日かわるがわる咲き続けます。

圧倒的な存在感と驚異的な強さ、ハイビスカスのような花姿から『巨神タイタン』にちなんで、花名が名づけられました。

 

<タイタンビカス アオイ科フヨウ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

季節外れに、遅れて咲いたアジサイではなく、8~9月の頃まで咲いているのが本種です。

花自体はガクアジサイに似ていて「花火」のような形をしています。高さは150cmほどです。

葉は大きな楕円形で、ふちはギザギザで全体がザラザラしています。つぼみは「球状」でこれが名の由来になっています。

 

<タマアジサイ(玉紫陽花) アジサイ科アジサイ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

メキシコ原産のキク科の多年草で、根は球根になっています。日本には江戸時代1842年(天保13年)にオランダから長崎に持ち込まれました。

花姿がボタンに似ており、和名は天竺牡丹と名づけられています。外国から輸入された花の名前には天竺をよくつけたそうです。

大輪種から、中輪種や小輪種、一重咲きや変化咲きなど品種が非常に多く、古くから親しまれてきた春植え球根です。

 

<ダリア(天竺牡丹) キク科テンジクボタン属(ダリア属)>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

日本各地の水田に生育する水田雑草。東・東南・南アジアに広く分布し、稲作の伝来とともにもたらされた史前帰化植物の1つと考えられています。

8月の終わり頃から葉腋に黄色い花を咲かせます。萼片は4で、花弁は4枚ですが、5枚のものもあります。秋には全体が紅色に紅葉します。

茎が赤味を帯び、葉がタデ類に似ていて花の形が丁の字に似ているのでこの名前があります。

 

<チョウジタデ(丁子蓼) アカバナ科チョウジタデ属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

日本を含む東アジア原産で、畑の隅や道端で見かけることの多い鮮やかな青い花が咲く夏の植物です。

大きく重なった2枚の青紫色の花が目立ちますが、実はよく見ると小さな白色の花がもう1枚下部にあるのに気づきます。

その形や色から「帽子花(ぼうしばな)」、「青花(あおばな)」ともよばれます。

日本でも古来から自生しています。朝咲いて昼には萎む儚い様子から、万葉集の和歌でも恋の歌で登場する植物です。

 

<ツユクサ(露草) ツユクサ科ツユクサ属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

北海道から本州、四国、琉球諸島まで広く分布する多年草です。かつてはとてもありふれた野の花で、秋の草原を代表するような存在でしたが、現在はすっかり珍しいものになってしまいました。

花は釣り鐘形で下向きに咲き、花柱が花冠からわずかに突き出ています。直立した茎を折ると白い乳液が出るのが特徴です。春の新芽は「ととき」と呼ばれ、山菜として利用されています。

和名は、その釣鐘型の花と、漢方薬の朝鮮人参の太い根に似ているところから名付けられたと言われています。

 

<ツリガネニンジン(釣鐘人参) キキョウ科ツリガネニンジン属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

約24種類が南アフリカに分布する球根性植物。日本ではビオラセアとフラグランスの2種類が出回りますが、一般的にはビオラセアをよく見かけます。

 

アガパンサスを小型にしたような草姿で、すらりとした立ち姿が美しく、シンプルですっきりした印象を受ける花です。

初夏~夏に花茎の頂点に星形の花を放射状に十数輪付けます。花色は淡いすみれ色、白などがあります。

和名をルリフタモジ(瑠璃二文字)といいます。 「二文字」はニラのことで、つまり、瑠璃色のニラということです。

<ツルバキア(瑠璃二文字) ユリ科ツルバギア属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「9月の花のアルバム(4/8)」17品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「8月の花のアルバム(5/8)」に続きます。


9月の花のアルバム(3/8)

2024-10-17 | 

9月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。9月は実りの秋、さまざまな植物が果実をつけます。花が少ない月ですが、植物の実を中心に近隣の公園の花・鳥・昆虫など約140品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿します。

 

 

<本日のバラ 快挙> 2023/11 京成バラ園
系統:F(フロリバンダ) 作出:2011年 京成バラ園芸


花付きが良い品種です。花は完全に開き、花持ちが良いのが特徴です。枝は初め細立ちですが、成長と共に太く長くなります。

柑橘とダマスクのニュアンスを含むティーの香りです。2010年ローマ金賞、他受賞。

 

 

 

 


コレオプシスの園芸品種で開花期の長いのが特徴です。非常に強健で、一度植えれば何年でもよく育ち、年々株が広がっていきます。

外花弁はチェリーピンク、中心は赤色の小さなコスモスのような花です。

草丈は30cm程度で非常にコンパクトで、鮮やかな濃いピンクの花を株一面にたくさん咲かせます。

 

<コレオプシス・ガーネット キク科ハルシャギク属(コレオプシス属)>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

