世界は血なまぐさい話題ばかりなので、
全然ジャンル違いの音楽のお話をしてみようと思います。
興味のない方にはどうぞスルーして下さい。
BABYMETAL(ベービーメタル)
日本の女性アイドルグループです。
アイドルの女の子たちが、ロックのメタル系の音楽にのってJ-POP風の
歌を唄う感じでしょうか。
フランスのライブの映像や、イギリスのロックフェスでのライブ映像も見ましたが、
その違和感たるやハンパナイというのがオッサンの感想です。
メロディーも内容も昭和のアイドルが歌っているようなものですし、
(曲名がイジメ、ダメ、ゼッタイですよ。。)
ファションもきゃりーぱみゅぱみゅさんほど尖っていないというか
むしろ古臭い昭和臭がします。
正直な感想としてスケバン刑事の3人組が、アイドルソングを
メタルバンドの演奏をバックに唄い踊っている感じとでもいいましょうか。
ファンの方が読んだら炎上しそうな感想ですいません。
悪気はないのですよ。オッサンですから仕方ありせん。
私の違和感の正体は彼女たちの音楽ではなくて、
パフォーマンスを見て盛り上がっている外国人たちの様子です。
メタルのライブといえばガチムチの筋肉オタクの海賊のような連中が、
刺青ばりばりの手を振り上げて空に拳を突き立てるイメージです。
実際、彼女たちの前でもそのような光景が繰り広げられているのですが、
なんかちょっとカワイイを意識してるような熱狂ぶりなのです。
日本びいきのレディガガさんのライブの前座も決定しているようで、
なんか海外で人気というとウソッポイのですが、
映像をみる限りはけっこうメタル好きの外国の方の間でも盛り上がっている様子です。
きゃりーぱみゅぱみゅさんもネット越しに外国で人気が有りましたが、
なんとなく、カワイイがまだ通じる人たちに受けていたのではと思えたのですが、
BABYMETALは、一番ハードなもの好きなコアな層にそれなりに受けたというのが、
ビックリという感じです。正直ありえないというのが初見の私の感想です。
ボーカロイドの初音ミクさん(ミクさんについてはまた機会があったら書こうと思いますが、)や
キャリーさんが受けるのはなんとなくわかるのです。 カワイイですし、アニメやコスプレ文化の
延長線上にある感じがするので。
しかし私の目から見てもバタ臭い感じがして、昭和文化の直系のようなアイドルのパフォーマンスが
メタルという斬新な組み合わせをしただけで2014年のヨーロッパで受ける事に時代の変化を感じます。
もしBABYMETALが80年代や90年代に今と同じようにヨーロッパでライブをしても
絶対に成功しなかったと思います。
やはり地球レベルでより女性的なものに惹かれるように
文化が急激に変化しているようにデンパな私は思ってしまいます。
私が頭に浮かぶのはマドンナ、レディガガなどは西洋のアマゾネス的な女性の成熟した表現ですが、
日本の女性アーティストはそれとは真逆の未成熟性の魅力がポイントなっていると感じます。
直球で言うならロリコンです。
日本は源氏物語の時代から筋金入りのロリコン文化ですが、
これからは日本のように世界も男性のロリ志向がもっと進むかもしれません。
ウーン!当たって欲しくないけど。
ただ女性は男性の志向とは逆に母性が強くなってゆくので、
それは必然的に地球規模での女性の社会での台頭と
男性文化の衰退を招く事になると予測します。
wikiによると、彼女たちのグループの活動は2010年からのようで、
2011年のインディーズでの曲はyoutubeで海外では話題になったようです。
地道に約4年間活動してきて去年メジャーデビューして今年大ブレイクしたようです。
サポートバンドの実力は相当高いもので
ギターもドラムもかなりのレベルの方々を揃えているように見受けられます。
ボーカルの娘さんもトレーニングをされているようで、まだまだ歌唱力の伸びしろがある感じで、
これからも大いに期待できます。
(かと言って彼女の声に、漫画BECKの主人公ほどの輝きはまだ私は感じませんが。それは高望みしすぎでしょうか。)
おとといも、英のメタル雑誌のオンラインファン投票でBABYMETALが世界一になったと
記事になっていて、その反響も大きいと報じられていました。
これがさらなるビッグウエーブになるか、ただのスマッシュヒットで終わるかは
まだわかりませんが、今後のさらなる活躍を期待したいところです。
日本の音楽シーンは今は停滞していると言って良いと思いますが、
きっとまた由紀さおりさんの例もあるとおり
演歌や唱歌ももっと世界に広まってゆくかもしれません。
日本語は響きが美しいと世界の人たちは言ってくれています。
アニメのOPやEDの歌を
外国の方々が日本語の歌詞で合唱している動画を見ると
日本語の歌詞の響きが、
その人たちの精神に強く影響を与えているように感じます。
日本語の歌が世界に広まる事は、
日本人の根底に流れている波動が世界に広がってゆくことになるのです。
言語と音楽は文化の王様です。
大事に日本の歌を歌い継いでゆきたいものです。