我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

レクイエム (1)

2022-07-31 06:16:17 | うたごえ、カラオケ、他音楽

2022/5/5

ゴールデンウイーク終盤の5月4日

親戚の娘が歌うと言うので

内容も確認せずに聞きに行った、

会場は高崎シンフォニーホール、

始めていく会場だ、

プログラムのタイトルは

〈レクイエム〉

ーモーツアルトへの誘いー

てっきり何時ものように

親戚の娘アンちゃんを含めた数人が

歌の内容は兎も角

ソロで歌うものだとばかり思っていた、

所が始まると

指揮者の先生、

わが町の有名人 三澤洋史氏が

登場して準備された移動式のスクリーンを

前に講義が始まった、

題して「ワクワクするモツ勉」

これぞ先生の真骨頂

“さあ モーツアルトの勉強を始めよう”

と言うものである、

“しまった”と思ったが後の祭り、

今更コソコソ逃げ出すわけにもいかない、

スクリーンに映し出されたモーツアルトの

直筆原稿をあれやこれやと

指揮棒(?)で指さしながら

時にはフロアーに置かれたピアノを

自ら楽譜を見ながら弾きながら、

そんな講義が40分、

会場を見渡すと150人ほどの人、

見るからに我ら(私と妻)と同じ感じの

田舎のおじさんおばさんが占めていた、

たぶん 

親戚の或いは友人知人が歌うから

聞きに来たに違いないと想像した、

講義の内容はモーツアルトが「レクイエム」を

作曲するに至った経緯を楽譜も交えて

解き明かすと言うような内容に思えた、

これは明らかに音大生を前にして

話す内容だとも思ったがなす術は無し、

と言ってはみたものの私には

クラシック音楽を少しでも

大衆に広めたいと言う

先生の熱意とも解してみたが

こちらの集中力は続かない、

退屈しのぎにあらかじめ渡された

プログラムの裏面に目を通した、

この演奏会が開催されるに至った

経緯が記されていた、

それに大いに興味を惹かれた。


          次回につづく
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       ジャーマンアイリス
 


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