日本特産の花木であり、暖地の林内や林縁に自生します。晩秋~冬に咲く花を観賞するため、庭木や鉢植えに多く使われています。

花の後にできる果実は直径1.5~2センチほどの球形で、ツバキよりも小さい。翌年の花が咲く10月頃に熟すと三つに裂け、中から黒褐色の種子が三粒ほど顔を出します。

ツバキほど知られていませんが、果実から採取される油は良質で、食用油や髪油として使うことができます。

 

<サザンカ(実) ツバキ科ツバキ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

中国南部原産の、ミソハギ科の落葉中高木。日本へは江戸時代以前に渡来したと言われており、植栽樹として、庭や公園、寺社などで見られます。

漢字での名称「百日紅」の名のとおり、初夏から秋までの長い間鮮やかな紅色やピンク、白などの花を咲かせる花木です。

花の後にできる果実は直径7ミリほどの球形です。秋(11月頃)に熟すと6つに裂け、長さ4ミリほどの種子が現れます。

樹皮が白くなめらかな手触りをしていることが特徴です。猿も滑って落ちてしまうほどツルツルという様子から名付けられました。

 

<サルスベリ(百日紅) ミソハギ科・サルスベリ属>
9/10 柏の葉公園

 

 

 

 

 

南アメリカに分布するシソ科アキギリ属の多年草です。非常に強健で、暑い夏の盛りから秋まで花を咲かせてくれます。

最大の特徴は非常に濃い花色と、大きく口を開いた様な個性的な花の形(唇形)にあり個々の小花は長さが5cmと大きい所も魅力です。

日本ではメドーセージという名前で流通していますが、本来はサルビア・プラテンシスの英名です。

名前が間違ったまま国内に出回ってしまい定着したものと思われます。

 

<サルビア・ガラニチカ(メドーセージ) シソ科アキギリ属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

原産地の北アメリカでは宿根草ですが、耐寒性がないため日本では一年草として分類されています。

ラベンダーに少し似ている美しい青紫の花を長期間咲かせることからブルーサルビアとも呼ばれます。

白花や2色咲き種がありますが、大量に出回っている割には改良品種をあまり見ません。

花の美しさに加え、株がそんなに大きくならないこともあって人気があります。

 

<サルビア・ファリナセア(ブルーサルビア) シソ科サルビア属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

初夏から秋まで長い期間たくさんの花を咲かせるクマツヅラ科の多年草。最初に日本で確認されたのは1940年代後半ごろの東海地方です。

花は小さな花が集合している形状です。ひとつひとつの花は数ミリの極小さな花ですが、たくさんの花が次々と開花します。

名前の通り、背丈がとても高く、高さ60~150cmくらいに生長するため、庭や花壇に植えると見栄えがする草花です。

非常に丈夫で繁殖力が強いため、特定外来生物には指定されていませんが、「将来の生態系に被害を及ぼす恐れがある外来種」の中に入っている植物です。

 

<サンジャクバーベナ(三尺バーベナ) クマツヅラ科クマツヅラ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

インパチェンスとニューギニア・インパチェンスの交雑種として、「サカタのタネ」が開発した園芸品種です。

インパチェンスと本種の最大の違いは、花と葉の大きさです。インパチェンスに比べると本種はひとまわり大きく、成長が早いことが特徴です。

本種は熱帯の植物のため暑さに強く、春から秋まで休むことなく次々と色鮮やかで美しい花を咲かせます。暑さが増すほどに株が大きくなるのが特徴です。

 

<サンパチェンス ツリフネソウ科インパチェンス属(ツリフネソウ属)
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 


日本では、「赤とんぼ」と並んでなじみ深いトンボです。 成虫の体色が雌雄間で著しく異なります。 

オスは老熟するにつれて体全体が黒色になり、胸部~腹部前方が灰白色の粉で覆われるようになります。 

一方メスや未成熟のオスでは、黄色に小さな黒い斑紋が散在するので、ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)とも呼ばれます。

 

<シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)  トンボ科シオカラトンボ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

ブラジル原産の常緑低木です。花は朝咲いて翌日には散る1日花で、鮮やかな紫色の花が次から次へと開花します。

まるでクモが歩いているように見える雄しべの形から「ブラジリアン・スパイダー・フラワー」の別名もあります。

和名の由来は「紫紺色の野牡丹」で、アジアを中心に分布する別属のノボタンより、花色が濃い紫色であることを意味します。

<シコンノボタン(紫紺野牡丹) ノボタン科シコンノボタン属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

植物学的にはピーマンと同種です。中南米原産で、ヨーロッパ人のアメリカ大陸発見後、南米からヨーロッパに入り、その後世界に広がりました。

ピーマンやパプリカなどと同じトウガラシの仲間の甘味種。名前の由来は、果実の先が獅子の頭に見えることから名付けられました。

高温性の野菜のため暑さに強く、基本的に夏野菜として栽培され、市場に出荷されます。

<シシトウ(獅子唐) ナス科トウガラシ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

メキシコを中心に南北アメリカに15種類が分布する植物です。

日本には江戸時代末期に入ってきました。栽培や品種改良が盛んになったのは戦後になってからで、それまでは仏花として栽培される程度だったそうです。

初夏~晩秋にかけての長い期間花を咲かせ続けるところから「百日草」とも呼ばれ、今では5月~11月と、百日どころではない長期間咲く草花です。

たくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々です。

咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き等とても多様です。

 

