数日前
朝の散歩に中山道の旧道を歩いていた、
わが町は川を隔てて隣は埼玉県、
県境の神流川の橋を渡って
500メートルほど歩いた所に
新町八坂神社と言う小さな社(やしろ)がある、
社殿は数回の移転を余儀なくされて
かなり縮小されている、
この境内の中山道沿いに
芭蕉の句碑が建っている、
句碑の文字は読み取ることは出来ないが
脇に立てられた案内によると
「傘(からかさ)におしわけ見たる柳かな」
と刻まれているということだ、
いつもはここで立ち止まることなど無く
通り過ぎるのだが
この日は気になって
まず神社の参拝した、
それから句の説明や
句碑が建てられて経緯などを書いた
案内板を読んだ、
読み進むうちに
自分がなんとなく
文化人になった気分になるのが不思議だ、
わが町の往来で見かける
数少ない文化財に触れた散歩であった。
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