建御柱が核心に入ります。
「よ~いとまけ」木遣り隊の打ち振るオンベと声に合わせ会場全体から柱を立ち上げる応援歌が響きます。
柱に乗った二人も呼吸を合わせて「よ~いとまけ」ワイヤーが巻かれ柱は次第に立ち上がっていきます。
順調に地面に直角になろうとしていた矢先でした。「グラッ」と柱が左に傾いてしまいました。見ているほうも怖かった。仕事を終えて、柱を降りて来たお二人は弱音をはきませんでしたが、怖かったでしょう。
建て方班は、柱の確保に懸命。そして引き起こしにかかります。ワイヤーの位置を変えての作業だったのでしょうか。
会場いっぱいに拍手と歓声が広がり、胸をなでおろすまでの時間は、後で写真の撮影時間で確認してみました。手に汗したのは10分間余。いやあ~その時間の長かったこと。