<ジニア(百日草) キク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

東アジア沿岸地方が原産の双子葉、常緑、低木樹の植物です。温暖な海岸地方に自生しています。

初夏に咲く花はバラ科特有の5弁の花で、白色の梅に似た花はとても美しいです。

秋から冬に稔る黒紫色の実は食べられませんが、奄美大島の「大島紬」は本種を使って染めているそうです。

 

<シャリンバイ(車輪梅) バラ科シャリンバイ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

中国が原産となる帰化植物で野山に多く自生しています。秋に白やピンクの花が開花するキンポウゲ科の宿根草です。

名前に菊とありますが、学名からもわかるように菊ではありません。


 
花弁に見える部分はがくが花弁化したもので実際には花弁はありません。華道の素材としてや秋の茶花としても親しまれ、切り花として流通しています。

濃いピンク色の花は別名で京都の貴船地方に多いことから「貴船菊(きぶねぎく)」とも呼ばれます。

 

<シュウメイギク(秋明菊) キンポウゲ科イチリンソウ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

熱帯アメリカに分布するトウダイグサ科の一年草です。日本には明治時代に渡来し、逸出したものが九州以南の一部の地域で野生化しています。

花序はトウダイグサ科の植物に特有の杯状花序で、ユニークな形をしています。杯状花序とは、合着してカップ状になった総苞の中に、雄花数個と雌花1個が包まれる形になった花序のことです。

花名は、その様子が赤ら顔をした妖怪の猩猩(しょうじょう)に喩(たと)えられたものです。なおポインセチアの和名はショウジョウボク(猩猩木)です。

 

<ショウジョウソウ(猩猩草)  トウダイグサ科トウダイグサ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

福島県~新潟県以西の本州、四国及び九州に分布するブナ科の常緑高木。

ドングリがなる木の一つであり、ドングリがカケスやネズミなどの野生動物に運ばれることで自然に増えます。

伐採直後の材がアカガシと比べて白いこと、葉の裏面が白っぽいことなどから本種の名で呼ばれます。

 

<シラカシ(実) ブナ科コナラ属>
9/25 柏の葉公園

 

 

 

 

 

北アメリカ南部~南アメリカに分布するカヤツリグサ科ミカヅキグサ属の多年草です。草原や牧草地の湿原など、日当たりの良い湿った場所に分布しています。

日本への渡来時期は不明ですが、湿地で育つため、池や水盤などによく利用され、広く普及しています。

5月~10月の花期になると、長く伸ばした花茎の先に花序を出し、小さな花をまとまって咲かせます。

名前の由来は、花を含む苞の白い部分を、飛んでいる白鷺に見立てました。

 

<シラサギカヤツリ(白鷺蚊帳吊り) カヤツリグサ科ミカヅキグサ属>
9/10 柏の葉公園

 

 

 

 

 

北アフリカ~アラビア半島原産のイネ科チカラシバ属の多年草。日本では2001年に千葉県で記録があり、新しく和名がつけられたようです。

日本にあるチカラシバの仲間なので繁殖力が旺盛のようで、千葉県、東京都、神奈川県で逸脱があり、野生化しているようです。

ギンギツネという名前で園芸用に流通する品種で、大きな黒い穂を観賞するため、公園の花壇等にも使われます。

 

<シロガネチカラシバ(白銀力芝) イネ科チカラシバ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

コセンダングサの変種で、花に白い舌状花が数枚つくものを言います。

コセンダングサ、本種ともに江戸時代に渡来しましたが、本種が急速に広がり始めたのは戦後のことです。

コセンダングサには花びら(舌状花)がありませんが、本種には白い花びらがあります。舌状花の長さはまちまちですが、1センチを超えないのがふつうです。

 

<シロノセンダングサ(白の栴檀草) キク科センダングサ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

北海道及び青森を除く日本各地の山野に分布するシソ科の落葉低木。

秋にできる白い実を観賞するため庭木として幅広く植栽されています。別名はシロシキブ、シラタマシキブなど。

園芸用に広く普及するコムラサキの一品種で、白い実がなることから名付けられました。

果実が白く熟すのは8~11月。直径は3ミリほどと小さいが多数が密集します。

 

<シロミノコムラサキ(白実小紫) クマツヅラ科ムラサキシキブ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

春にヤマブキ(山吹)の花に似た白い花を咲かせるバラ科の落葉低木。

花が同じ季節に咲くヤマブキ(山吹)の花に似ていることから名づけられました。

果実は、果皮に黒い光沢があります。果実は痩果(そうか)で、4個が集まってつき、9~10月に熟します。

痩果(そうか)とは、薄くて硬い果皮の中に一つの種子が包まれている果実のことだそうです。

 

