千葉県市川市にある万葉植物園に行ってきました。
JR武蔵野線市川大野駅から徒歩約5分の場所にあります。
市川万葉植物園は、万葉集ゆかりの花木類197種類を集めた和風庭園です。
万葉集に詠まれている植物を集め、関連する和歌、作者などの説明書きがあります。
<ヒイラギナンテン説明書き>
さざんかさんからご指摘をいただいたので、ヒイラギナンテンを訂正しました。
↓ ↓
<マンリョウ(万両)サクラソウ科ヤブコウジ属>
植物ごとに説明書きがあり、和歌に詳しくなくても、1つ1つ読むと、知っている歌人があったりして、思っていた以上に、興味深く楽しい時間になります。
<キキョウ(桔梗) キキョウ科キキョウ属 6月撮影>
ウイークデーは入園する人も少なく、ゆっくり見学できます。私が滞在した1時間ほどの間に出会ったのは老夫婦一組だけでした。
<コムラサキ(小紫) クマツヅラ科ムラサキシキブ属>
みなさんご存じの通り、万葉集は7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された、現存する日本最古の歌集です。この時代に咲いていた花が、現在まで脈々と生き続けていることに感動すら覚えます。
<ケイトウ(鶏頭) ヒユ科ケイトウ属>
万葉集に詠まれた植物には、食用・薬用・衣料・染料、また建築・工芸の材料など、実用的な用途が多く含まれています。
<センリョウ(千両) センリョウ科センリョウ属>
園内には、せせらぎ・池・東屋・藤棚・石灯篭・つくばい等が、配置された和風庭園で、池には大きな鯉が泳いでいます。
<キヅタ(木蔦) ウコギ科キヅタ属>
万葉植物園は大野緑地と呼ばれる高台にあり、平坦な土地に和風庭園を設け、面積は3,387m²(約1,024坪)と、小ぶりです。平日には、散歩コースの一部になり、近隣の高齢者が散策を楽しんでいます。
<ツワブキ(石蕗) キク科ツワブキ属>
1989年(平成元年)6月に、春日大社神苑・萬葉植物園を、お手本にして作られ、開園しました。静かで落ち着いた環境のなか、万葉植物と親しむことが出来ます。
<ボケ(木瓜 ) バラ科ボケ属>
万葉集に登場する植物名と、現代の名前が違っている植物が、沢山ありますが、定義・解釈の決まっていない植物も含め、約300種類の植物が栽培され、春日大社神苑をお手本に、100種から150種程度の草木を、鑑賞することができます。
<ヨメナ(嫁菜) キク科ヨメナ属>
千葉県市川市は、万葉集にゆかりの深い土地です。特に伝説のヒロイン“真間の手児奈”は有名です。
<ヒオウギ(檜扇) アヤメ科ヒオウギ属>
手児奈(手児名)[てこな]は、万葉集に歌われた美女で、多くの男性に慕われつつも、だれに寄り添うこともなく、真間の入り江に身を投げたと伝えられる伝説のヒロインです。
<ハマギク(浜菊) キク科キク属>
「葛飾(勝鹿)の真間」と詠まれたように、東国一帯に広く知られただけでなく、市川にあった下総国府を訪れた都びとにも慕われた存在です。
<ワタ(綿) アオイ科ワタ属>
<万葉集の歌>
葛飾の真間の井見れば立ち平し水汲ましけむ手児名し思ほゆ
『葛飾の真間の井を見ると、立ちならして水を汲んだであろう手児名が偲ばれる』
<トリカブト(鳥兜 ) キンポウゲ科トリカブト属>
手児奈は、日本最古の歌集である万葉集に詠まれており、市川の文化芸術のシンボルといえます。
<リンドウ(竜胆) リンドウ科リンドウ属>
今の時期、植物園は花から実に変わる季節で、多くの実を見ることができました。来年の春や夏になったら、花がいっぱいの庭が広がっていると思います。また、来てみたい公園のひとつです。
<ヤエザキシュウメイギク(八重咲秀明菊) キンポウゲ科アネモネ属>
素朴だった万葉人の心を忍び、万葉時代の心の時間に和歌、作者など見ながら浸ってみるのも良いものです。遠い過去の時間を、共有することが出来そうな気がします。
