記憶のやすらぎ空間 ー F邸完成！

庭は住む人を映す鏡です。
どんなに着飾っていても庭を見れば一目瞭然、...というほど、庭という空間には心が現れるそうです。

先週完成しましたF邸。







板塀の柱は鉄骨。何が出来るのかと道行く方々に尋ねられました。



板は天然オイル系塗料で匂いはありません。
取り付けるとこうなります。
表裏どちらから見ても美しい真壁です。




アプローチは歩きやすさと水はけを考慮して洗い出し。



何種類もブレンドした露花オリジナルです。


アプローチへ向かう段差はナチュラルに...枕木のステップ。



煉瓦は国産アンティーク耐火煉瓦。美しい発色と味のある形がほっこりします。


ひとつひとつ並べていき、目地を入れます。
この作業が大変ですが、美しく仕上げるポイントです。
石と黒目地は和の要素で空間を引き締めます。

オリーブはふんわりした姿になる「ルッカ」。
煉瓦と石で縁を造ります。




空間にあわせて作った枕木の縁台。
サンダーで磨いたあと、亜麻仁油や蓖麻子油から作られた天然オイルで磨きます。
このオイルは香ばしいくるみの匂いで、いい香り

本物の重厚感溢れるオーダーメイド縁台です。




石畳から続く先は枕木の小道とレンガのテラス...。


枕木、石、煉瓦、、、二つと同じものはない、記憶をもつものたち。
カタログでは買うことのできない世界にひとつのものたちばかりです。
F様ご夫妻のやさしいお人柄とニコニコ可愛いRちゃんの天真爛漫さが溢れ、
ここにいるだけで思わず笑顔になるやすらぎの空間になりました。
敷地内には畑も！
これから楽しみです

たくさんのやさしい時間が流れるよう見守り続けています
ありがとうございました！

やさしさに包まれる庭

　　　　紫陽花の美しさに目をうばわれる季節ですね。
　　　　雨に打たれて咲いてる姿がまた美しい...
　　　　こちらは土砂降り雨の一日でした。

今日はお庭のプランの打ち合わせに伺いました。

施主の奥様とご縁があり、ガーデニング教室に来て頂いたり、
お庭のご相談を受けていたにもかかわらず、プランをお持ちするまで
二ヶ月近くもかかってしまい、本当に申し訳なかったです

初めてお会いしたご主人もすごく素敵な方でした！
それもそのはず、お仕事は空間コーディネーター！！
貴重なお話をたくさんお聞きすることができました。


今回、お師匠は自分のコンセプトや図面に納得がいかず、変更とやり直しを繰り返し、
二週間カンヅメでした。
そして、露花のテーマでもあります、「やさしさに包まれる空間」のご提案をさせて頂きました。
私も及ばずながら、三日間ほぼ徹夜で資料を作成致しました。
お師匠...いつも言いますが、急な変更はキツイです～


雨にもかかわらず、施主様には、作庭例を見ていただくため、Ｎ邸にご一緒して頂きまして、ありがとうございました！

そしてＮ様、いつも突然伺ってすみません
今日もとっても美しくて癒されました
次回、お庭のご紹介させてくださいね。
それから、また悩み事相談にのってくださいませ


今日の写真は全て、廣岡修一　作庭「保育園の庭」より使用です。





緑が濃く美しくなってきました。




緑のトンネルの下の小道。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やさしさに包まれる空間です。