<シロヤマブキ(白山吹) バラ科シロヤマブキ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「9月の花のアルバム(3/8)」20品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「8月の花のアルバム(4/8)」に続きます。


9月の花のアルバム(2/8)

2024-10-15 | みんなの花図鑑

9月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。9月は実りの秋、さまざまな植物が果実をつけます。花が少ない月ですが、植物の実を中心に近隣の公園の花・鳥・昆虫など約140品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿します。

<本日のバラ ガーデン オブ ローゼズ> 2023/10 柏の葉公園
系統:F(フロリバンダ) 作出:2007年 タンタウ(独)

淡い杏色の花は開くにつれクリームピンクに変化します。ロゼット咲の花があふれるように咲き続け、秋の花付きも非常に良く、コンパクトな樹形なので、鉢植えや庭の花壇の縁どりに向きます。

ドイツ人ガーデナー、グリーゼ夫人と彼女のバラの庭「ガーデンオブローゼズ」にちなんで名付けられました。2009年ADR認証。2011年第2回ローズペイザージュコンクールFL部門金賞受賞。

南アフリカを原産で、世界中に分布するベンケイソウ科に属する丈夫な植物です。

和名はフチベニベンケイ(縁紅弁慶)ですが、もっぱら本種、またはカゲツ(花月)として流通しています。

葉は緑一色のものから、白やピンク、紅色の斑入り品種、葉が巻いたり細くなったりする品種があります。

新芽が小さいうちに、5円玉の穴に通しておき、そのまま成長させて、5円玉が抜けない状態にし、枝にお金がなったように仕立てたものが、名前の由来で流行しました。

<カネノナルキ(金のなる木) ベンケイソウ科クラッスラ属>
9/25 柏の葉公園

沖縄を除く日本各地に分布するシソ科の多年草。山野の林縁や野原に自生し、特に谷間などの半日陰地に多く生息します。

開花は晩夏~初秋で、葉の脇から伸びた花茎に10輪前後が大きな円を描くように咲きます。花は唇形で、上唇はさらに二つに、下唇は三つに裂けるため、花弁が5枚あるように見えます。

花の後にできる果実には4つの種子がきっちりと納まります。種子に綿毛や翼はなく、黒褐色に熟すとそのまま果皮から落下します。

<カリガネソウ(雁金草) シソ科カリガネソウ属>
9/18 アンデルセン公園

1990年にペチュニア属から分かれて独立した新しい属で、1994年にサントリーが「ミリオンベル」というブランド名をつけて販売したのが始まりです。

花もペチュニアによく似ています。園芸植物としての歴史は浅いものの、短期間のうちに急激に品種改良が進んでいます。

ペチュニアに比べ花が小さめで可愛い、花色がより豊富でカラフル、花がベトベトしないのが特徴です。

花殻摘みが不要なので手間いらずで乾燥に強いなどの特徴を備えています。

<カリブラコア(舞春花)  ナス科カリブラコア属>
9/11 あけぼの山農業公園

カモの仲間は日本で30種を越えるが、ほとんどが「冬鳥」なので春夏にはいなくなります。春夏もいて普通に繁殖するのは本種だけです。

くちばしの先が黄色いのも特徴。ひなは「ピヨピヨ」と鳴くが、成鳥はアヒルに似たしわがれ声です。くちばし以外で本種を見分けるには、腰の部分に見える白い三日月模様がポイントです。

<カルガモ カモ目カモ科 全長約61cm>
9/11 北柏ふるさと公園

日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに広く分布する多年草です。日当たりのよい草原に見られますが、国内ではそのような場所が激減したため絶滅危惧種になっています。

古来より美しい花が人々に愛され、万葉集のなかで秋の七草と歌われている朝貌と表記されています。

秋の七草の始まりは奈良時代、山上憶良が万葉集で詠んだ歌が由来とされます。

「秋の野に咲いている花を、指を折って数えてみれば、七種類の花がある」といった内容の和歌です。

<キキョウ(桔梗) キキョウ科キキョウ属>
9/10 柏の葉公園

北アメリカが原産キク科ヒマワリ属の多年草で、食用とされるのはその肥大した根の部分です。

日本には江戸時代末期に家畜の飼料用として導入され、「豚いも」とも呼ばれていたようです。

9月から10月にかけて黄色い菊に似た花を咲かせ、その後秋には地上部が枯れ、地中に塊茎を作ります。

収穫されるのはそれからとなり、11月以降に掘り出されます。

<キクイモ(菊芋) キク科ヒマワリ属>
9/24 北柏ふるさと公園

日本の国鳥としても知られており、日本国内では北海道を除き、本州・四国・九州と、ほぼ日本全土に生息している鳥です。

また、昔話の「桃太郎」に出てくる鬼退治の仲間としても知られていたり、一万円札の裏側でも本種の絵が描かれていた事もあったりと、日本国民としても馴染みのある鳥の一種でもあります。

