4月の花のアルバム①~⑦でご紹介した植物は、比較的よく知られている品種が多かったと思います。番外編では、絶滅危惧種や希少な植物を中心に2回に分けてご紹介しています。
今回も、4月の花のアルバム①~⑦同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。しかし、珍しい植物ばかりで、カタカナで舌を噛みそうな長い学名ばかりです。説明はスルーして植物名を先に確認してください。
最初に栽培されたスイセンの1つであり、古代の水仙として認識されています。純白花弁にオレンジカップのさわやかな花色で、1茎に1花が咲き、副冠が花弁より短いスイセンの最もポピュラーな花形です。
<スイセン・ルーレット ヒガンバナ科スイセン属> 4/5 つくば実験植物園
ニュージーランド原産のマメ科クララ属の観賞用の栽培種。高木、中型~大型、高さ25m以下で、常緑で、花が大きく美しいという特徴があります。
花序は総状花序、7個以下の花がつき、花序柄と花序軸は長さ10~25㎜。花柄は長さ16㎜以下、基部を苞が抱きます。
<ソフォラ・ミクロフィラ マメ科クララ属> 4/5 つくば実験植物園
原種系チューリップは花は小さめですが、やさしい雰囲気の植物たちです。高さは15~30センチになり、花は春のあいだ中、咲きます。
<トゥリパ・クルシアナ ’レディジェーン’ ユリ科チューリップ属>
4/5 つくば実験植物園
原種系チューリップです。赤と黄色の配色になるクルシアナ系チューリップです。どうして’タコ’という名前になったのか不思議です。
<トゥリパ・クルシアナ ’タコ’ ユリ科チューリップ属> 4/5 つくば実験植物園
原種系チューリップです。縦長の花形で、外側の花弁が朱色、内側は濃い黄色です。蕾のときと満開時では別種に見えるほどコントラストがきれいです。
<トゥリパ・クルシアナ ’クリサンタ’ ユリ科チューリップ属>
4/5 つくば実験植物園
原種系チューリップです。ピンク色の星形の花を咲かせる遅咲き種で、花弁のピンクと花底部の黄色のコントラストが美しいです。
<トゥリパ ’ライラックワンダー’ ユリ科チューリップ属>
4/5 つくば実験植物園
縁起の良さそうな、「恵比寿笑い」という和名を持ち、平べったく横に広がる塊茎がユニークな、マダガスカル原産の多肉植物です。
ショウガのような塊茎は成長とともに肥大し、黄色の花を咲かせます。花後に枝が分岐し、肥大します。
<パキポディウム・ブレビカウレ ( 恵比寿笑い ) キョウチクトウ科 パキポディウム属>
4/5 つくば実験植物園
ナイジェリア等の中央アフリカ西部を原産とする、キツネノマゴ科の観葉植物となる非耐寒性常緑多年草です。
集散花序に花冠長が2~3cmの細長い円筒形の薄紫色の花を咲かせます。 開花期は温室では周年、外だと9月~翌年4月に咲かせます。
<ヒポエステス・アリスタタ キツネノマゴ科ヒポエステス属>
4/5 つくば実験植物園
世界の熱帯~亜熱帯に約120種が分布します。毎年花を咲かせる多年草、低木があります。高さ1m前後、葉は先端が細めで全体がやや細長く、緑地に黄金色の葉脈がびっしりと走ります。
<プセウデランテムム・レティクラトゥム(瑠璃花笠擬:ルリハナガサモドキ) キツネノマゴ科プセウデランテムム属>
4/5 つくば実験植物園
メキシコ南部、グアテマラ、エルサルバドルと中米の様々な国にまたがって分布しており、グアテマラでは国樹に指定されています。
多肉植物というよりは一般的な樹木に近く、成長すると高さ18m、直径2m近い大木に成長します。
<プセウドボンバッス・エリプティクム キワタ(パンヤ)科プセドボンバックス属>
4/5 つくば実験植物園
カナダから北アメリカに広く分布する多年草。ツルハナシノブの名でも流通します。全体的にシバザクラを大型にしたような姿で、同じようにクッション状に地面を覆います。
<フロックス・ディバリカタ’モントローザトリカラー’ ハナシノブ科クサキョウチクトウ属>
4/5 つくば実験植物園
南アフリカ西ケープ州南西の冬季降雨地帯が原産で、非常に乾燥した半砂漠の荒野に自生する、コーデックス(塊根植物:根や茎が塊状の特徴的な植物)です。
春先になり休眠に入る直前には、反り返ったような花弁の中心がピンクに染まった白く小さな花を咲かせます。
<ペラルゴニウム・アルテルナンス フクロウソウ科テンジクアオイ属>
4/5 つくば実験植物園
ナミビア南部、ケープ北西部原産で、コーデックス(塊根植物:根や茎が塊状の特徴的な植物)としても知られます。
ミラビレの名で流通していることもありますが、正しくは本種です。
<ペラルゴニウム・クラッシカウレ フウロソウ科 ペラルゴニウム属>
4/5 つくば実験植物園
北海道(利尻、大雪、夕張山系)高山の岩場や乾いた草地に自生する草丈10~15cmの多年草。花は総状花序になり、1花序に5~10個つき、花弁は淡黄白色~緑黄色の蝶形で、長さ約2cmです。
<リシリゲンゲ(利尻紫雲英) マメ科オヤマノエンドウ属>
4/5 つくば実験植物園
「4月の花のアルバム 番外編」を2回に渡りご覧いただきありがとうございました。
