KKDブログ

Welcome to "KKD BLOG"!!

天皇陛下、喜寿

2010-12-23 20:31:56 | 皇室
本日12月23日、天皇陛下には77歳のお誕生日を迎えられました。
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h22e.html

77歳のことを古来より「喜寿」と呼びますが、私はまさに「喜ぶ」気持ちと「寿ぐ」気持ちでいっぱいです。陛下のご長寿と皇室の弥栄を、衷心よりお祈り申し上げます。

さて、天皇皇后両陛下には、本年も様々なご公務等に取り組まれました。両陛下ともご不例の中ではありますが、つつがなくご日程をこなされました。昨年より新たな負担軽減策が実施されていますが、今後ともその策を続けることが求められます。陛下ご自身は、「今のところこれ以上大きな負担軽減をするつもりはありません」と御誕生日前の会見で述べられていますが、今後はさらなる負担軽減も検討すべき課題になってくるかもしれません。

本年、新たなる一歩を踏み出された皇族方が多くいらっしゃいます。秋篠宮家では、眞子内親王殿下が国際基督教大学、佳子内親王殿下が学習院女子高等科、そして悠仁親王殿下がお茶の水女子大学附属幼稚園にそれぞれご入学・ご入園になりました。また、高円宮家の絢子女王殿下には、ご成人を迎えられました。

一方、愛子内親王殿下には、本年通学の不安を訴えられ、ご欠席になることが多くありました。現在も、通常の学校生活を送られるには、未だ困難な状況の様です。皇太子妃殿下のご病気も、やや改善が見られるとはいえ、以前の様にご公務や祭祀に取り組まれる状態にはいたっておりません。今後、こういった状況がより改善していくことを、強く願います。

昨年12月15日、鳩山内閣・民主党政権は天皇陛下の習近平中国国家副主席ご引見を強行しました。鳩山首相と小沢幹事長は、自ら「政治利用」を肯定すると思われる発言を行いました。本年の通常国会では、政府は弁明に追われ、最終的には「政治利用はあってはならない」という旨の従来の政府見解を踏襲した見解を出すにいたりました。しかし政府与党は、肝心の本件自身に関する謝罪を、1年以上経った現在もしていません。今後の政治利用を防止する方策についての十分な説明も、なされていません。それどころか、平野官房長官からは、「憲法に書いてあるから、政治利用はありえない」という旨の、信じがたい説明がなされています。

また、菅首相は先月の北朝鮮による延坪島砲撃事件への対応遅れの原因の1つに、新嘗祭の儀式への出席を挙げました。民主党政権は、あるときは皇室は政治の思い通りになると主張し、あるときは皇室に政治の責任を擦り付ける自家撞着を露にしたわけです。

それらに加え、先月の議会開設120周年式典では、民主党の中井前国家公安委員長が、あろうことか秋篠宮殿下に対して、「座れ!」と発言したことが、ほぼ明らかになっています。

民主党政権の皇室への不敬・非礼ぶりを表す例は、枚挙にいとまがありません。菅首相には、これらの事例を深く反省した上で、今後皇室への常識的な敬愛の念を示すことを、強く求めます。