野生の本種は食料を求めて人が棲む場所の近くに生息しており、主に「草原」や「平野地」「農耕地」「林」と言った場所で見られます。

<キジ(雉) キジ目キジ科 全長80cm(オス)、60cm(メス)>
9/24 北柏ふるさと公園

日本で育つ本種は草丈30~100cmほどで、一般的なコスモスより背が低くて、深い切れ込みと幅のきいた葉っぱが特徴です。

もともと、黄色とオレンジ色の花しかなかった本種ですが、1966年以降品種改良によって赤色の品種も流通するようになりました。

キク科に属する一年草で、コスモスの仲間であること、花の色が黄色やオレンジしかなかったことから本種の名前で呼ばれるようになりました。

花期が長く、害虫の被害も少ない上に、やせた土地でも育つ事から、園芸品種の一つとして広く栽培されています。

<キバナコスモス(黄花秋桜) キク科コスモス属>
9/18 アンデルセン公園

ウリ科のつる性一年草、およびその果実です。野菜の一種として食用にされます。

インド北部、ヒマラヤ山麓原産。日本では平安時代から栽培され、大正以降によく利用されるようになりました。

かつては、熟した実も食用とされましたが、甘みが薄いためにあまり好まれず、現在では未熟な実を食用とするようになりました。

<キュウリ(胡瓜) ウリ科キュウリ属>
9/11 あけぼの山農業公園

原産地は北アメリカで、宿根フロックスやフロックス・パニュクラータの名前でも流通している6~7月頃に咲く多年草です。

花は小さく2センチほどの合弁花がまとまって咲きます。花の色はピンクが多いですが、他にも青紫や白、紫などがあります。

本種はキョウチクトウに葉や草の形が似ていることからその名がつけられました。

<クサキョウチクトウ(草夾竹桃)  ハナシノブ科クサキョウチクトウ属>
9/18 アンデルセン公園

暖地に野生するほか、古くから神社などに植えられています。樹高は普通20mくらいになりますが、ときに40mを超える大木もあります。

材から樟脳が採れる香木として知られ、飛鳥時代には仏像の材に使われました。

実は10~11月頃に黒く熟し、小鳥の好物で、種が遠くに運ばれます。

<クスノキ(楠)の実 クスノキ科ニッケイ属>
9/24 北柏ふるさと公園


熱帯アフリカ原産のシソ科の非耐寒性常緑低木。

初夏から秋まで青い蝶のような小さな花が長い間花が咲きます。

その花姿から青い妖精、青い翼、ブルーバタフライブッシュなどと呼ばれています。

本種の仲間は種類が多く、ウガンデンセ、ゲンペイカズラ(源平葛)、クラリンドウ、ブンゲイ(ボタンクサギ)という種類もあります。

<クレロデンドルム・ブルーウィング シソ科クサギ(クレロデンドルム)属>
9/18 アンデルセン公園

日本には野生種は存在せず、インドなどの熱帯アジア原産の植物です。

平安時代以前に大陸から渡ったとされ、万葉集に「韓藍(カラアイ)」の名称で登場しています。

日本での品種改良が盛んで、世界で園芸品種や切り花品種として流通している本種は、ほぼすべて日本で育種されたもののようです。

<ケイトウ(鶏頭) ヒユ科ケイトウ属>
9/11 あけぼの山農業公園

全長61cm、翼を広げると98cmほどで、首が長く、脚、くちばしも長いサギの仲間です。全身白色で、繁殖期には2本の長い飾り羽を頭に持ちます。

海岸、河川、池沼、水田など浅い水辺で餌をさがします。水に囲まれた林を最も好み、集団になって繁殖します。「グワァー」などと聞こえる太い声を出します。

白いサギ類では最も数が多いとされてきた本種ですが、繁殖地が減ってしまい、地域によっては絶滅危惧種に指定されています。

<コサギ(小鷺) 鳥綱ペリカン目サギ科コサギ属>
9/11 北柏ふるさと公園

メキシコを中心に約20の野生種が知られています。野生種はメキシコの高原が故郷で、夜が長くなると花芽を作る「短日植物」で秋以降に花を咲かせます。

夏咲き品種の場合は3月から4月前後に種まきすることで、7月から8月に花を咲かせられます。 秋咲き品種の場合は6月から7月前後に種まきをすると10月から11月に開花します。

近年は、それほど日の長さに影響されずに開花する早生品種が主流になり、春にタネをまいて夏から開花を楽しむケースがふえています。


明治に渡来した外来種で、和名は「秋桜(あきざくら)」と読みます。これを「コスモス」と読ませたのが、昭和52年に山口百恵さんが歌った「秋桜」という歌謡曲が大ヒットしてからです。

この曲を作詞作曲した、さだまさしさんが、「秋桜」を「コスモス」と読ませて、一般化しました。「秋桜」と書いて「コスモス」は図鑑や難読漢字にも取り入れられるほど一般化しています。