次回は「5月の花のアルバム(バラ編)①」を6月初旬に投稿する予定です。次回もご覧いただけると、とても嬉しいです。
今回も、4月の花のアルバム①~⑦同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。しかし、珍しい植物ばかりで、カタカナで舌を噛みそうな長い学名ばかりです。説明はスルーして植物名を先に確認してください。
最初に栽培されたスイセンの1つであり、古代の水仙として認識されています。純白花弁にオレンジカップのさわやかな花色で、1茎に1花が咲き、副冠が花弁より短いスイセンの最もポピュラーな花形です。
<スイセン・ルーレット ヒガンバナ科スイセン属> 4/5 つくば実験植物園
ニュージーランド原産のマメ科クララ属の観賞用の栽培種。高木、中型~大型、高さ25m以下で、常緑で、花が大きく美しいという特徴があります。
花序は総状花序、7個以下の花がつき、花序柄と花序軸は長さ10~25㎜。花柄は長さ16㎜以下、基部を苞が抱きます。
<ソフォラ・ミクロフィラ マメ科クララ属> 4/5 つくば実験植物園
原種系チューリップは花は小さめですが、やさしい雰囲気の植物たちです。高さは15~30センチになり、花は春のあいだ中、咲きます。
<トゥリパ・クルシアナ ’レディジェーン’ ユリ科チューリップ属>
4/5 つくば実験植物園
原種系チューリップです。赤と黄色の配色になるクルシアナ系チューリップです。どうして’タコ’という名前になったのか不思議です。
<トゥリパ・クルシアナ ’タコ’ ユリ科チューリップ属> 4/5 つくば実験植物園
原種系チューリップです。縦長の花形で、外側の花弁が朱色、内側は濃い黄色です。蕾のときと満開時では別種に見えるほどコントラストがきれいです。
<トゥリパ・クルシアナ ’クリサンタ’ ユリ科チューリップ属>
4/5 つくば実験植物園
原種系チューリップです。ピンク色の星形の花を咲かせる遅咲き種で、花弁のピンクと花底部の黄色のコントラストが美しいです。
<トゥリパ ’ライラックワンダー’ ユリ科チューリップ属>
4/5 つくば実験植物園
縁起の良さそうな、「恵比寿笑い」という和名を持ち、平べったく横に広がる塊茎がユニークな、マダガスカル原産の多肉植物です。
ショウガのような塊茎は成長とともに肥大し、黄色の花を咲かせます。花後に枝が分岐し、肥大します。
<パキポディウム・ブレビカウレ ( 恵比寿笑い ) キョウチクトウ科 パキポディウム属>
4/5 つくば実験植物園
ナイジェリア等の中央アフリカ西部を原産とする、キツネノマゴ科の観葉植物となる非耐寒性常緑多年草です。
集散花序に花冠長が2~3cmの細長い円筒形の薄紫色の花を咲かせます。 開花期は温室では周年、外だと9月~翌年4月に咲かせます。
<ヒポエステス・アリスタタ キツネノマゴ科ヒポエステス属>
4/5 つくば実験植物園
世界の熱帯~亜熱帯に約120種が分布します。毎年花を咲かせる多年草、低木があります。高さ1m前後、葉は先端が細めで全体がやや細長く、緑地に黄金色の葉脈がびっしりと走ります。
<プセウデランテムム・レティクラトゥム(瑠璃花笠擬:ルリハナガサモドキ) キツネノマゴ科プセウデランテムム属>
4/5 つくば実験植物園
メキシコ南部、グアテマラ、エルサルバドルと中米の様々な国にまたがって分布しており、グアテマラでは国樹に指定されています。
多肉植物というよりは一般的な樹木に近く、成長すると高さ18m、直径2m近い大木に成長します。
<プセウドボンバッス・エリプティクム キワタ(パンヤ)科プセドボンバックス属>
4/5 つくば実験植物園
カナダから北アメリカに広く分布する多年草。ツルハナシノブの名でも流通します。全体的にシバザクラを大型にしたような姿で、同じようにクッション状に地面を覆います。
<フロックス・ディバリカタ’モントローザトリカラー’ ハナシノブ科クサキョウチクトウ属>
4/5 つくば実験植物園
南アフリカ西ケープ州南西の冬季降雨地帯が原産で、非常に乾燥した半砂漠の荒野に自生する、コーデックス(塊根植物:根や茎が塊状の特徴的な植物)です。
春先になり休眠に入る直前には、反り返ったような花弁の中心がピンクに染まった白く小さな花を咲かせます。
<ペラルゴニウム・アルテルナンス フクロウソウ科テンジクアオイ属>
4/5 つくば実験植物園
ナミビア南部、ケープ北西部原産で、コーデックス(塊根植物:根や茎が塊状の特徴的な植物)としても知られます。
ミラビレの名で流通していることもありますが、正しくは本種です。
<ペラルゴニウム・クラッシカウレ フウロソウ科 ペラルゴニウム属>
4/5 つくば実験植物園
北海道(利尻、大雪、夕張山系)高山の岩場や乾いた草地に自生する草丈10~15cmの多年草。花は総状花序になり、1花序に5~10個つき、花弁は淡黄白色~緑黄色の蝶形で、長さ約2cmです。
<リシリゲンゲ(利尻紫雲英) マメ科オヤマノエンドウ属>
4/5 つくば実験植物園
「4月の花のアルバム 番外編」を2回に渡りご覧いただきありがとうございました。
次回は「5月の花のアルバム(バラ編)①」を6月初旬に投稿する予定です。次回もご覧いただけると、とても嬉しいです。