ここ数年間、映画館や音楽ホールから足が遠のいています。
いまはネットで観たり聴いたりできることも関係しているのでしょう。
出かけなくてもパソコンに向かえば、たいていのものがそこにあります。
特にamozonのプライムビデオやミュージックのサービスが始まってからよく利用しています。
せっかくプライム会費を払っているのだから、観たり聴いたりしなきゃ損・・・。
そんなにセコイ性格をしているとは思わなかったのですが、やっぱりセコかったみたい。
昨日は、7年ほど前のフランス映画を観ました。
邦題は「オーケストラ」ですが、原題はLE CONCERT、ですから「協奏曲」。
ブレジネフ政権時代といいますから、たぶん60年代。
ボリショイ劇場の指揮者だったアンドレイは、楽団員のユダヤ人メンバーをかばって解雇される。
それが30年前のことで、いま彼はその劇場の清掃員。
たまたま劇場支配人の部屋を掃除中に、パリからのFAXが届きます。
あるオーケストラの代役出演の依頼でした。
それを読んだアンドレイは、昔のメンバーを集め偽のボリショイ楽団でパリ演奏を企む。
というところから映画が始まります。
で、ストーリーをばらしてしまっては、これから見る人の楽しみを奪うので書きません。
演奏するのはチャイコフスキーのバイオリン協奏曲。
アンドレイが出演を依頼したソリストは若手の女性バイオリストのアンヌ=マリー・ジャケ。
その彼女の出生の秘密が物語の最後で明かされます。
コメディ仕立てですが、笑いあり、涙あり、感動あり、の2時間でした。