<コスモス(秋桜) キク科コスモス属>
9/11 あけぼの山農業公園

身近な場所にごく普通に生えるつる性の多年草で、畑のまわりで特に多く見られます。

春から秋にかけて、葉のわきから直径3センチメートルから4センチメートルほどの薄いピンク色の花を咲かせます。

花色には濃淡がありますが、同じ仲間のヒルガオに比べると色は薄めです。花柄にはフリルのような翼があります。

<コヒルガオ(小昼顔) ヒルガオ科 ヒルガオ属>
9/11 あけぼの山農業公園

バラ科サクラ属の落葉小高木。フユザクラとして総称されるサクラの一種です。

開花期間は秋から春(10月上旬~3月上旬)で、厳冬期を除いて断続的に開花しますが、春の花が最も美しいと言われます。

花は直径2~3センチほどの白い八重咲きで、ジュウガツザクラよりも一回りほど小さい花弁です。

花一輪につき2~3個のサクランボがなるという特性を持ちます。これを子宝に恵まれたものとして名付けられました。

<コブクザクラ(子福桜) バラ科サクラ属>
9/25 柏の葉公園

全長約1.6m、体は白色で、嘴はオレンジ色がかった赤色、その基部に黒色のこぶがあります。若鳥は灰褐色で、こぶはほとんどありません。

ヨーロッパ中部から北部、中央アジア等の湖・沼・河川を主な生息地としています。

姿の優雅さからアメリカ・南アフリカ・オーストラリア・ニュージーランド等に移入されています。

日本では、海外から移入されてきたものが野生化してしまい、北海道、関東地方から中国地方で生息が確認されています。

<コブハクチョウ(瘤白鳥) カモ目カモ科ハクチョウ属>
9/24 北柏ふるさと公園

北海道及び青森を除く日本各地の山野に分布するシソ科の落葉低木。一般的には誤って本種をムラサキシキブと呼んでいることが多いようです。

自生はやや湿気の多い場所ですが、庭木として幅広く植栽されています。日本以外では中国や朝鮮半島に分布します。

開花は6~8月で、葉の脇から伸びた花軸に、淡い紅紫の小花が10~20輪が集まって咲きます。

雌雄同株で花には1本の雌しべと4本の雄しべがあり、それぞれが花先から突き出ています。

<コムラサキ(小紫)の実 シソ科ムラサキシキブ属>
9/11 あけぼの山農業公園

ハルシャギクやキンケイギクの仲間で、北アメリカを中心に80~100種が分布します。

明るい花色の陽気な感じのする花を多数咲かせ、長く伸びた花茎の先に咲く花が風に揺れる姿も風情があります。

美しい花を咲かせる幾つかの種があり、帰化植物として各地で野生化している一年草のハルシャギク、キンケイギクがあります。

多年草タイプのイトバハルシャギク、コレオプシス・グランディフロラ、コレオプシス・ロゼアなどが、観賞用として広く栽培されています。

<コレオプシス(金鶏菊) キク科ハルシャギク属(コレオプシス属)>
9/18 アンデルセン公園

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「9月の花のアルバム(2/8)」20品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「8月の花のアルバム(3/8)」に続きます。


9月の花のアルバム(1/8)

2024-10-13 | みんなの花図鑑

9月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。9月は実りの秋、さまざまな植物が果実をつけます。花が少ない月ですが、植物の実を中心に近隣の公園の花・鳥・昆虫など約140品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿します。

 

<本日のバラ オリンピックファイヤー> 2023/11 京成バラ園
系統:F(フロリバンダ) 作出:1992年 タンタウ(独)

オリンピックの聖火のように鮮明な朱色の花弁が広がります。オリンピックの聖火が名前の由来となっています。

 

 

 

 


日本では北海道から本州、佐渡、四国、九州、対馬などで繁殖しています。

日本で繁殖するサギの仲間としては最大で、背が高く脚も長いのが特徴です。

飛行姿は長い首をZ字型に曲げ、後方へ脚を伸ばし、大きな翼をゆっくりはばたいて飛びます。青みがかった灰色の羽毛で被われているから名前が付きました。

 

<アオサギ(青鷺) ペリカン目サギ科アオサギ属 体長:84–100 cm>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 


シロツメクサと同じ仲間ですが、葉は大きく、茎は立ちあがります。茎の先端に赤紫色の丸い花の穂がつきます。

英語では、シロツメクサのホワイトクローバーに対し、本種はレッドクローバーと言います。花期は長く、春から秋にかけてだらだらと咲き続けます。

花色は赤紫色が基本ですが、その濃淡や色調は株によってだいぶ異なります。4つ葉もできますが、シロツメクサのそれと比べ、はるかにレアなものです。

 

