浅田レディースクリニック品川院の初診説明会に参加してきました。
場所はクリニックがはいっているビルの会議室。
ざっと数えたところ100名ぐらいの方が来場されていました。
9割が女性のみの参加。ご夫婦で参加されているのは3組のみ。
いいな、夫婦そろって参加できるって。
だって夫側に理解があって、不妊の説明を聞こうという
姿勢があるということでしょう?今のクマ子にはそれが
とてもとてもうらやましく思えるのです。
初診説明会の正直な感想は・・・・・
長い。
2時間半ほどでした。
ですが、目からうろこの話をたくさん聞くことができ
あっという間に時間が経過しました。
説明会は浅田院長自らがずっとお話をしてくださいます。
内容はもちろん不妊について、治療について、
そしてクリニックの方針について。
抑揚のない声で淡々と説明をする浅田院長。
ですが、発せられる言葉の一言一言に不妊治療に命を
かけて研究してこられた様子が伝わってきます。
浅田井レディースクリニックで重要視しているのは
アンチミュラーホルモンの値。
これ、みなさん聞いたことありますか?
クマ子も事前のe-learngで初めて知った言葉です。
一言でいうと女性の体に残っている卵子の数を
表す目安の数字ということでしょう。
妊娠するには女性側に卵があることが大前提です。
この卵、なんと女の子としておぎゃーと生まれた瞬間から
毎日体内から減っていきます。
体の中で新たに作り出すことができないのです。
生まれてから年数がたてばたつほど卵は日々減少します。
この卵の数は個人差が大きく、20代前半でもうほぼない人もいれば
40代でもある程度残っている人もいます。
ただ妊娠にとって最重要なことはこの卵の質。
質が妊娠率を左右するといっても過言ではありません。
歳を重ねれば重ねるほど、卵は老化し、質は低下します。
だから仮に卵がたくさん残っていても不良卵なので
妊娠には至りにくいということなんです。
逆に言えば卵の数が少なくても、若いと質が良いので
妊娠する可能性が高いということ。
浅田先生曰く、不妊治療で負担になるのはもっぱら女性。
男性は毎日体内で精子を作ることができるので
運動率は体調で左右されるものの、常に精子はフレッシュな状態です。
かたや女性は残った卵を大切に不妊治療に使わないといけません。
だから治療はどうしても女性に負担がかかるのです。
浅田先生の説明を聞きながら、クマ子は自分の不妊に対する
知識がいかに適当なものだったかを痛感し、恥ずかしくなりました。
漠然と「歳をとったら妊娠できなくなる」ことは理解していたのですが
その原因を詳しく知らなかったのです。この年になるまで・・・。
女性の卵が体内で作り出せないことも知りませんでした。
だからこそ子供を望む場合は女性に卵があるうちに、しかも質が高いうちに
妊娠をしなくてはいけないし、若ければ若いほど良い、ということなんです。
「閉経するまで妊娠できる」というのも大間違い。
先生の説明によると、
女性は卵がなくなってからも約10年の間は
生理がくるそうです。
でもその生理はいわゆる「空生理」。
卵がないので排卵はしていません。閉経に向けての準備です。
平均的に50歳前後で閉経するので、妊娠可能なのは
40歳前後になります。もちろんこれも人それぞれ。
アンチミュラーホルモン値が低ければ
妊娠ができる年齢はもっと早まります。
妊娠したいー浅田先生の話を伺ってクマ子はその気持ちが
いっそう強くなりました。