子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

大ゲンカの末

2018-09-09 | 私と夫の妊活日記

夫のクマ吉が駅で怒り出し、不妊検査を拒んだことから

クマ子夫婦が品川駅で人目もはばからず大ゲンカ。

 

せっかく浅田レディースクリニックで初診のチャンスを

得たのに夫が予約時間30分前になって断固拒否。

事前に詳しく説明してなかったクマ子にももちろん非があります。

 

だけど僕に原因があったとしても一切治療には協力しないだの、

クリニックにはいる姿を見られたら恥ずかしいだの、

そういう言葉の数々を聞いていてクマ子はすーっと何かが

冷めてきました。

 

こんな考えだったり発言をする人との子供が欲しい?

その前に夫婦としてやっていける?

 

だから予約10分前だったけど、もうキャンセルして帰ることにしたのです。

 

「もういい、家に帰ろう。」

踵を返して改札に向かうクマ子。

すると夫がその手首を掴み、「受診はする」と言い出しました。

 

だけど時すでに遅し。

クマ子の心は深海のごとく冷めていたし

夫として彼を尊敬する部分が見えなくなり始めていたのです。

 

「受診してどうするのよ。もしあなたに何かあっても

治療受けないんでしょ?通院する気もさらさらないんでしょ?

不妊は妻側だけの問題で夫婦の問題じゃないんでしょ?

不妊治療には夫婦の協力が必要なの。だって夫婦の将来に

関わることだから。協力ができないような人のために

私は不妊治療を決心したわけじゃない。貯金をおろしたわけじゃない」

 

「別に協力しないって言ってるわけじゃ・・・」

そう言いかけるクマ吉の胸を人差し指で突き刺しながら

クマ子は続けます。

 

「治療しないっていうなら協力しないってことになるよね。

初診料、夫婦合わせて平均15万円ぐらいするのよ。

今後協力する気がない人のために今日15万円をかける意味、ある?

私はこれまであなたのプライドを傷つけたくなくて

あなたに不妊のプレッシャーをかけたくなくて

話すときは時間やあなたの都合を考えてタイミングを計ってきた。

でもあなたはいつだって「疲れてる」んだよね。

興味がないんだよ、私にも、子供にも。そんな人のために

15万円捨てる気はさらさらない。そういうことを一緒に真剣に

考えてくれる夫と探しなおす。」

 

手を振りほどくクマ子。

引き留めるクマ吉。

 

「だめだ、診察に行くぞ」

「クリニックに入る姿を見られたら恥ずかしいんでしょ?

だったから無理することないじゃない」

「行くってば!」

 

帰ろうとするクマ子にクリニックへ向かおうとするクマ吉。

さっきと立場が逆になってきた・・・

 

この先、この人と夫婦でやっていけるのか。

だけど受診すると言ってるのだからとりあえず行くか。

 

そして予約時間ぴったりにクリニックへ到着した

クマ子とクマ吉だったのでした。


夫、怒りが爆発する

2018-09-09 | 私と夫の妊活日記

浅田レディースクリニック初診の日。

 予約30分前に品川駅でクマ吉と待ち合わせです。

 

同意書と書類は昼ご飯食べながら読んでサインすると言っていたけど、

ちゃんともってきてくれるかな・・・

 

品川駅で待っていると向こうからクマ吉がやってくる姿が見えます。

 しかしクマ吉の体から怒りのオーラが全開になっています。

 

そして待ち合わせ場所で開口一番、怒り出しました。

 

「なんだよこれ!!同意書は良いよ、同意してるんだから。

 でも僕の問診票ってなんだよ!!!」

 

想定外。問診票のことは何か言ってくると思っていたのですが、

こんな予約30分前に駅で怒り出すとは。

 

問診票はクマ吉だけじゃなくて私も書いてるし検査だから

どこの病院に行っても必要な作業でしょう、と説明するも、

 

「なんでだよ、今日はクマ子が付いて来てって言ったから来たんだよ!

付き添いって思ったからきたんだよ!!!!

なのになんで僕まで問診票があるんだよ?!!

最初から僕が病気(不妊の原因)ってことみたいじゃないか!!!

ふざけんな!!!!僕は受診しないぞ!!僕を病気扱いするなんて

許せない!!!!!!!!」

 

クマ吉の怒りは収まりません。普段大声なんて出さない彼が

品川駅で声を荒げます。

 

「クマ子が検査するのは良いよ、気にしてるなら検査すれば良いと思う。

でもなんで僕も受ける必要があるんだ!!こんな問診票まで用意して。

しかも僕の会社に近い病院なんて!もし僕がレディースクリニックなんかに

はいっていく姿を見られたらどうするんだよ!!みっともない!!」


かっちーん

レディースクリニックにはいる姿を見られるのが恥ずかしい?

この言葉にクマ子も切れてしまいました。

 

「恥ずかしいってなによ?夫婦の将来問題に取り組んでる姿が

見られて恥ずかしいって何よ?見られたらどうするか??

言えばいいじゃない。妻の不妊治療に協力してます、って。

私に原因があるかどうかわからないけど、私のせいにすればいいじゃない!」

 

「わからないのか?男がレディースクリニックにはいるんだぞ?

しかも不妊専門の。みっともないことこの上ないわ!!

それに僕に原因があったらどうするつもりだよ?

僕は絶対に治療しないし、たとえ精子に異常がわかったとして

僕は何にも薬も飲まないからな!!!僕は僕だ!!!!!」

 

夫から発せられる怒りまかせの言葉。

そこから感じたことがありました。

 

夫は万が一自分に原因があったら。。。。ということをとても恐れている。

 

その気持ちはわからないでもありません。

男のプライドが許せないのでしょう。

だけどクマ吉の発言はクマ子を傷つけることも含まれていて

こちらもだんだんヒートアップ。

 

ちらりと腕時計をみると予約10分前。

もう時間がない。

 

クマ子は決断しました。

 

「もういい。家に帰るよ」