夜中に起きた時、窓から下を見ると煌々と明かりがついています。
24時間営業のコンビニです。深夜、そんなに客が入るわけではないのに・・・。
店の名前の通り、7時から11時の営業に戻したら?
人件費や光熱費のほうが、絶対に売上より大きいと思うけど。
お節介ながら、いつもそう思ってしまいます。
もっとも、その分、高い商品を買わされているのでしょうが。
このコンビニチェーンでの経営方針で有名なのが品切れを出さないこと。
欲しい品物が無いと、客は他店に流れてゆく。だから、たとえ売れ残っても品切れはご法度。
これを、機会ロスの最小化というようです。
客にとっては品切れが無いのは便利ですが、加盟店にとっての負担は大きくなる。
売れ残って廃棄された商品の分も、本部にロイヤリティを支払わないといけないからです。
それに廃棄量が増えれば増えるほど、その費用も大きくなるというニ重苦。
つまり、加盟店の赤字が増えるほど本部の売上は伸びる構造です。
この加盟店のマイナスから、本部のプラスを生む「ロスチャージ会計」が妥当なのか。
米国などではすでに禁止されているといいますが、日本ではまだ決着がついていない。
本部の売上は好調でも、それはどうやら加盟店の犠牲の上に成り立っているようです。
しかも、加盟店オーナーの自殺が増え、バイトの搾取とかが常態になっているといいます。
ということで、このコンビニチェーンは、めでたく?2016年のブラック企業対象になりました。
でも、新聞、テレビ、週刊誌でも殆ど取り上げられず、ネットで話題になるくらい。
メディアが報じようとすれば、CMを打ち切るぞ、その本は店頭に置かない、となるからでしょうね。
煌々とした明かりの裏に潜むブラックな闇・・・なんともいえない気持ちになる話です。