甲斐さんが「野球の話は出来ない(笑)」とおっしゃっていた福岡での
「ご当地プロ野球ネタ」のMCは、今年の日本シリーズの詳細に触れられることなく
「(日本シリーズに)7回出て、1回負けただけだろ!」という鼓舞に始まったものの
地元の皆さんからは、イマイチ大きな反応がなかったらしい(苦笑)
ただ…「中日なんて、3年連続最下位だよ?(笑)
でも、こないだツアーで行ったら、意外と明るいのよ(笑)あっけらかんとしてて…
まあ、中日みたいに、とことんダメな方が、ダメージ少ないのかも知れないけど…(笑)」
…と鉄板ネタを話された辺りから、徐々にポジティブな反応が感じ取れるようになり(笑)
「立浪(監督)も辞めて、丸投げしちゃってねぇ?
でも、これで、PL(出身)の監督はいなくなったんですよ
だから、PLの野球はダメということがハッキリした(笑)」と、おっしゃったトコで
観客の笑い声に気を良くされたのか?(笑)
翌日に予定されている、ホークスの祝賀パレードのクラウドファンディングが
「あんまり集まってないんでしょ?(笑)」と甲斐さん(笑)
「僕ね、4才か5才の時に(西鉄ライオンズの)パレード観てるんですよ!
ウチが、博多のド真ん中にあったんで、兄貴たちに連れられて…
イイと思うよ?パレード…金出せよ!(笑)」…って
奥さんが「だったら、甲斐さんが出してあげれば?(笑)」と
心の中で密かにツッコんだことはさておき(笑)
「えっ!?福岡って、こんな感じだった?
イジったらいけないと思ってたけど、イジリ甲斐あるねぇ?面白いなあ!(笑)」
…と、少し驚かれたご様子で、おっしゃったあと
最後に「まあ、小久保(監督)に『クソーッ!』と思うトコはある」と〆られたんだとか…(笑)
これまでのMCで、冗談めかして話されていたのとは裏腹に
ホントに「福岡では野球の話がしにくい…」と悩ましく思っていらしたのかも知れませんね?(笑)
それはともかく…7曲目の「カーテン」を終えられたあと、ギタリストお二方のお名前をコールされ
毎回必ず口になさるという「これだけやったらね
あとはサービスショットみたいなもんだから(笑)」とのお言葉通り…と言っていいのかな?(失礼!)
甲斐さんが、何万回…イヤ、何十…何百万回とお歌いになっているであろう「裏切りの街角」
当時、甲斐バンドの「カラー」を打ち出され、この先進むべき方向を見据えられた1曲であり
ファン歴50周年(笑)の奥さんにとっても、ある意味「HERO」よりインパクトがあった曲ながら
…というか、それゆえに、アニバーサリーライブの
「定番中の定番」と化していて、ついつい「聞き流し」がちに…(失礼!)
まあ、だからこそ、札幌公演で、地元の方とおぼしき?観客の皆さんが
最初から最後まで、しっかりと歌っていらしたことが、印象に残っているのかも知れませんが…?
さて、ここで「アコースティックセット」のお時間となり
「刻みがない」演奏が、いかに「怖いこと」かを説明なさって
「OSがキッチリしないと…」と岡沢さんにプレッシャーをおかけになった甲斐さん(笑)
「イーグルスのように」フロントマン全員がギターをお持ちになる「安奈」に行こうとされて
ご自身がアコギを手になさってないことに気づかれ「えっ!?三好…?」とキョロキョロ(笑)
その三好さんは、おそらく?MCが終わるタイミングを待っていらしたんでしょうけど
奥さんの覚えている限り、甲斐さんの方から三好さんに声をかけられたのは、この日が初めてで
「これまでは、MCの前に渡してたんだっけ?」という気がしないでもなかったんだとか…
ともあれ…この日は、吉田佳史さんのサポートがあったため
「ドラムレス」での演奏の緊迫感は軽減されていたようで、つつがなく「安奈」は終了♪
そして、名古屋公演から加えられたという「KAIBAND STORY BOX」の話題へ…
「アナログ2枚、CD3枚というBOX SETがリリースされました!」と高らかにおっしゃったものの
この会場に詰めかけていらした観客の皆さんには、取り立てて目新しい話題ではなかった
…っていうか、すでに購入済みの方も少なくなかったでしょうし、反応が薄かったみたいで
甲斐さんは「ここ、拍手ね?(笑)」と一言(笑)
奥さんは、慌てて拍手するオーディエンスの皆さんを眺めながら
「拍手したら、したで『イヤイヤ、いちいち拍手しなくていい』って言うよね?(笑)」とツッコミ(笑)
「ナッシュビルの『スターリング・サウンド』の
テッド・ジャンセンが、リマスタリングした…彼はもう、名人ですけど…
CD3枚の内の1枚はボーナストラックで…」と
甲斐さんが、アマチュア時代に、レコード会社に送るために録音なさった「アップルパイ」の話へ…
1年前に、松藤さんから、その音源を持っておられることを告げられ
今回のBOX SETに収録することをお決めになったと明かされたあと
「でも、そのデモテープを録音した時に、松藤はいなかったんですよ
俺と大森さんと、長岡…あと『ジェフ』っていうバンドのリードギターと4人で録ったんで…
この時のアレンジが、すごいイイんですよ!
