歩きスマホ、一向に減る様子がありません。
自転車で、乗りスマホしている人もいます。
昨日、事務所からの帰り道、人数を数えはじめたのですが、途中でやめました。
中に一人、紙に包んだハンバーガーを食べながら、歩きスマホしている若い女性。
歩き食いも珍しい光景ではありませんが、さすがに二刀流?というのは珍しい。
自転車を止めて、振り返って見てしまいました。
こういう女性に、なぜかステキな女性はいません。
ステキというのは顔かたちだけでなく、挙措を含めた全体の雰囲気や印象ですから。
本来してはいけない場所でしている、その自覚の無さが見苦しいのでしょうね。
わたしも食べ歩き、飲み歩きはよくしましたが、歩き食いという経験はほとんどありません。
もっとも、子どもの頃は別。
といっても時と場所は限られていて、縁日とか祭りとかのハレの日です。
思うのは、昔に比べて、公共性の感覚がマヒしてきているのではないか、ということ。
子は親を見て育つ。親が公私をわきまえていたら、子どもも大きくなればそうするでしょう。
だから、親や親々世代の公共感覚のマヒが諸悪の根源なのかも。
衆目を意識する、ということはとても大事なことです。
そうでない言動をすれば、非常識なヤツ、バカなヤツ、傍若無人なヤツと非難されました。
それがいつの間にか、自分のことしか眼中に無い人間が多くなった。
公共感覚がマヒすると公私混同がはびこります。
政治家の不祥事などは、ほとんどこの自他の見境がつかなくなる病気が原因。
企業の不祥事も根っこは同じですが、その処方箋となるとなかなか難しいようです。