ひどい暑さの中「一の柱」の曳行は続きます。 親分の柱はとにかく太くて重い。午後の部からはソフトドリンクに加えてアルコールのサービスもあります。ほどほどにいただいて、汗を拭きふき引き綱に力をこめます。
中央自動車防音壁に沿って御柱は行きます。左土手上に有線テレビのお嬢さん。終日一人で、カメラ抱えて走り回る。これも過酷な労働です。プロの目できれいにまとめた映像を後日流してもらえるのです。
道筋のお家からのおもてなし、ありがたくそのご行為をいただくのでした。
曳き始めてから2時間を経過しています。炎天下老いも若きもやはりくたびれる。
一休みのあとは「子供木遣り」その可愛いらしい声に合わせて柱は動き始めます。
こちらでもおもてなし。飲み物いっぱい。果物もお菓子もいっぱい。
木遣りが「あと少しだでお願いだあ~」と言ったのかどうかは知りませんが・・・。
雨が降る降るという天気予報のもと、幸いにも一粒の雨滴にあうことなく、予定どおり曳き終えることが出来ました。これで「山出し」のお祭りを無事終了。当然のことながらこのあと境内で暗くなるのもいとわず、慰労の宴の楽しいひと時があるのでした。
木遣りが「奥山の大木、里に下りて神となる」と唄います。 そんな「おんばしら」翌日、柱置き場を訪ねてみました。約2.4kmの御柱道を多くの氏子衆の手によって約4時間の曳行。長さ11.5m、多くの年輪を刻んだモミの大木が、この地で約一か月間10月1日「里引き」の日までお休みになるのです。