<アカツメクサ(赤詰草) マメ科シャジクソウ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

アザミに似たつつましく、ポンポンのようなかわいい花を房状に咲かせる熱帯アメリカ原産の、非耐寒性の多年草です。

高性種と矮性種がありますが、ポット苗でよく出回っているのは矮性種の方です。高性種は切花に用いられます。

和名のカッコウアザミは、葉がシソ科のカッコウ、花がアザミに似ていることからきています。

 

<アゲラタム(郭公薊) キク科カッコウアザミ属(アゲラタム属)>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

きらきらと光に反射する銀緑色の葉が美しく、秋にうすい黄色の花が咲きます。

どちらかというと花よりも草姿や風情を楽しむ植物です。

名前の由来は、朝霧が煙っているように見える、こんもりとした銀色の草姿にあるそうです。

 

<アサギリソウ(朝霧草) キク科ヨモギ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 


世界で広く親しまれている日本産の落葉低木で、梅雨どきに咲く代表的な花木です。

梅雨の代名詞でもある本種は、夏の季語にもなっており、日本人にとても馴染みのある植物の1つです。

日本原産のガクアジサイが西洋に渡り品種改良を重ねられ、西洋アジサイとして日本に逆輸入されてきました。

 

<アジサイ(紫陽花) アジサイ科アジサイ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

東アジア原産の一年生草本植物です。日本へは3~8世紀の頃に渡来したようです。

各地で食品の素材として栽培され、また中国などからも輸入されています。

現在栽培されているものは、日本にも自生している野草のヤブツルアズキから品種改良されたと考えられています。

「あ」は「赤色」、「つき」及び「ずき」は「溶ける」の意味があり、赤くて煮ると皮が破れて豆が崩れやすいことから「あずき」になったとされています。

 

<アズキ(小豆) マメ科ササゲ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 


19世紀中期にイタリアで作出された交配種です。両親の長所である、長い開花期や、寒さに強いという特徴を受け継いだ優秀な園芸品種です。

花は春から咲き始め、秋まで咲き続ける四季咲きです。真冬以外はほとんど花を見る事ができます。

花色は白色の他にピンク色があります。本種は葉の色も豊富で、光沢のあるグリーンや、白斑や黄斑が入るもの、赤く紅葉するものなど、多様です。

 

<アベリア(花園衝羽根空木) スイカズラ科アベリア属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

日本には大正時代にやってきたと考えられ、今は日本全国でふつうに見られる存在になっています。

水田や湿地などの水辺を好みますが、環境適応能力が強いため、畑地や乾燥した荒れ地などにも生えることがあります。

花期は秋です。茎の先に、多数の小さな黄色い花(筒状花)が、まるく集まってつきます。

稀に、黄色い舌状花がつくこともあります。この花の集まりの外側には、細長い総苞片が何枚もつき、まるで緑色の花びらのように見えます。

タネは、洋服や動物の体にくっついて遠くまで運ばれていく「ひっつき虫」です。タネの先に2本の長い刺があり、これで突き刺さるように引っかかる仕組みです。

 

<アメリカセンダングサ(アメリカ栴檀草) キク科センダングサ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

北米原産の帰化植物で、高さ1m程になる多年草です。

路傍や造成地などの荒れ地に生育し、次第に増えています。9月頃から長さ6~9mmの美しい紫色の花を咲かせます。

豆果の表面に短い鉤(かぎ)型の毛が密生していて、熟すとよく衣服などにくっつく、いわゆる「ひっつき虫」の一種です。これは動物の毛などに付いて種子を広く散布する役目を担っています。

和名の意味は「荒れ地に生えるヌスビトハギ」で、日本在来のヌスビトハギと同属で、よく似ているからです。

 

<アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) マメ科ヌスビトハギ属>
9/10 柏の葉公園

 

 

 

 

 

中央アメリカから南アメリカの熱帯から亜熱帯に約30種が分布する多年草。日本では戸外で冬越しが難しいので、一年草として扱われます。

開花時期は主に夏を中心として初夏~秋、茎の上部、葉の付け根に次々とつぼみを付けます。

花色は白、紫、ピンク、紫がかったブルーなどで、白と紫のツートンカラーになるものなどもあります。

エンジェルラベンダーの商品名で流通しているものもありますが、ラベンダーの仲間ではありません。

 

<アンゲロニア(細葉アンゲロン草) オオバコ科アンゲロニア属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

東アジア原産の多年草で、細い竹のような茎とハート形の大きな葉を持ち、1日に10センチともいわれる成長力と地下数メートルにも及ぶ地下茎の強さが特徴です。

雌雄別株で、夏から秋に細かい白花を咲かせます。春先の若芽は食用になります。

和名の語源は、傷薬として若葉を揉んでつけると血が止まって痛みを和らげるのに役立つことから、「痛み取り」が転訛して名付けられたというのが通説になっています。

 

<イタドリ(虎杖) タデ科ソバカズラ属>
9/10 柏の葉公園

 

 

 

 

 

