我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

五月の風

2023-05-11 16:59:17 | 老いの暮し

                              日立海浜公園

五月の風は

100万ドルのビタミン剤、

やっと生きてる老いた身体に

永遠の命を吹き込んでくれるよう、

五月の風は懐かしい、

あいつの言葉を思い出す、

流れる雲を眺めていたら

亡くなったあいつが話しかけてきた、

❝こんど遊びに行くからね❞

遠くに暮らして来れるはずもない

いつもの挨拶を繰り返す、

五月の風は人の愛、

気付かないほどのやさしさで

老いの体を支えてくれる、

そんなやさしさに支えられ

痛むからだを引きづって

俺の人生も少し続く。


追悼

2023-05-11 05:11:41 | 老いの暮し

❝春樹の死を悼む❞

48才でこの世を去った

春樹よ

残念でたまらない、

せめて下の娘が大学を卒業するまでの

あと4年と思って見ても

虚しさが込み上げてくるばかり、

幼い子供時代に父を亡くした

君の生涯に思いを馳せると

胸いたむことばかり、

そんな境遇の中でも

君はひょうきんとも言える明るさで

周りを笑わせた、

アッパレだ、

君の明るさにどれだけ救われたことか!!!

今はただ

君の冥福と

残された家族の健康を祈るばかり、

君に一輪の花を捧げよう。

 

              合掌

2023年5月11日  群馬のおじさん

 

 


歌謡祭

2023-05-09 05:41:49 | うたごえ、カラオケ、他音楽

歌謡祭と称するイベントに参加した、

カラオケの仲間に誘われて北本市で開かれた

第13回 「たんぽぽ歌謡祭」

主催は若草歌謡音楽院に参加したもので

当日までイベントの詳細は理解していなかった

と言うのが実情、

これは北本市近郊の幾つかのカラオケ団体の

発表会に他ならず

それへの特別参加という訳だ、

と言っても参加料は安くない、

いわばステージに立たせてもらうと言う立場だ、

昨今この手のイベントは多い、

北関東周辺を見渡すと月一開かれている感じだ、

高齢者が金と暇を持て余している証でもある、

この地に住むカラオケ仲間(3人)は私たち夫婦を除いて

頻繁に参加しているのである、

参加者150人規模の大会で3人共に入賞経験が

少なからずあり

ドレスアップしてステージに立つ

緊張感が忘れられないのであろう、

我われ夫婦にも声はかかるけど

程ほどの身支度はしなければならないので断り続けていた、

今回は清水の舞台から飛び降りるくらいの

覚悟を決めて参加したという訳だ、

参加数日前に普段着という訳にもいかないので

少しでもステージに映える衣装を買いに行った、

確かにおばちゃん(お婆ちゃん)たちの

衣装はスザマシイ!

テレビで見るプロ歌手をも凌ぐ、

一世一代の晴れ舞台の心境であろう、

そんな訳で今回165組の参加者の一人として

ステージに立った、

歌はノビ―と言う歌手の歌う「母の鞄」、

自分ではうまく歌えたと思っている、

終わってみれば緊張感がたまらなくいい、

機会が有ればまた歌いたい。


自己陶酔

2023-05-06 06:23:59 | うたごえ、カラオケ、他音楽

自分の歌に酔っている、

我ながらいい気なもんだ、

先日歌ってたところに顔を出した同居人(妻)に

❝どう 俺の歌❞と水を向けると

❝悪くはないけどもっと自然体の方がいい❞と諭された、

そうかもしれない、

それだけ気分が乗っているのであろう、

パソコンのユーチューブを見ながら聞きながら

マイクなど使わずに歌うのだが

カラオケボックスと遜色ないほど

気分がノリノリになるのはどうしてだろう?

昨夜も9時頃から自分の部屋に籠り

1時間10曲ほど歌った、

最近は以下のような曲を歌う、

(1)「母の鞄」

2日後に北本市の市民ホールで歌うことになっている、

ある会のカラオケ発表会に特別参加だ、

と言っても招待ではない、

参加費を払って歌わせてもらう参加で

自慢できるものでもない、

(2)「酒よおまえは」

行きつけのスナックのママさんに

褒められてすっかりその気になり

今ではお気に入り中のお気に入りとなって

事あるたびに歌っている、

自分では低音の地声をならず者っぽく歌うことで

個性的になると自画自賛している、

(3)「さだめ川」

スローなテンポで低音で歌えるので

気分ノリノリである、

(4)「夢一夜)

ひと昔前の売れっ子作詞家・阿木燿子の作品なだけに

タイトルも歌詞の内容も Very Good、

色っぽい事この上ない、

加えて作曲と歌い手が南こうせつとくれば

この曲を見逃すわけにはいかない、

(5)「哀愁の高山」

これ又

私にとっては気分の乗る曲である、

何がいいかって?

声に合うし歌の内容も好きだ、

更にはこの曲を歌う者が他にいないのもいい、

(6)「ゆうすげの恋」

むかしカラオケを習ってた頃

さんざん練習した曲である、

(7)「女のため息」

森進一の曲は全体に男女の愛憎生々しくて

歌ったことがなかった、

ある時町の公民館でやっているうたごえ教室で

「お袋さん」を歌ったら大うけした、

それ以来俺の声は森進一の歌に合う

と思うようになった、

この曲は思いっきりだみ声が許される

曲として最近歌っている、

(8)「風説流れ旅」

歌いごたえのある曲として歌うのが

この曲と「南部蝉しぐれ」

ちょっと高音がきつい部分も有るが

そこは逃げないで息を充分吸い込んで

思いっきり発声すれば何とかなる、

そこの挑戦がヤリガイなのだ、

(9)「抱擁」

若い頃九州に帰省する度に実兄と

スナックに歌いに行った、

兄は長年民謡の教室を主宰する歌い手だ、

声の質や声量、

曲それぞれの特徴づけに於いて

とても太刀打ちできない、

その兄がこの歌を気持ちよさそうに

歌っていたのを思い出す、

(10)「夜明けのメロディー」

まだ練習中

人前では歌えないが

持ち歌に加えたい曲である。

 


カスミソウ

2023-05-05 05:31:07 | 花 及び植物

ゴールデンウイークの押し迫った4月の暮れに

北本市に住む妻の知人から

今年のタケノコも終りだから堀に来ないかと

連絡が有った、

今年2回目のタケノコ堀り、

普通タケノコと言うとどちらかと言うと

丘陵地帯をイメージする、

ところが北本市は関東平野のど真ん中(?)で

タケノコのイメージと結びつかない、

辺り一帯は都心に近く

100万の人口を抱えるさいたま市に

隣接する割には田園地帯が広がる、

わが家の息子たちが子供だった30数年前には

付近の小川に美しいタナゴと言う小魚がいて

掬ったことを思い出す、

知人宅も収入の半分は稲作に頼っていると言う、

所謂タケノコは屋敷林から採れるのである、

15本掘って終わりにした、

その日の夕方妻がタケノコご飯を作った、

そこで昨年奥方に先に逝かれて一人暮らしをする

友人を夕食に誘った、

友人は畑で育てたカスミソウを

妻にプレゼントと言って

ひとかかえ持ってきてくれた。