チューリッヒを夕方出発する、スイスエアー機。
なんとなく、チューリッヒ郊外の町並みの灯りが、リアルだと思ったのだ。
今日は知人からの質問がでたので、言われてみれば.....という話である。
飛行機を操縦すると、何とも不思議な普段使わない専門用語が出てくる。
最初に困るのは 単位のことかな...
まず、速度とか高度だが、アメリカで使用している単位が採用された。
スピードが Kt ノットと呼んでいる。
高度は Ft フィートである。
でも、これとて国によっては異なることがある。
すなわち、旧社会主義圏の管制は高度をメートル単位で指示してくるらしい。
日本人は、コッチが分かりやすいじゃないと思うが、アメ車ならぬ、アメ機
を操縦していると、測定系はメートル換算してくれないので、結局、管制から
聞いたことを手計算で換算しなければいけない。
(Fsの管制指示は、 世界中共通のフィートだ...よかった..)
ちなみに、我々が英語を覚えるのと同じ理屈で、最初は不慣れな単位系も、
340ノットだとオーバースピードぎみとか..V1は125ノットとか...やっているうちに
慣れてしまうところが、すごいと思う。
おらは、あえて換算値は出さないことにする。
飛行機の操縦に換算している暇は無いからだ。
(高度は絶対値だと言いかねないけど、管制の指示もフィートだから関係ない...)
おらたちだって、1Mってどのくらいだっけ?とか、換算している人は
まず、いないと思うからだ。
(我が家の爺さんが言っていたが、1メートルは何尺かい... 同じかな...)
でも、こんなに単位が色々あると困ってしまうこともある。
1例だが、慣れが恐ろしい結果を、もたらすこともアルのだ。
実際起きたことだが、燃料の搭載の単位をポンドとキログラムを
誤ったということがあった。
(大体、燃料って 、ガロンとか? リッターじゃないの...?
飛行機にとっては大事な燃料だって、お荷物なんだ...とか思ってしまう。)
て゜、少ない燃料で飛んでいった飛行機は巡航中、突然ガス欠により
エンジン停止ということが発生。
この時は、奇跡的に近くの空港にグライダーみたいに着陸したらしい。
さて、管制からの方向指示だが、何時方向という指示がよくある。
実は、おらは、このゲームに取り組む前は、全然分かってなかった。
まぁ、アナログ指針式の腕時計を準備すれば一発で解決する。
その時計を、普通に見ている向き、そのものが、何時なのだ。
すなわち、自分の真正面が12時、右隣が3時で、真後ろが6時、
左が9時なのだ。
これも慣れが必要だ。
(Fsは、これでいいが、本物の管制指示は右45度とかいう表現だ...)
さらに、滑走路に書いてある数字も気になる。
あれは、方位を360度に分割した、下の1度代を四捨五入して表示して
あるらしい。 (基準は北で0度...すなわち360度 滑走路36が北なのだ)
ちなみに、あの数字は向きを示している。
北が36で、東が09、南が18で、西が8でなく27だ。
例えば、羽田の34滑走路というのは、東京湾を木更津側から進入する。
すなわち、南南西から進入して、北北東向き(340度....滑走路34) に
入ることになる。
飛行機の、操縦席の方位表示盤も、この数字式方向で示してある。
これも、慣れたら便利な単位系だと思う。
でも、シナリー作りの人ゃ、実際に、滑走路を作る図面書きさんは、
ここだけで満足しない。
この単位の基準の北とはどっちなのか?があるのだ。
今日は、このへんで... この話は宿題だ。
はじめまして。
燃料の量をガロンやリッターという「体積」の次元で表さず、ポンドやキログラムといった「質量」の次元で表すのは、温度によって燃料が膨張収縮するからです。
仮に温かいところで沢山燃料を入れたつもりになっても、実際の燃料のモル数というか物質量(質量に比例する)が少ないために、航続距離が減る可能性があるので危険なのです。
離着陸を無視したどんぶり勘定ですが「空気の摩擦力×飛行距離=タンク内の全ケロシンの燃焼熱」というエネルギー次元の式が常に成り立つことは自明でしょう。
このことを逆手にとって、ガソリンを安く買いだめしたいなら、冬に一万リットルくらい買っておくのもいいかもしれません。夏になったら多少膨れているかも(笑)
また、それ以外にも重心位置計算のために質量による計量の方が好都合という理由もあると思います。
単位による燃料の入れ違えで起こった事故といえばお書きになっているカナダ航空のB767滑空事故でしょう。また、サン・テグジュペリも多すぎる燃料のために離陸重量が大きすぎて離陸に失敗し、南米で瀕死の重傷を負っています。
よく考えてみると、燃料も物質なんですね。
当日記のFSX化ですが、しばらくは様子見状態です。
グラフフィツクボードの変更をするために、
ハードを、ほとんど取り替える必要性があるため、
WINDOWS VISTA の発売待ちの状態に陥っているため
です。