JR武蔵野線市川大野駅から徒歩約5分の場所にあります。
市川万葉植物園は、万葉集ゆかりの花木類197種類を集めた和風庭園です。
万葉集に詠まれている植物を集め、関連する和歌、作者などの説明書きがあります。
<ヒイラギナンテン説明書き>
さざんかさんからご指摘をいただいたので、ヒイラギナンテンを訂正しました。
↓ ↓
<マンリョウ(万両)サクラソウ科ヤブコウジ属>
植物ごとに説明書きがあり、和歌に詳しくなくても、1つ1つ読むと、知っている歌人があったりして、思っていた以上に、興味深く楽しい時間になります。
<キキョウ(桔梗) キキョウ科キキョウ属 6月撮影>
ウイークデーは入園する人も少なく、ゆっくり見学できます。私が滞在した1時間ほどの間に出会ったのは老夫婦一組だけでした。
<コムラサキ(小紫) クマツヅラ科ムラサキシキブ属>
みなさんご存じの通り、万葉集は7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された、現存する日本最古の歌集です。この時代に咲いていた花が、現在まで脈々と生き続けていることに感動すら覚えます。
<ケイトウ(鶏頭) ヒユ科ケイトウ属>
万葉集に詠まれた植物には、食用・薬用・衣料・染料、また建築・工芸の材料など、実用的な用途が多く含まれています。
<センリョウ(千両) センリョウ科センリョウ属>
園内には、せせらぎ・池・東屋・藤棚・石灯篭・つくばい等が、配置された和風庭園で、池には大きな鯉が泳いでいます。
<キヅタ(木蔦) ウコギ科キヅタ属>
万葉植物園は大野緑地と呼ばれる高台にあり、平坦な土地に和風庭園を設け、面積は3,387m²(約1,024坪)と、小ぶりです。平日には、散歩コースの一部になり、近隣の高齢者が散策を楽しんでいます。
<ツワブキ(石蕗) キク科ツワブキ属>
1989年(平成元年)6月に、春日大社神苑・萬葉植物園を、お手本にして作られ、開園しました。静かで落ち着いた環境のなか、万葉植物と親しむことが出来ます。
<ボケ(木瓜 ) バラ科ボケ属>
万葉集に登場する植物名と、現代の名前が違っている植物が、沢山ありますが、定義・解釈の決まっていない植物も含め、約300種類の植物が栽培され、春日大社神苑をお手本に、100種から150種程度の草木を、鑑賞することができます。
<ヨメナ(嫁菜) キク科ヨメナ属>
千葉県市川市は、万葉集にゆかりの深い土地です。特に伝説のヒロイン“真間の手児奈”は有名です。
<ヒオウギ(檜扇) アヤメ科ヒオウギ属>
手児奈(手児名)[てこな]は、万葉集に歌われた美女で、多くの男性に慕われつつも、だれに寄り添うこともなく、真間の入り江に身を投げたと伝えられる伝説のヒロインです。
<ハマギク(浜菊) キク科キク属>
「葛飾(勝鹿)の真間」と詠まれたように、東国一帯に広く知られただけでなく、市川にあった下総国府を訪れた都びとにも慕われた存在です。
<ワタ(綿) アオイ科ワタ属>
<万葉集の歌>
葛飾の真間の井見れば立ち平し水汲ましけむ手児名し思ほゆ
『葛飾の真間の井を見ると、立ちならして水を汲んだであろう手児名が偲ばれる』
<トリカブト(鳥兜 ) キンポウゲ科トリカブト属>
手児奈は、日本最古の歌集である万葉集に詠まれており、市川の文化芸術のシンボルといえます。
<リンドウ(竜胆) リンドウ科リンドウ属>
今の時期、植物園は花から実に変わる季節で、多くの実を見ることができました。来年の春や夏になったら、花がいっぱいの庭が広がっていると思います。また、来てみたい公園のひとつです。
<ヤエザキシュウメイギク(八重咲秀明菊) キンポウゲ科アネモネ属>
素朴だった万葉人の心を忍び、万葉時代の心の時間に和歌、作者など見ながら浸ってみるのも良いものです。遠い過去の時間を、共有することが出来そうな気がします。