のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

ガレシャン話

2006-07-18 | 音楽
よく降りますこと。

6月だろうと7月だろうと、こうも ざんざかざんざか 雨の降る時候には
山田晃士と泥沼楽団『水無月のマリオネット』を聴かねばなりません。

降り出した雨に 穴だらけの傘で
ラッタッタ ラッタッタ ラッタッタ 辺りは水溜まり
神様もう少し 仲良くしませんか 
濡れねずみでおどける 水無月のマリオネット

(アルバム『世紀末キャバレー』所収)

メロディーをお届けできないのが大変残念でございます。

ヴォーカルの山田晃士氏、ずいぶん以前ですが『ひまわり』という曲がたいそうヒットいたしましたので、ご記憶の方もいらっしゃいましょう。

ひまわりがぁ~ ・・ 揺れているぅ~ ・・ 風も無くぅ~ ・・・

と いった曲でございます。
当時ののろは音楽にはほとんど関心がございませんでしたが
しばしばラジオや街角で耳にしたこの曲の、歌詞に漂う独特の世界観や山田氏の力強い歌声は
妙にのろの心に響き、記憶の中に刻みこまれたのでございました。
まさかそれから10年も経って、こんな所 ↓ で氏とまみえようとは思いもいたしませんでしたが。

ガレシャンのすべて

ガレージシャンソンショー。(「レ」は巻き舌で発音しましょう)
ヴォーカル&アコーディオンの、異色で愉快な ふたりぼっちユニット でございます。

↑ トップページの写真の向かって右、ややクラウス・ノミっぽいメイクの人物(爪も黒いのですよ)は、アコーディオン弾き・佐藤芳明氏。
いや、「IQ 80を誇るアコルデオン弾き自動人形」でございました、ここでは。

佐藤芳明 蛇腹活動報告

ちなみに、宮崎駿作品『ハウルの動く城』の主題歌で流れるアコーディオンはこの方の演奏でございます。
うまいことに今週の「金曜ロードショー」(7/24 21:00~ 読売TV)で本作が放送されますので
皆様ぜひチェックしてみてくださいませ。

ガレージシャンソンショー。
昨年の9月にクラウス・ノミを発見してしまうまでは、のろの1番好きなミュージシャンでございました。
即ち、今は2番目なのでございますが
おお、残念なことに、今月末をもって活動をお休みされるとのこと。
やんぬる哉!
この、ひねくれと諧謔精神に満ちあふれた、
そして確かな歌唱力と演奏技術に支えられた、
シンプルかつパワフルかつ笑かす楽曲の世界が
たった2枚のアルバムを残して終息してしまうとは!
どっかで聴いた話だ!涙

しかし、お二人の仲が悪くなったとか、音楽の方向性が異なる、という理由での活動休止ではございませんし
それぞれ音楽活動は続けていかれるようでございますから
いつか再結成する可能性なきにしもあらず。

あまり期待せずに待とうと思っております。

ちなみに、彼らのファーストアルバムには
ボーナストラックとして、ガレシャンとしての『ひまわり』が収録されております。
素晴らしい歌唱力を誇る山田氏の、艶のある、力強いヴォーカルに
囁くような、語るような、佐藤氏のアコーディオンが絡んでまいりまして
これはもう本当に
名演奏なのでございます。

↓レヴュー文がgoodでございます。

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