ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

巨泉氏の遺言

2016-07-22 | 日記

 

月並みな表現ですが、昭和がまた遠くなりました。

永六輔氏に続く大橋巨泉氏の訃報に接しての感慨です。

どちらもテレビ文化の草創期に活躍した人でした。

 

我が家にテレビがあったのは、60年代から70年代にかけての10年間ほど。

わたしが20代前半から30過ぎにかけての頃でした。

いちばんよく見た番組が「夢であいましょう」と「11PM」(イレブンピーエム)。

 

いま思えば、テレビ界も試行錯誤の時代だったのかもしれません。

そのせいでしょうか、視聴率にとらわれない、いろいろな番組作りが行われていた気がします。

また、録画撮りよりナマ放送がまだ多い時代だったと記憶しています。

 

11PMでは、巨泉氏のアクの強い司会ぶりが印象的でした。

取り上げる話題も、麻雀、ゴルフ、競馬、釣り、お色気などと幅広い。

その一方で、時には沖縄返還など、硬派な社会問題も取り上げていました。

 

司会者として活躍していた50代なかばに、リタイア宣言。

2001年参院選の比例代表として民主党から立候補。

党内1位の得票を得て当選するも、安全保障問題で執行部と対立。

インド洋への自衛隊派遣にも反対し、わずか半年間で議員辞職。

 

という経歴をざっと見ると、議員を続けていて欲しかった一人です。

病床からも、週刊誌に「今週の遺言」を連載していました。

以下は、ネット記事からの引用です。

 

今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません。

だが今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずな事が連日報道されている。

書きたい事や言いたい事は山ほどあるのだが、許して下さい。

しかしこのままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。

安倍晋三の野望は恐ろしいものです。

選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。

7月の参院選挙、野党に投票して下さい。最後のお願いです。

 

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