のんべがぶえ土佐便り

人生の三本柱はズバリ!家族・音楽・ビール。
土佐の高知より、愛をこめて。

日頃の鍛錬(第九、感想の続き)

2013年06月28日 | 音楽
指揮者の西本智実さんは、
やはりスペシャルな方でした。

リハーサル。
指揮者の正面にいた私は、
その振る舞い、指揮ぶり、眼差し、つまり一挙手一投足を
気がつくと食い入るように見つめていました。
本当に恥ずかしながら、
お母さんコーラスなど指導させて頂くことのある私。
その不格好さを身近な者たちに指摘されても、
普段は開き直って笑い飛ばしますが、
今度という今度は、
ワンフレーズでも、一瞬でもいいから、
このような動きをしてみたい!
強く思ったことでした。
テレビドラマなら、ここで一念発起し、
西村さんに弟子入りを申込み、
主人公の波乱万丈の人生が始まることでしょう。

そして本番。
これは意図したもの?いや違う?
リハーサルではしていなかった動きが、
要所要所に盛り込まれ・・・
”じぇじぇ”を心の中で連発する私。
あの指揮に瞬間、こちらも呼応することが・・・
できたでしょうか。

共演の時間は限られたものですが、
発信する、あるいは
受け取り反応するキャパが大きければ、
表現の可能性は広がります。
もちろんそれはソリストだけではなく、
何百人の合唱メンバーの一人であっても、
その準備が確かなものであればあるほど、
より深く音楽を知ることができる。
そして、終演後の想いも質の違うものとなる、のではないかな。



コメント (1)
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