子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

人工授精、します。

2018-09-16 | 私と夫の妊活日記
浅田レディースクリニック品川院に転院してから本日が3回目の通院になります。

前回はAMHの値の低さを現実につきつけられて、帰りの電車で知らず知らずのうちに涙を流すほどショックを受けたクマ子ですが、そのおかげで夫とも話すことができたし、不妊治療に対してちゃんと覚悟がきまりました。


今日も受付をすまし、相変わらず誰も待つ患者のいない待合席に腰を掛けます。ほぼなくしてメールで内診室へ促され、そのまま診察室へ。

診察室の中では今日も医療事務スタッフ4名と本日の担当医1名、計5名がクマ子をお待ちかね。最初はこの人数に圧迫感がありましたが、3度目ともなれば慣れてきました。

名前を言って着席します。

「さて、クマ子さん。前回お伝えした通りAMHの値から治療を急ぐ必要があります。まずは1回だけ人工授精してみますか?ご主人の同意は得られていますでしょうか?」

クマ子の心は決まってました。

「人工授精進めてください。」

ということで、いよいよ人工授精に挑戦です!名前からしてなんだかたいそうなことをするのかなあと思っていましたが、その方法は限りなく自然妊娠に近いもの。夫の精液から選抜された優秀な精子たちを膣奥に注入する、というものです。よっていつものエコーのような感じで痛くもかゆくもなんともないらしい。



「では人工授精の日ですが・・・今日エコーで見た卵の育ち具合から考えて、明日が良いタイミングなのですが、ご都合いかがですか?」


いきなり明日?!!多少面食らいましたが、クマ子、強くなった。すぐに返答できます。

「大丈夫です。よろしくお願いいたします。」


「それではのちほど精子を採取する容器をお渡ししますので、明日、ご主人の精子をお持ちください。その際ご主人の保険証もお忘れなくお持ちくださいね」


予約時間からぴったり1時間、会計を済ませてクリニックを後にしました。明日、いよいよ人工授精・・・。もう後には戻れない。私は検査ではなく、本格的な不妊治療に乗り出した。もうこのまま、流れにそって進むだけ。先生たちを信じよう。


問題は夫の精液。彼は協力してくれるだろうか・・・・
また「疲れてるから無理」なんて言わないだろうか・・・


夜、クマ吉が帰ってきたので、人工授精をすること、またそれが明日になることを伝えました。そして一番重要なこと、明日出勤前に精液を容器にとって欲しいとお願いしました。

「いきなりそんなの無理。疲れてるのに」
そう言われたらどうやって説得しようか。いや、今のクマ子の状態からするとキレてしまうかもしれない・・・


ドキドキしながらクマ吉の返答を待っていると、、、


「わかった。じゃあ容器をトイレに置いておいて。明日出勤前にちゃんと用意して渡すよ」


クマ吉~!!!!!!
クマ吉が、協力してくれるっ!!!!
あんなに治療に後ろ向きだったクマ吉が・・・・


「あ・・ありがとう!!!疲れているのに、協力してくれてありがとう!!!すごく、、、すごくうれしいよ!!!」

不妊検査を始めてから微妙な空気が夫婦の仲に漂うようになった。喧嘩もした。涙も流した。でも、それも今日という日が来るために私たち夫婦には必要なプロセスだったに違いない。

事実、クマ吉は検査結果が出てからは前向きになった。それまで「子供ができたら」なんていうたられば話を一切しなかった彼が「子供が生まれたからレーサーにしたいなあ」なんて言い出すようになった。


そして、治療に協力してくれるようになった。


ああ、うれしい。待っててね、未来の赤ちゃん!私たちできるところまで頑張るからね!