FS2004 と XPLANE 日記

MSFS2004 と Xplane の遊び方

風 を知りたいのだ

2006-11-22 07:42:24 | 気象屋さん的FS

あんまりFS的な話にならないのが、この気象の話。

飛行機と気象は関係大有りだけど、
大雑把に言って多分2点が気になる。
1つが見通し距離。  それと今日の風。
ついでに積雪もあるけど... 基本は除雪する。... なるべく無いと解釈するしかない。
あと雷もあるけど、落ちても大丈夫な設計だそうだ。
電位差が発生しずらいので、電流が流れない... 

すなわち人間さまは燃えずに済む..  ついでだが、人間は250mAで死ぬことが
出来るらしい。...  ちなみに 高電圧同電位状態は これからの季節体験できる。
静電気がまさにその状態..  おらもドアのノブを触りたくないのだ...
ちなみにアースを取りましょうなんて、地球を0V基準にしているけど、
本当は地球だって何ボルトあるかわからない...  単に地球との間に何ボルト差が
あるかを相対的に表現しているだけだ...我々が口にする電圧は一般的に
どこまで行っても、何と何の間にある電位差を表現しているに過ぎない。
物事は考えやすいように、勝手に絶対値に置き換えているけど、
本当は全て相対値としての概念の方が... 強いものは結構ある。
とにかく、この道20年のプロでも絶対値だと判断して、短絡事故を起こしている人
がいるくらいだから悲しい。(専門用語でアースが浮いている...と言う話だ..)

さて風だけど、飛行機にとっては重要である。
ところで素人のおらは、こんなことを考えてみた。
飛行機を空に浮かべるためには、2つの方法がありそうだ。
1つは自力で走行して風を起こす...  一般的に飛行機はコッチを使っている。
2つ目は聞いたこと無いけど、外部に巨大な扇風機みたいな物を設置して
無理やり飛行機に風を向ける...

実は2つ目はやってないけど、近いことはやっている。
飛行機の離陸滑走路は必ず風下から離陸する。
なぜかだけど...  ずばりこれも相対的な発想だ。
風下からなら120ノットで離陸できる機体で、20ノットの風が吹いていたら
理論的には120-20の100ノットで離陸可能だ。
ところが、風上から離陸するとこれが一遍する。
120+20の140ノットないと離陸しない。

とにかく、空気を翼に受けて飛行機は浮くので、空気の通過量が全てで
あることは以前書いた。...
空気の特性そのものであるから、空気が濃い高度の低い場所ほど、
同じ条件で浮かすにも、空気通過量は少なくて済む... すなわち離陸速度は
遅くても浮く。
高い山の上は離陸滑走距離が必要だと書いてあるけど、
その中の1つの理由はこれ... 空気が薄いと飛行機は浮きにくいのだ...
こう考えると... 紙飛行機選手権なんて 腕もあるけど、記録はやった場所も
影響があるはずだ..  室内で風が無い状態である以上。
空気の密度が濃い方が浮いている... ことになる。.    

ということで、一歩誤ると、大変な結果が待ち構えている。
空港の滑走路は風に敏感なはずで、滑走路チェンジが多いよね...
なんてスポットしていて思う日もあったけど、大したことない微風の日だって
ちゃーん と風にあわせて進入滑走路をチェンジしている。

ついでだけど、空母みたいに滑走路ごと動けるものは、こんなことをしている。
まず船を風下から風上に向かい全力前進させる。
すると、120ノットの離陸機でも、船のスピードと自然風が加わり
かなり離陸速度を軽減できる。

空母 は、もうひとつやっていることがある。
ウインチで飛行機を引っ張って加速すること。

おらは、グライダーを見て思うけど、本当はジェットエンジンは
風が少ない状態が一番能力が無い状態だから、
長距離便みたいに燃料を多量に入れないといけない機体は
トーイングカーのお化けみたいな車で、引っ張って離陸させれば、
ジェットエンジンの特性も発揮できるし、ガスタービンエンジンあたりなら
加速がいいはずだから、うまくいけば離陸滑走距離も短くて済むし、
余計な燃料も積まなくていいなど...
それなりにメリットもありそうな気がするが、こんな馬鹿げた話は誰も
言ってないから、デメリットも、かなり多いのだろうと思う。

それでも、おらは思うけど成田みたいに離陸まで40分くらいかかる空港は
トーイングカーに滑走路の入り口まで、張ってもらったほうが、いいような
気がする。
特に燃料一杯の重い長距離便あたりは、これだけでも効果がありそうな気がする...   ジェットは、あんな低速運転の時が、空気も吸えないから 吐き出す空気も
少なくなり、いくらエンジンで空気を燃やして膨張させても 一番効率の
悪い働きになる。

この話は、都心の短い滑走路の空港活用で、利用できそうだと思うのだけど、
とにかく、燃料満載の最も重量のある、低速からの加速時離陸時の
メインエンジンは大きくふかす必要性がなくなるので、騒音はかなり減らせる。  
まぁ 着陸の問題があるけど、かなり前進するような気がするのだ。
加速のついた機体は空気を思いっきリ吸い込んでいるエンジンのおかげで
7割稼動くらいで、飛ばせるのではないかと思う。

ところで、着陸時に進入滑走路が変わることが、FSでは時々ある。
リアル天気の状態で前線が通過していると風向きが突然逆になる
そして、着陸寸前でも中止指示で、逆向きに移動しないといけなくなる。

実は、ここにも上の話が関わる。
機体は着陸前は、なるべくスピードを落としているはずだ。
高速で着地すると 同じ着地でも機体にかかるダメージが大きくなるためだ。
しかし、これも風向きを風上に向かって着陸すればとりあえず、最低のV2速度
を保って着陸できる。  もし逆なら、その風速分、速度が落ちたのと同じことが
発生したことになるから、突然墜落する可能性もある。....
(Fsで経験ずみな方は多いかも..)
空港に降りる前にATISで風向きと風速を報じているが、こう聞くと重要性が
分かってくるかもしれない。

まぁ、このあたりが、FSと風の関係かな... と思うけど、
風に関しては重要事項があるみたいなので、追々調べてみるのだ。...


 



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