有能な政治家をメデイアが創った偶像で抹殺してしまうのはどうかと思う。

自民党の政権時代、政官財癒着政治のカネ問題では
ほとんど触れることをしなかったＹ新聞が
今日の社説ではこんなことを書いている。

「裁判で小沢資金の解明を」という見出しのもとに、
政治家として国会で説明する必要がある、と強調している。

小沢元代表の強制起訴は、検察が起訴できなかった資料に基づいて
素人集団の検察審査会が決めたことであり、一般の検察起訴とは全く違うのだ。

ましてその内容たるものを報道はせず、
小沢＝カネというイメージを創り上げたのはメデイアなのだ。

野党である自民党は、メデイアが作り上げた（共謀？）
小沢＝カネのイメージを
政局に利用し、弱い大将を戴いた民主党を揺さぶっている。

そもそも小沢元代表の起訴内容は何だったのか報道機関はほとんど触れていない。
「小沢元代表からの４億円が政治資金収支報告書に記載しなかった」と
起訴された元秘書の共犯として検察審査会起訴がされたものなのだ。

報道の自由をかっぽした、しかも氾濫している日本のマスメデイアは、
ともすれば国民の判断を誤らせ、国の行く末を間違える事になり兼ねない。

自制した報道が求められるのは今が大切だと思う。
有能な政治家が、マスメデイアが創った偶像で抹殺されてしまうのは
国の大きな損害であるということを認知すべきだ。