永六輔さんの訃報を聞いて、そんなふうに思いました。
夢で逢いましょう・・・はるか昔、テレビがあった頃に見ていた番組です。
同じく訃報があったザ・ピーナッツもそこによく出ていた気がします。
昭和で数えれば90年経ちました。
一時代を画した人たちが次第に亡くなっていきます。
戦争を知る世代が少なくなるほど、70年生きてきた憲法も用済みに、ということなのでしょうか。
改憲隠しの選挙も、終わってみれば、各メディアとも、改憲勢力が3分の2議席確保!
姑息な手段に追随しているだけのマスコミらしいといえば、それだけのことなのですが・・・。
首相は、改憲が信任されたと、すっかりその気になっているのでしょう。
市民が「改憲反対」なんてデモをしなくてはいけない、そんな状況自体がすでに異常。
永氏は、10年も前にそう指摘したといいます。
9条を守ることは、99条を守ることだとも言っています。
「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」。
いま、それをきちんと守っているのでは天皇くらい、という説もあるくらいです。
戦争を知らない世代たち=憲法を知らない世代たち、ということなのかもしれません。
神奈川では「八紘一宇」発言の女性議員がメデタク当選しました。
これは、世界征服するぞ、という意思表示と思われてもしかたがない発言です。
ほんとは、発言した段階でクビが飛んでもおかしくないのに・・・。
神武天皇の実在を信じているといいますから、かなりトンデるお人みたい。
もっとも、集団的自衛権は違憲、という圧倒的多数の学者の意見すら無視する集団です。
歴史学者の通説を聞く耳を持っていなくて当然といえば当然なのかも。