FS2004 と XPLANE 日記

MSFS2004 と Xplane の遊び方

知人が飛行機本を買ったのだ

2008-02-27 08:26:34 | フラシム理科算数??
だそうだが...
とても良い傾向だ..と思ったら..
初日にして読んでいて..つまずいたらしい...

この本..
入門編と書いてあるけど
使用している用語が専門語のつなぎで難しい...
と..
2ヶ月目の知人が..言っている。
で..
その1つに..こんな言葉の意味を教えてくれ...ときた。
(他にも沢山あった..ココでは端折る)


最大離陸重量を増加した長距離タイプの...


なんで..
最大離陸重量を増やすと長距離タイプになるの?..
おらもピンときた。
この言葉は屁理屈としては未だに愚問の用語だと思っている..
どうも2ヶ月目の知人曰く..こんな考えが沸いてきたらしい。


1.長距離を飛ぶのなら
 1燃料タンクを増やすか..
 2エンジンを低燃費にするか..
 3お客とか貨物を機体重量を減らせば..

2.最大離陸重量...
 その飛行機の最大で空に向け上昇できる機体重量でしょ..
 なら..燃料じゃなくて貨物とか人でも良いわけじゃない...
 と..普通は考えないかなぁ...


ということらしい...
専門家の人も..たぶん笑いながら...
上の内容はそれでも正解と言ってくるだろう..     
その程度の言葉だ。
この言葉は..かなり内容が短縮というより圧縮されすぎた..
マニアックな言葉が、
いつのまにか航空一般本にも使われていたり..
素人入門本には使わない方がいいと..おらは思う。


現状は..
そんなに高度技術がこのエンジンに対しては
発達しているわけで無い。
効率5割増しなどと夢見たいな話ほど燃費はあがってない。
それでも..エンジンの低燃費は最近の新世代エンジンで
クローズアップした話だったり...

それでも..
カナリ前にDC-8のジェットエンジンを、現在主流のファーンエンジンに変えたら
エンジンの燃費改善のみで3割ほど航続距離アップした。
燃料なんか余計に積まなくても航続距離は大幅アップするのだ。
こんな機種だって実存している。
ちなみに..これが今日CFM56エンジンが台頭できたきっかけになっている。

更にだ..
燃料を積まないで、貨物をなるべく積む..
は貨物機が実際やっている。
だけど...
旅客機はというと乗客数に対して緊急脱出の制約が大きい....
非常脱出口を増やすとか..座席配置など搭乗人数増加策は
限られたスペースである以上難しい。

以前おらの知人が..
飛行機も上方のスペースが空いているから
B寝台みたいに蚕小屋ベットにすれば..
もっと今の座り姿勢より..楽に沢山の人が長距離線で旅行できる..
とぼやいていた..
実は航空会社も以前検討したらしいが...

話は戻るが..
貨物機はニューヨークゃ欧州便は..
そんな運行なので 未だに航続距離が足りずアンカレッジ経由なのだ。
ついでだけど..
貨物搭載で重量アップも燃料を増量で重量アップも
機体構造の補強しなければいけない可能性が大きい。
すると..機体重量まで増えてしまう。

さてさて本題に戻るけど..
専門家の人は簡単にこう答えるかも....
元々..飛行機は燃料が沢山詰めるようになっている。
すなわちジャンボの例だと..

最大離陸重量380トンくらい..
機体重量170トン...燃料最大170トン...あわせて340トン..
あと40トンは人とか貨物を積める。

でも..こんなことはしない。
大体..
機体が重いと離陸滑走路が長く必要。
あと燃費がメチャクチャ悪い。

とにかく..
自分で消費する燃料を機体重量と同じだけ持って上がれる。
こんな燃料を運ぶための燃料が必要という..
長距離便ほどメチャクチャに想像越えの大量の燃料を必要とする...
そんな悪循環に落ちてるのが、現状の長距離機の宿命なのだ。

ついでに..ここで気が付いた人もいるかも..
要は..
燃料を積まないで済む短距離線ターゲットの機体は
それだけで持って上る燃料は少ないので
元々..長距離機と比すれば燃費がメチャクチャに良い。

だから..
低燃費という概念で飛行機の性能比較するなら
その機体の航続距離とも比較しないと
何を比較しているのか..
すぐ燃料補給が出来る自動車と違い、飛行機の場合解らなくなる。

飛行機の低燃費性能は..未だに..
こんな搭載燃料の重さに縛られてしまうのだ。

飛行機の輸送力も..80人級とか100人クラスとか言うけど..
結局..これをターゲットに更に航続距離も加味..
小さく機体の搭乗人員を分けたのにも..こんな話が絡んでくる。  

この話がピンと来ない人に..
自動車で北海道から九州まで移動するのに
ガソリンスタンドを何回寄ってから運転しますか?..
飛行機はこの区間ノンストップが当たり前ですよね..
もし..
自動車がノンかトップで行きたいなら500リッター以上
燃料を搭載する必要性があるかも..
出発点の北海道はタンクローリー車みたいな感じで出発。
最初の頃は九州まで持ちこたえる燃料が重くて..
燃費がメチャクチャ悪い..
で...
終点近くはでヤット軽くなる。
こんな話を想像してみてください..

飛行機の低燃費と自動車の低燃費の話は
こんなに発想が違うんだと..

また話を戻すが
この愚問の一般的解釈として..
現状では最大離陸重量増加とは..
お客とか貨物は今までの重さでも..
持って上る燃料がその分増やせるよ...こんな話らしい。


更についでだが..
そんなお客を減らす長距離便は実際に存在する。
現在世界ノンストップ最長便は
シンガーポール航空のシンガポール--アメリカ ニューアーク(ニューヨーク)
を飛ばしているけど..
元々この点では最高性能のA340-500を使用しても距離があるため..
お客を制限して少しでも多くの燃料を持って運用している。
こうまでしてやらなければいけないのは..
営業的なニーズかな..
今までは途中の台北か東京に寄っていたけど
この寄り道時間がほしかった..
4時間は違うのだそうだ..
現在..
18時間30分も空を飛び続ける断トツの最長距離便だ。

でも..
こんなこと言ってもわかりずらいか..
マイカーだって満タンですら50リッター..
たぶんメタボオヤジを乗せた方が燃費が悪くなりますよね..
程度からだと想像もつかない話だったり..

とにかくこの手の話は..
航空会社にも専門の計算担当がご在籍..
ディスパッチャー運行管理者さんが..ちゃんとサポートしておられる。
運行に対して責任も持っておられる。

Fs2004も..
この話は直結している。
なので少々深く書いた。

さて本題が抜けていた..
最大離陸重量がアップしたこと...
搭載エンジンの馬力がアップしたから出来たことなんだとね...
あとは..
それも1つの結果だと言った方が良いかも...



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