ゴールデンウイークの押し迫った4月の暮れに
北本市に住む妻の知人から
今年のタケノコも終りだから堀に来ないかと
連絡が有った、
今年2回目のタケノコ堀り、
普通タケノコと言うとどちらかと言うと
丘陵地帯をイメージする、
ところが北本市は関東平野のど真ん中(?)で
タケノコのイメージと結びつかない、
辺り一帯は都心に近く
100万の人口を抱えるさいたま市に
隣接する割には田園地帯が広がる、
わが家の息子たちが子供だった30数年前には
付近の小川に美しいタナゴと言う小魚がいて
掬ったことを思い出す、
知人宅も収入の半分は稲作に頼っていると言う、
所謂タケノコは屋敷林から採れるのである、
15本掘って終わりにした、
その日の夕方妻がタケノコご飯を作った、
そこで昨年奥方に先に逝かれて一人暮らしをする
友人を夕食に誘った、
友人は畑で育てたカスミソウを
妻にプレゼントと言って
ひとかかえ持ってきてくれた。