でも、アルバムのレコーディングしてる時、それ、すっかり忘れてて…
こっちの方がいいじゃん!って…(笑)今からでも差し替えたいくらい…(笑)」…って
長岡さんがお見えになっていたそうなので、名古屋公演より詳しく話されたのかなあと…?(笑)
それはさておき…「アコースティックセット」の2曲目「かりそめのスウィング」も
「トントン拍子」の手拍子で暴れまくり(笑)いよいよ、ライブ後半に突入♪
11曲目の「嵐の季節」では、ゴスペル調コーラスのSEが流れ始めた途端
「おおーっ!」というどよめきと拍手が起こったそうですが
奥さんは、かつて、ダイエーホークスのデーゲームと、甲斐バンドのライブが重なった際に
観戦後に来場されたとおぼしきユニフォーム姿の皆さんが、お疲れだったのか?
ホームゲームで負けて落ち込んでいらしたのか?
この「嵐の季節」が始まっても、重苦しい雰囲気のままで(汗)
サビを歌って、拳を突き上げているのは、場内に4人だけ(汗)
その内の3人は、奥さんと甲斐友さん達だったらしく(苦笑)
しかも、3人の中の1人は、ふだんこの曲で拳を上げない人なのに
「あまりにも周りが反応しないから…」と思わず取った行動だった(笑)
…といったことを思い出したみたいで「ホント、ライブって『ナマモノ』だよねぇ」としみじみ(笑)
そして…12曲目の「ティーンエイジ・ラスト」は
「96年の再結成の時に、ミーティングをしてて
大森さんと出会った時から、その時までのことを書こうと思って作ったナンバーです」
…との言葉から始まったそうで、毎回、ただでさえ涙腺が弛みっぱなしの奥さんは
「えっ!?『出会った頃』のことだけじゃなくて、それから現在(96年)までのことも?」と知り
「甲斐バンドは、大森さんと作ったバンドだから」という甲斐さんの言葉の深さを感じたらしく
これまでのライブハウス公演で流した「若さだけを武器に夢を追う青年たち」を思う涙とはまた違う
歳月の重みみたいなものに感慨深さを覚えた涙だったようです
それからあとは…「氷のくちびる」「翼あるもの」「漂泊者」と畳み掛けられて本編が終了♪
「早めに帰って来るからね!」という甲斐さんの言葉通り
ホンの2~3分で、メンバーの皆さんが戻って来られ「ダイナマイトが150屯」が始まると
ほどなくして「黒T」にお色直しなさった甲斐さんがご登場♪
この時、蹴り上げられたマイクスタンドは、今ツアー最高の高さでキレイな弧を描いたらしく
奥さんは、思わず歓声と拳を上げながら「やればデキる子なのよねぇ(笑)」…って何目線?(笑)
甲斐さんもゴキゲンなご様子で、間奏では、いつもより余分に?(笑)
スタンドを振り回していらしたそうです(笑)
ここで、メンバー紹介があり、この日もイナピーさんのお名前をコールされたあと
「あの帽子をかぶると元気になるらしい(笑)…取るとシュンとなる(笑)」とイジられたものの(笑)
松藤さんが、ドラムセットを降りられ、ステージ前に「出て来る・来ない」問題には触れられず…(笑)
ともあれ…アンコール2曲目の「吟遊詩人の唄」は
甲斐バンド初のライブアルバム「サーカス&サーカス」に収録された、この曲を彷彿させるかの如く
女性客の皆さんの歌声が、男性陣の声を圧倒するほど大きかったんだとか…(笑)
そして、甲斐さんが、大ラス「HERO」へ行こうとなさって「やるよ!」とおっしゃったものの
観客の反応が思っていらしたより、小さく感じられたのか?