世界の温帯から暖帯にかけて広く分布する一年草で、荒れ地や路傍、畑などに生育しています。

縄文の時代から人の主食である「粟(あわ)」の原種であるとされています。

キツネの尻尾のような、独特の円柱状の花穂(果穂)を知らない人は少ないのではないでしょうか。

 

本種の名前の由来は「いぬころ草」の意味であり、穂の形が子犬の尻尾に似ているからであると言います。ネコジャラシと呼ばれることも多く、この穂で猫をじゃれさして遊んだことに由来します。

 

<エノコログサ(狗尾草) イネ科エノコログサ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 


カタバミ科カタバミ属に属する球根植物であり、世界に800種類以上も自生していると言われています。

和名を「カタバミ」と呼び、日本でも親しまれ道端などに生える山里植物として全国に分布しています。

原産地は主に熱帯アメリカや南アフリカの種類のものが園芸植物として流通しています。

朝日が当たるとパっと花が開き、雨や曇りなど天候の悪い日は花が閉じるという不思議な花として親しまれています。

 

<オキザリス(片喰) カタバミ科カタバミ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 



南アメリカに分布するカタバミ科カタバミ属の多年草です。美しい葉を持ち栽培が容易なことから、世界で広く流通している球根植物です。

分布域は、ブラジル、ボリビア、パラグアイ、アルゼンチン、ペルーなどにあり、河川沿いの岩場、森林の開けた場所などに自生しています。

4月~10月の花期になると、葉の間から花茎を伸ばして花序を出し、小さな花を咲かせます。花茎は15~35㎝の長さで、花序には1~9個の花が付きます。

 

<オキザリス・トリアングラリス(三角片喰) カタバミ科カタバミ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 


日本全国の道端・空き地・河川敷などで、自然にみられる草花です。元々は夕方に咲く花だったためついた名前ですが、現在は昼間から咲いています。

南アメリカ原産で、日本には江戸時代始めごろに渡来しました。花が美しいため観賞用に栽培されますが、広く野生化もしています。

花色は赤、オレンジ、黄色、ピンク、白があり、とってもかわいい花ですが、繁殖力が強いので、雑草として扱われてもいるので気の毒な気がします。

 

<オシロイバナ(夕化粧) オシロイバナ科オシロイバナ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

万葉集や源氏物語にも登場する日本人には古くから馴染みの深い植物で、日本~東アジアにかけて分布する毎年花を咲かせる多年草です。

名前の由来は美女も圧倒する美しさという意味の「おみな圧し」からきているという説があります。

また、小さな黄色い小花が女性の食べていた粟飯=「おみな飯」に似ている事から、など諸説があるようです。

姿形のよく似た同じオミナエシ科のオトコエシ(男郎花)というものもあります。

名前の由来は本種より丈夫で強そうに見える」からだそうです。こちらは白い花を咲かせます。

 

<オミナエシ(女郎花) オミナエシ科オミナエシ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

北海道から九州まで、日本全国の日当たりのよい原野に生育する、つる性の多年草です。

花期は8月頃、葉の腋から花序を出して直径1cmほどの薄紫の花を多数咲かせます。花冠は5裂し、裂片には中央に溝があり内側には白い毛が密生します。

地下に長い地下茎を伸ばして広がりますが、「芋」のような塊茎とはなりません。

 

<ガガイモ ガガイモ科ガガイモ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

中国や日本など東アジアが原産で、ヨーロッパやアメリカには日本から伝わったために学名にも「kaki」と記されています。品種は世界に1000種近くあるとみられています。


日本では古くから全国で栽培され親しまれてきたこともあり、その品種も地方によって様々な在来種が見られます。


それらを大きく分けると甘柿と渋柿に分けられ、さらに種子の周囲に褐斑(ゴマ)が発生するタイプと発生しないタイプがあります。

 

<カキ(柿) カキノキ科カキノキ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

古来より日本にある植物で、江戸時代前半から観賞用に多くの品種が改良された古典園芸植物です。

5月~6月頃に、浅い水辺から50cm~70cmの丈を伸ばし深みのある鮮やかな青色の花を咲かせます。

本種とアヤメの2つの植物は比べられるようになり、選ぶのに迷うほどよく似ています。本種は水辺で茎を出し花を咲かせ、アヤメ(菖蒲)は乾燥した土から茎を出し花を咲かせています。

 

<カキツバタ(杜若) アヤメ科アヤメ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

南アフリカが原産の多年草で根茎をもちます。鮮やかな色彩とさまざまな花色が魅力の草花で花期が春から秋までと長いのが特徴です。

草丈30センチほどで長い花柄をだして直径5~15センチほどの花を咲かせます。

花は光があたると開く性質があるため朝に開き夜には閉じてしまいます。また曇りの日にも花が開かないことがあります。

 

<ガザニア(勲章菊) キク科ガザニア属>
9/10 柏の葉公園

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「9月の花のアルバム(1/8)」20品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「8月の花のアルバム(2/8)」に続きます。