「やるよ?やるよ?大丈夫?」と甲斐さん(笑)
でも、気合いの入った反応が返り、いざ「HERO」が始まってマイクスタンドを蹴られると
「ダイナマイトが150屯」の時みたいに、上手く回らず
「ナンでだよ?」といった感じで、口をトンがらせていらしたと思ったら
ナゼか?奥さんの方をご覧になって、指を差された(…と主張(笑))らしく
「ええ~っ!?私のせいなの?(笑)」とクスクス(笑)
真偽のほどは判りませんが「スネちゃった甲斐さん、可愛かった~♪」そうです(笑)
それはともかく…演者の皆さん全員での「ご挨拶」が終わり
「甲斐バンド」のお三方だけで、観客の拍手と声援にお応えになったあと
甲斐さんが、ステージから降りられる前に
「来年また会うよ」という嬉しい一言を残して行かれたことで
会場の外に出るまでの遅々として進まない通路では、地元のファンとおぼしき皆さんが
「来年!」「来年!」と声を弾ませていらしたらしい(笑)
50年間…もしかしたら、それ以上に長い間、応援し続けておられる方々がいらっしゃる街で
甲斐バンドのお三方も、リラックスなさったご様子で、楽し気にプレイされていたみたいで
「だから『福岡』は外せないんだよねぇ♪」と奥さん(笑)
まずは、発表されたばかりの「ビルボードツアー2025」のスケジュールを確認し
福岡の宿の手配をしておりました(笑)
余談ですが…アフターライブは、帰宅組の甲斐友さん、別の友人と食事に行く甲斐友さん
ライブは欠席ながら、打ち上げだけ参加の福岡の甲斐友さん(笑)…以外のメンバーで
この日、イベント目白押しの博多の夜の街で「座れるお店」を探し歩き…って
この日初めて入ったお店が「大当たり!」だったようで、大変美味しく戴いたあと
別動隊の甲斐友さん達と、打ち上げだけ参加の甲斐友さんと合流すべく
「甲斐さん御用達」の屋台が出る辺りで待ち合わせ…って、前夜が休業だったので
「今日も出てるかどうか…?」と、期待せずに向かったところ
信号待ちをしていた道路の反対側からでも、見覚えのある佇まいが見て取れ
信号を渡って、屋台に近づいて行くと、打ち上げだけ参加の甲斐友さんが、すでに到着していて
「久しぶり~!」と話しかけながら、何気なく屋台に座っておられるお客さん達に目をやると
一番奥の席の男性と、奥さん達が立っている歩道に近い方の席の男性の間から
茶髪の頭部が、カウンターへと近づいたり離れたりするのが見えて「えっ!?甲斐さん!?」とビックリ!(笑)
Zepp FUKUOKAで「会えた」博多の甲斐友さんから聴いた話によれば…
この日のライブには、甲斐さんの同級生の方々が、大勢お見えだったそうで
どうやら、屋台で「プチ同窓会」が開催されていた模様(笑)
「その予約が入ったから、この日は営業してたのかなあ?」と奥さん
ただ、いつもなら、甲斐さんが来店される際には、屋台は貸し切り状態になるはずが
この日は、甲斐さん達が、ぎゅうぎゅう詰めで屋台の半分の席を占められ
あとの半分には、一般のお客さん達が座っていらしたらしい
ともあれ…甲斐さんが、同級生の皆さんと楽しそうに話されているのを眺めていたら
先着していた福岡の甲斐友さんが「どこかのお店に入ろうか?」と言い出し
奥さんが「えっ!?イヤ、私はまだ動きたくないんだけど…?」と返すと「ナンで?」と訊ねられ
「えっ!?だって、もうちょっと甲斐さんを見ていたいし…」と答えた途端に「えっ!?」となり
先着していた甲斐友さんは、甲斐さんがいらっしゃることに全く気づいていなかったことが判明(笑)
「知ってて、ここに立って待ってたのかと思ってたのに…(笑)」と奥さん達は大笑い(笑)
ちなみに…
この屋台での甲斐さんは、やはり同級生の方々と同い年とは思えないほど若々しく見えたそうだけど
それは、単に、甲斐さんの髪型やファッションのせいだけじゃなく
手を叩いて後ろにのけ反りながら爆笑なさったり
すぐ隣に掛けておられる方のお顔を真っ正面から見つめられたり…といったご様子が
「ちっちゃな子供の仕草みたい(笑)」で「超可愛かった~♪」からだそうです(笑)